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最高のサラウンドをつくる会。コミュのドルビー方式とQS方式の非互換性とその対策

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ドルビーサラウンドは山水QSサラウンドのサブセットで互換性があると言われて来ました。
然し、調べてみると、意外な事実が発覚。

 周知の様にCBSソニーSQ方式はデッドセンターは伝送エラーを起こす為、2スピーカー間以外(壁際以外)には楽器は配置しません。(できません)
 然し、山水QS方式はその制約がなく、例えば、
  左右が+90度の位相差の時、真上。(デッドセンター)
  左右が−90度の位相差の時、前方と後方。(真上と左側と右側の音が抜けた様な音場)
 に定位させる事が出来るのですが、

 ここで手持ちの音源を調べた所、何と、デッドセンター(全ch同一)の信号として、山水QS方式のサブセット規格のドルビー方式は、元の山水QS方式の規格を守らず、デッドセンターを−90度の位相差とした事で、デッドセンター(全ch同一)の信号の規格が異なっている可能性が高い事が分かりました。

 確かに、真上に音が来ない為、一見分離が良く聞こえて仕舞い、且つ、ドルビー方式は、後方を移相せずディレイさせる(前後の音場が繋がらない)デコード方法なので、元々デッドセンターに定位できない仕様故に、その規格にしてしまったのかも知れませんが、その代償として、ドルビー音源は音場を正しく復元できない事態となりました。

 それでは、ドルビー音源の音場復元には、QSデコーダ側ではどう対策したら良いか、
  最も簡単に互換を維持するには、入力左右を入れ替える事で、出力左右も入れ替えれば完璧です。
  これからは、面倒でも、HIFI再生を目指すのであれば、ドルビー系は左右を入れ替えて下さい。

  所で、山水QS盤でも誤って?デッドセンターの音を−90度位相差で録音してしまったものがあり、例えば Archie Shepp の ATTICA BLUES のボーカルが該当します。 この様な音源の場合にも、上記の対策が有効です。
  因みにCBSソニーSQ方式丈ではなく、他のマトリクスサラウンド方式であるシャイバー方式やダイナコ方式も同様にデッドセンターへの定位が不可能でしたので、当時、(技術優位性の強調の為に?)山水QS方式ではボーカルをデッドセンターに定位させた録音が多かった傾向がありました。

 追伸
   Telarc の Surround Sound 盤もドルビー系で、デッドセンターが山水QS方式と異なる−90度でしたので、同様に対策が必要です。

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