歴史を楽しく学ぶ会(^O^)コミュの千利休と山上宗二の生きざまPart ．１１

―淀川―
>同年２月２日、秀吉の使者田所治太夫（たどころじだゆう）が利休に『人掃令違反（ひとばらいれいいはん）』を伝え、即刻京からの立ち退きと堺での謹慎を申し渡した(>_<)
>翌日の早朝―――屋敷を出た利休は淀川を舟で下り、堺へと向かった(>_<)遂に来るべきものが来た……今はただ、心静かに待つばかり……ただ１つ心残りがあるとすれば侘茶（わびちゃ）の神髄を筑州（ちくしゅう=豊臣秀吉）に伝えることが出来なかったこと……(>_<)こうして雁（から=鳥の仲間）が渡るのを見るなど何１０年ぶりであろう……己の死を意識した時こんなにも自然の美しさと愛おしさに身を焦がすとは……死を覚悟で伝えた朝鮮出兵への反対も今の筑州（ちくしゅう=豊臣秀吉）の心に届いてなかった……宗二……わしは長く生きすぎたのかもしれん……利休は、小舟に揺られながら静かに思うのであった(^-^)
>
>泉州（せんしゅう）堺― 利休の屋敷
>屋敷には、既に死亡した荒木村重（あらきむらしげ）と会津で病床にある蒲生氏郷（がもううじさと）を除く５人の『利休七哲（りきゅうしちてつ）』―織田有楽（おだうらく）・古田織部（ふるたおりべ）・細川三斎（ほそかわさんさい）・瀬田掃部（せたかもん）・高山右近（たかやまうこん）が利休を待ち受けていた(^-^)
>利休『よくぞ来てくれた……と申したいところだが……ここは、来てはならん場所じゃ……筑州に知れたら蟄居閉門（ちっきょへいもん）では済まない(-人-)』
>細川三斎『承知の上です(￣□￣;)!!しかし、何故（なにゆえ）に利休様は殿下へ事情を話し詫びを入れようとなさらぬのです(・・?)詫びを入れれば殿下は快く（こころよく）お許しくださるでありましょうに(￣□￣;)!!』
>利休『大政所様（おおまんどころさま）からも北政所様（きたのまんどころさま）も私に代わって詫びを入れてくださると使いがあった………(>_<)』
>瀬田掃部『………………』
>織田有楽『して……利休様の返答は……(・・?)』
>利休『全てお断りした(^-^)』
>――――つづく―――――