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62、求職者関連情報コミュの83.10年後も食える「ソフトスキル」の鍛え方

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企業の倒産やリストラが相次ぐ昨今。グローバル化による外国人採用の増加や、65歳までの雇用義務化など、ビジネス環境は日々刻々と変化している。そんな厳しい環境を生き抜くために必要になるのが、「ソフトスキル」だ。

「ソフトスキル」とは、コミュニケーション、語学力、リーダーシップ、ファシリテーションなどのスキルを指す。これまで日本では、ロジカルシンキング、マーケティングなどの「ハードスキル」が注目を浴びてきたが、今後10年は「ソフトスキル」の重要性が増してくる。

では、これから求められる「ソフトスキル」とは何か?  リクルート出身で民間人として初めて東京都の公立中学校校長を務めた藤原和博氏と、ビジネス・ブレークスルー大学(以下BBT大学)経営学部教授でデロイトトーマツコンサルティング ディレクターのキャメル・ヤマモト氏に聞いた。

 (司会:宇野令一郎・BBT大学 学部・事務局長)

■ 自己紹介とプレゼンの決定的な違い

 ――まずは、お2人が重要だと思うソフトスキルについてお聞かせください。

 藤原:これからの時代に必要なソフトスキルを考えたときに、第一に挙げられるのが「情報編集力」だと思います。たとえば、「なぜマクドナルドはハンバーガーとポテトとコーラを一緒に売るのか」ということです。おそらくハンバーガーだけを売っていたら、マクドナルドはあそこまで成長しなかったでしょう。ただ単に3つを足しているよりも、付加価値が増殖しているんですね。

 必要なのは掛け算なんです。私の場合、「リクルート×校長」の掛け算をして、両方でマネジメントの力を証明したから、価値が3倍くらいに上がったんです。実際、リクルートのフェローでもらっていた年収は校長になって3分の1くらいに下がりましたが、校長を辞めた瞬間に5倍くらいに膨れ上がりました。もしリクルートにいたままだったら、おそらく価値は暫減していたでしょう。

 キャメル:私は「強みを作り、生かしきる」ことだと思います。皆さんも何かの「強み」は持っていると思うのですが、その「強み」をプレゼンして人を引きつけながら戦っていく、という意識がないと生き残れません。それに、せっかく生まれてきたのに自分のポテンシャルを出せない人生なんてつまらないじゃないですか。自分を出すことによって皆から刺激をもらい、育ててもらうことにもつながります。

 藤原:確かにそれは必要ですね。ただ、自分を出すときにそれが単なる「自己紹介」ではなく、相手に伝わる「プレゼン」にすることが重要です。自己紹介は、ただ単に自分の頭にあることを説明すること。いくらやっても、相手の頭の中にその像がきちっと描かれるかどうかわかりません。それはパワーポイントでやろうと、どんなツールを使ってやろうと同じです。

 大事なのは、自己紹介ではなく、プレゼンをやることです。仮にこの講演が終わってから私に話しかけようとしている人がいたとして、初めに名刺を出すようではアウトです。初対面の人に会って、まず目と目を合わせニコっと笑って、その後、相手の記憶に残ることを言えるかどうか――名刺なしで相手の頭の中に自分の像を描かせる訓練を徹底したほうがいい。

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130301-00013098-toyo-nb&p=1

――日本人は一般的に、プレゼンが苦手だと言われています。外務省に勤務したことがあり、海外での滞在経験も多いキャメルさんは、そこをどう克服したのですか? 

 キャメル:私の場合はキャメルというネーミングですね。10年以上前、個人がEメールを持ち始めたときに、なんとなくアドレスに「キャメル」とつけてみたんですね。そのアドレスを長く使っていくうちに、自分の名前にもキャメルを使ってみようと思いまして、外国の方に会うたびに「My name is Camel Yamamoto」と名乗るようになったんです。

 すると当然、相手は「Why? 」と聞き返してくるので、その都度、思いつきで「昔、エジプトにいたからだ」と言ったり、ヨガをやっていたので「ラクダのポーズ」を決めてみたりしました。自分のユニークさをさりげなく出せるようにしておけば、英語がさほどできなくても、すぐに相手の心をつかむことができるんです。

 ――それは、すごいインパクトですね。

 藤原:みんなミドルネームをつけますか(笑)。

 キャメル:こういった講演会に出席すると、外国人が来ると勘違いしている人が多いので苦労しますが(笑)。

■ 努力をすれば、「1万人に1人」になれる

 ――藤原さんにとって、ソフトスキルがある人とは、どのような人物だと思いますか? 

