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横井小楠コミュの横井小楠「日本は世界の世話役になれ」シンポジム

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横井小楠「日本は世界の世話役になれ」シンポジム

 10月23日は、熊本大学百周年記念館ホールで、幕末維新で思想的に大きな影響を与えた横井小楠を顕彰するシンポジムを開催した。

 主催は、私も関わる熊本横井小楠塾、塾長の高宗昭敏氏(東海大学名誉教授)とは、20年のお付き合いになります。23日の企画は、熊本県知事の蒲島郁夫氏(元東大法学部教授)の奨めもあり、昨秋から企画をし実現したものです。
 丸山真男氏の研究の系譜にある苅部直氏が、横井小楠を研究していることを、蒲島知事から示唆があり、知事も「ぜひ苅部氏を招き、講演の場を設けて欲しい」と強く要望があり実現したものです。

 講演は約1時間でしたが、多忙な知事含め、熊本の歴史研究者の主要な先輩方が集まり、最後まで聞き入る内容のもので、数は100名弱の参加でしたが、語る方も、聴く方も緊張感のある基調講演になりました。
 小楠の政治思想は、人との出会い中で形成され、じょじょに高められ、国是七条、国是十二条の提言を、志士たちが聴き、維新後の政治機構に大きく影響を与えたことを、苅部氏が語った。

 特に、議会制度、選挙の考え方は、小楠の思想的影響が多大だったことを証明しました。小楠の目指した「言路を開き、上下の情を通ぜよ」(国是十二条)は、坂本竜馬の「船中八策」から、由利公正の五カ条のご誓文の「広ク会議ヲ興シ、万機公論二決スベシ」につながります。
 ただ、現在の議会の問題が、明治の議会でも初期の段階で現れた。党利の利害が前面に出て、真の議論ができないまま、議会が紛糾したことは残念だったと思います。明治の仁代化の基礎は、議会開会の前に準備されたことは、皮肉な結果と思います。

 23日は、講演会後交流会も開催され、知事も含め50名近い参加者で、時間を惜しむかもようにそれぞれが語っておられました。
 私は、高宗昭敏先生とご縁があって20年が過ぎました。横井小楠の思想に触れる中で、熊本の多くの先輩方とで出会い、色々なことを学ばせて頂きました。高宗先生も高齢となり、これからは小楠思想を我々中堅の世代がしっかり学び続け、後世の方々に伝えることが大事と感じます。
 
 昨日一日、熊本の思想家が日本の明治に大きな影響を与えたことを確認したことと、熊本の未来を考え続けている方々が集い、色々な思いが語られたことはとても意義ある時間だったと思います。
 詳しくは、後のブログで報告致します。

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