歴史を楽しく学ぶ会(^O^)コミュの数寄の第一人者『古田織部』(^O^)．４

古田重広「ち、父上……、世間では父上のこと、どのように呼ばれているかご存知でしょうか(・◇・)？」
織部「…知らんな(^O^)そんな事、興味もない(^O^)」
重広「利休様への裏切り者、利休茶道の異端者……、父上の茶は茶道ではないと申すものさえおります(^_^;)七哲の方々は勿論、３０００人とも言われる利休門下の方々も、ここへは一切寄り付かれません(>_<)

」
シャカシャカシャカ
織部「………」
重広「父上の信念は、よくわかりますが……(>_<)」
織部「お前は、私に彼らの望む茶をしろと言いたいのか(・◇・)？」
重広「父上が利休様の後継者でおられるのなら、利休様の茶を誠実になさっていただきたいと……(^_^;)」
織部「お前は、利休宗匠の茶を理解しわかっておるのか(・◇・)？」
重広「……い、いえわかりませぬ(^_^;)」
織部「では、ある逸話を話してやろう(^_^;) ある年の口切りの茶事（ちゃじ）に利休様は、古い丸釜を使われたんじゃ(^_^;)それは大層見事な丸釜でな(^O^)それを見た弟子たちは、それに似た丸釜を探し、それが利休様の美であると考えたんじゃ(^O^)」
重広「………」
織部「その弟子の中の１人が、堺の古い商家で丸釜に似たものを見つけ高い金を出して買い入れたんじゃ(^O^)早速丸釜を使い、茶事を催（もよお）し利休様を招いたんじゃ(^O^)」
重広「それで利休様は、その人を褒め称えたのですか(・◇・)？」
織部「得意顔の御仁（ごじん）に向かって、利休様はこう言われたんじゃ(^O^)“各々方（おのおのがた）の物数寄（ものずき）も底が知れている……この丸釜は、以前ワシが使ったものに非常によく似ている……人が丸釜を使っているのを見たら、あえて自分は四方釜（しほうがま）を使ってこそ茶の湯というもの(^_^;)」
重広「ということは、……」
織部「真似事をすれば、茶の湯は台無しということ………、利休様の茶を上辺だけで真似ることは、すなわち利休様を冒涜（ぼうとく）することに他ならぬ(^_^;)」
重広「あえて利休様のなさらぬことをすることこそが利休流と言われるのですか(・◇・)？」
織部「左様(^O^)」
重広「この理（ことわり）を理解出来る者が、どれほどおりましょう(・◇・)？あまりにも厳しい道でございまする(>_<)」