 藤原:具体的な名前を挙げればきりがないし、スティーブ・ジョブズだと言われても、「それはそうだけど、なれないじゃないですか」という話になってしまいますよね。

 では、どういう人にソフトスキルがあるのかというと、先ほども言った掛け算ができ、付加価値をつけることができる人だと思います。こういった講演を聞きにきて勉強しようと思う人ならば、すでに会社の中で「100人に1人」の人くらいにはなっていると思うんです。でも、それだけでは、ただの「100人に1人」で終わってしまいます。重要なのは、ほかの異分野でも100人に1人になって、それを掛け合わせることなんです。

 たとえば、お笑い芸人になりたい人がいたとします。その人が明石家さんまになることは難しいでしょう。彼は100万人に1人の人ですから。でも、努力すれば「100人に1人」くらいにはなれる。お笑い芸人ではなくても、この会場にいる全員を笑わせることができる人はザラにいると思います。

 同様に原宿のカリスマ美容師になることは難しくても、自分の住む地域で一番の美容師にはなれるかもしれません。その「100人に1人」と「100人に1人」を掛け合わせて、「お笑い美容師」という職業を自分で作って徹底的に売り込んでいけば、100人×100人で「1万人に1人」になることができるんです。それが、先ほど、キャメルさんが言った「強み」ということでしょう。

 重要なのは、努力すれば100人に1人には必ずなれるということです。何も、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授のような天才になれとは言っていないんです。100万人に1人は難しいかもしれないけど、「100人に1人」の力を掛け合わせば、「1万人に1人」になれることを覚えておいてほしい。

 ――先ほどの「情報編集力」にもつながりそうな話です。

 藤原:お笑い美容師の例は自分に対する付加価値、マクドナルドの例は環境や商品への付加価値だということです。

 「ポケモン」をやっていた人はわかると思うんですけれど、あのゲームはレアカードを握ったら勝ちなんですよ。それと同じように、付加価値をつけるということは、自分をいかにレアカードにするかということなんです。どのように希少性を高めていくか、どうやったら自分自身がレアカードになれるかということを毎日考えていれば、付加価値は自然に高まっていくはずです。

 ――情報編集力にプレゼンの能力、付加価値を高める掛け算と、この先10年も食えるソフトスキルがどういうものなのか、だいぶ見えてきました。最後に、どのようにすればソフトスキルが身につくのかを教えてください。

 キャメル:まずは、やりたいことを紙に大きく書くこと。そして、5年、10年経ってそれが実現できたらいいと思うのではなく、今すでに始まっていることだという意識を持つことです。

 とにかく、やりたいことを3ヵ月続けて習慣化してください。それが続けられなかったら自分に根性がないという可能性も十分にありますが、やりたいことを思い切って変えてみてもいいかもしれません。言い換えれば、きちんと続けられることを見つけるということです。それを見つけられれば、藤原さんの言う「レア」になれるのではないかと思います。

 藤原:習慣化ってすごく大事ですよね。僕も情報編集力をつけるために、組み合わせてつなげるということを毎日やっていたら、頭の中がそういう構造になっちゃったんですよ。

 PETボトルを見ても、水を入れる以外に何か使い道はないかと常識を疑ってかかってみる。どんなバカな組み合わせでもいいから、とにかく考えてみること。電車に乗っても、携帯をいじっている人と本を読んでいる人の割合を計算してみるとか、そういうものに興味を持っている人が最後には勝ちますよ。

 キャメル:なるほど。私は、知らない人に話しかけるという実践をしています。

 喫茶店で仕事することが多いんですが、隣の人の話が面白くて、作業そっちのけでそっちの会話をタイピングしていることがよくあります。ナンパをしろということではなくて、まずは話を盗み聞きし、面白いことを言っている人がいたら、「もうちょっと聞かせてくれますか」と話しかけてみるといいと思います。

 藤原:一歩、間違えば不審者ですよね(笑)。しかも、キャメルという名前だし。

 キャメル:はい(笑)。だから盗み聞きを慎重にやらないと。

 ――先ほど話題に上がった、プレゼン能力が必要になりますね。

 藤原:そうですね。名刺は言うなれば最強のブランド。三菱だったり、三井だったりは、会社が多額の投資をして何十万人が作り上げてきたブランドですが、ブランドに守られるほど、自分ブランドが確立できなくなっちゃうんですよ。

 名刺なしのプレゼン力を鍛えるには、小・中学校やテニスサークルなど、地域のコミュニティに参加すると、すごく練習になりますよ。そういうところで名刺を出すわけにはいきませんから。

 本来、コミュニケーションはリスクがある投資なんです。リスクがあることに挑戦しなければ、大きなリターンを得ることは絶対にありません。どのように掛け算して付加価値を高めていくか。何も独立しなければできないことではありません。今いる会社にい続けたとしても、「組織内自営業者」の意識を持てば、組織を利用してユニークな存在になれると思いますよ。

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130301-00013098-toyo-nb&p=4

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