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こんな映画だったのか!コミュのふたたび swing me again  (2010.11.13~) by 夜のお菓子

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        <トランペットもちょっと吹ける夜のお菓子さんのレヴュー>





「ふたたび swing me again」

       見てきました。


やはりラッパ吹きの端くれなだけに(●´艸`)



 物語は


貴島大翔21歳は、

     ジャズの聖地、神戸の大学でトランペットを吹いていた。

彼をジャズの世界に導いたもの、それは

    “COOL JAZZ QUINTETTE”という幻のジャズバンド。

 たった一枚のLPレコードを残して姿を消した・・・・・・



ある日、

父親から、亡くなったとされていた祖父が生きていると告げられる。

それには大変な理由が存在した。


祖父・健三郎は、若くしてハンセン病を発症し、孤島にある療養所に60年もの間隔離されていたのだった。

そんな差別に耐え、生き残った祖父を、父・良雄は、家に引き取りたいと言う。

ところが良雄の妻・律子は娘の結婚が近いので、慎重に結論を出すべきだと諭す。


父からの申し出を受け、ハンセン病について調べ、その呪われた歴史を知った大翔は、父親の申し出を快く受け、健三郎を家に招きいれることを承諾する。

大翔の決断により、律子らも渋々と了解し、

  帰宅を嫌がる健三郎を大翔らは説得し、家に招きいれた。


健三郎が帰宅し、数日経ったある日、

 大翔は健三郎に、自分がジャズトランペットを始めたきっかけである

  なぜか父が持っていた、COOL JAZZ QUINTETTEの唯一のLPレコードを   
   かけて聞かせた。

 そのレコードジャケットから一枚の写真が出てきた・・・

  5人のジャズマンが写っているその写真をみた健三郎は、

  突如として家から消えてしまった・・・

 行方を捜す大翔は健三郎を見つけ出すが、そこで衝撃の事実を耳にする。

 なんと健三郎は、

   大翔の憧れであるCOOL JAZZ QUINTETTEのトランペッターだったのだ!

 健三郎の家出の理由が、元COOL JAZZ QUINTETTEのメンバー探しの旅であり、60年前、憧れのライブハウスで演るはずだったライブの約束を果たすための旅と知り、

  大翔は健三郎に協力することを決意、二人の旅がここに始った!!









 この作品におけるハンセン病患者の過酷な運命や

   国や地域などによる差別

これらを軸としたテーマが、深くは語られませんが物語りに大きく反映され、

 スッキリ整理されつつ、いいアクセントとして流れの原動力となっていました。

とてもいい脚本だと思います。


 全編に流れるジャズのBGMも効果的で

  玄人好みな作品に仕上がっていたとおもいます。






キャストは、

  この、いっけん重くなりがちなテーマの中でも堂々と

    そしてノビノビと演じていた主演の鈴木亮平さん。

  最近よくドラマやCMでお見かけしますね(●´艸`)


健三郎役には、財津一郎さん

父・良雄に陣内孝則さん

母役・古手川祐子さん


 亡き祖母・ユリッペには韓国のMINJI(療養所で健三郎の担当看護士ハヨンと二役)





COOL JAZZ QUINTETTEのメンバーには

  藤村俊二さん

  犬塚弘さん

  佐川満男さん

 ジャズハウス、SONEのオーナーには渡辺貞夫さん

   と、この作品には欠かせないであろうメンバーがガッチリ脇を固めていました。



 
 物語途中は、ほぼ財津さんの重厚な芝居を中心に、

  安心できるベテランさんだけで進みますので、安心してみていられます。

 そんな、

  そつなく進んでいくストーリーからの

     ラストの幻の復活ライブは感動的です。


  ただ、

  財津さん、ラッパ吹く芝居は上手くありません。(__)ノ彡☆バンバン!

 運指と音がまったく合っていなくて、

     せめて、演奏の真似ではなく

   音は出さずとも

     音符だけでも追っての運指がほしかったですね。
                        (●´艸`)

  まぁ、物語上、たいした問題でもないですけどね。



 したがって、

   本当にウッドベース奏者である犬塚さんとナベサダさん以外は、

   演奏シーン、あまりカッコよくは撮れていないです。






  ラストシーンは涙モンです。

     感動的でした。

 60年の約束を果たし、

   演奏を終えた健三郎は、持病の心臓に大きく負担をかけ座り込んでしまう。

もう長くないことを悟った健三郎が、

  長い間離れていた息子の良雄に

  「抱かせてもらってもいいか?」と聞くシーンでウルウルでした。

 伝染るかもしれない病気を持つ者の、

   長年の心の訴えが実に重く、感涙でした。



  見に行かれる方は、ハンカチのご用意ぉ(●´艸`)















P.S
ハンセン病に関しての誤解や差別はいまだ根強く残っています。

劇中、大翔は、彼女に一方的に別れを告げられたりします。

彼女の両親が、ハンセン病に対し、間違った知識を持っていたためです。

手や顔が変形し、見た目だけで差別が起こってしまう病気ですが

現在では完治する病気になっていますし

たぶん現在日本にハンセン病患者ってホント一人二人のレベルだと思われます。

               







 

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