こんな映画だったのか！コミュのトイレット　(2010.08.28~)　＊ネタバレ注意！！　by 夜のお菓子

＜オチまで書いちゃった(●´ω｀●)ゞテヘヘ　　
　　　　　公開劇場があまりに少ないので･･･　っていう夜のお菓子さんのレビュー＞

　　「かもめ食堂」の荻上直子監督

　　　　「トイレット」行ってきました！ゞ(∇≦* )

もたいまさこ、さすが（＿＿）ノ彡☆ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ！

物語ですが、

ロボット模型大好きなヲタク・レイ(アレックス・ハウス）

かつては天才ピアニストのひきこもり・モーリー(デヴィッド・レンドル）

口は悪いが家族想い・リサ(タチアナ・マズラニー）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　の三人は兄弟！

ある日、

三人が愛する母が死んだ。

母が残したもの、

　　　　　　たいして大きくない家。

　　　　　　　　“センセー”という名の猫

　　　　　　　　　　そして、死ぬ直前に日本から呼び寄せた“ばーちゃん”(もたいまさこ）

研究員である次男レイは、他人との関わりを出来るだけ断ち、

　　ロボットアニメのプラモデルを集めることだけを楽しみに生きている。

母親の死後、

火事によりアパートを出るハメになり

ひきこもりの兄、

口の悪い妹と

一切しゃべらない“ばーちゃん”の住む、母の家で一緒に暮らすこととなる。

静かなる日常が終止符をとげ、

　　　他人に振り回され始める。

ばーちゃんは母が死んでから一切口をきかない。

部屋にとじこもり、食事もあまりとらない。

毎朝、長いトイレの後、必ず溜息をつく･･･

そんなばーちゃんと暮らす中、

　　レイは他人に関心を示し始める

長男モーリーはパニック障害で

　　かつて、ピアノコンクールで優勝をさらいまくった天才ピアニストも、

　舞台に立つとパニックに陥り、ゲロを吐いてしまうため

　　ピアノから長いこと離れている。

　ある日、モーリーは部屋の掃除の途中、

　　　母の形見の足踏み式ミシンを見つけ出す。

　長年外出していないモーリーは、あるモノを縫い上げたくて、布を買いに行くことを決める

　　ばーちゃんにお金を借りるため、

　　　言葉が通じるかわからないばーちゃんに、懸命に自分の考えを伝え始めた

リサは口は悪いが心優しい学生だ。

ある日、珍しくばーちゃんがテレビで、エアギターコンテストを見ていた。

それ以降、エアギターのＤＶＤを借りてきたり、

　　　元気の無いばーちゃんを励まし始める

　そしてついには、自らがエアギターコンテストに出演することを決意し、言葉が通じるかわからないばーちゃんに出演するためのお金を借りにいく･･･

こんな孫たちを無言で応援し続ける、クレバーなばーちゃん

　ある日猫のセンセーのエサが切れていることに気付き、

　　　エサを買いに出たついでに、チャイナタウンで餃子の材料を買って帰り、孫たちにふるまった。

このことをきっかけに

徐々にお互いに触れ始め、やがて4人はそれぞれを受け入れ始めた･･････

この作品

　タイトルほど、トイレが大きな役割を果たしてませんでした。

　　どっちかと言うと

　　　「ミシン」とかにしたほうがよかったような･･･σ(ﾟ、。)？

　理屈はわかるものの、もう少し深く掘り下げて、

　　意味あるものにしてほしい気がしました。

ほんと、出演者が少ないのですが

　　その中でも、意味あるの？って人が登場してます。

特に、

謎の女性という位置で何シーンか出てくる

「西の魔女が死んだ」の、サチ・パーカーは

　　いったい何の意味があるのかわかりませんでした。

　センセーという名の猫よりも存在感がなく

　　ハッキリ言って、いらない感じ･･･

　　　　感覚で撮り過ぎだぁ(ll＇∀＇)

足踏み式のミシンが重要な役割を担いますが、

　　私の実家にも、足踏み式ミシンがあります。

　　母が服を作ってましたので。

　　ガキンチョの頃から、よくイタヅラしてましたので

　　劇中、モーリーが使い方がわからず迷っている時に、

　あ～～！そこのレバー下げないとｫ！って、

　　　　イライラしちゃったり！（＿＿）ノ彡☆ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ！

　このお話、

　　元はある男の子がミシンでスカートを縫って、自ら穿くという脚本から生まれているらしく

トイレよりミシンがキーワードとなってしまっています。

　特に、トイレを強調しなくても、それなりにいい作品になりそうな予感がするのに

　　なぜ、方向転換してしまったのかがちょっと残念！

　ラスト、

　　再度ピアノコンクールに挑戦するモーリー。

　しかし、舞台上でパニックになってしまう

　　そこで、ついにばーちゃんがしゃべります！

　　「モーリー！クール！」

　劇中、ばーちゃんのセリフはこの一言だけ

　　我に帰るモーリー

　　そして完璧な演奏で審査員を魅了する。

　　　　自分に自信を取り戻すモーリー

　　

　そして、それからしばらくして

　　　ばーちゃんが死んだ･･･

　　
　　

ラストシーンはトイレでした。

ばーちゃんがトイレから出る度、溜息をつくことを気にして

ばーちゃんに内緒でウォシュレットに替えようとしたレイだが

間に合わなかった････

はじめてウォシュレットを体験するレイ

　　マッサージ機能に

　　　　　　　　ＯＨ！ＭＹ　ＧＯＤ！連発（＿＿）ノ彡☆ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ！

恐るべし日本のテクノロジー（＿＿）ノ彡☆ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ！

火葬されたばーちゃんは

　　　本人の意向で母のお墓に灰をまかれたが

　少しだけ、ばーちゃんの灰をよけておいたレイ。

　　ばーちゃんの灰をいれた小瓶を握り締め、トイレを見つめ泣き出すレイ。

　すると、レイの手からこぼれおちる小瓶

　　そのままトイレに･･････

　　ラストシーンはよかった。

　　　　ちょっぴり切なく、可笑しい

　　　　　　　ちょっとセンスいい終わり方でした。

　　もたいさんの珠玉の技を見たくば、いざ劇場へ！

　　（夜のお菓子さんが　このレビューを書かれたのはかなり前だったので

　　　　　　　　　　　　　　今は、公開は殆ど終わってしまっています

）