ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

横井小楠コミュの日本の政治家に問う、小楠・ケネディの理念

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日本の政治家に問う、横井小楠・ジョン・F・ケネディの理念
〜横井小楠・ケネディの理念を、政治家が実践〜

「君子の道は、身を修めるにあり、」(横井小楠語録より)

 アメリカン大学での世界平和を希求した演説から一月後、1963年7月25日、核実験禁止条約が米ソ英の3国で結ばれた。それでも当時としては非常に重要な一歩でした。
 ケネディが、最も頼りにしたのは、国民の支持でした。1963年7月26日、ケネディはテレビで直接国民に語りかけた。(以前の日記一部書いたものです。)

「・・昨日、一本の光の矢が暗闇を射た。大気圏、宇宙、そして海中での核実験禁止条例に関する交渉がモスクワで締結された。・・(中略)・・

 この条約が世界に絶対の平和や人類に絶対的な幸せをもたらすわけではない。またあらゆる紛争が解決されたわけでもなく、戦争そのものの危険性が除かれたわけでもない。・・(中略)・・

 過去に何度も期待を裏切られ、失望を味わったわれわれは、平和への近道があるなどという幻想にとらわれていない。・・(中略)・・

 しかし、もしわれわれが今、希望を行動に移すあらゆる努力を払わねば、歴史と我々の良心はわれわれを厳しく裁くであろう。今が始める時だ。中国の古い諺によれば゛1000マイルの旅も一歩から始まる゛。・・

 わが同胞アメリカ国民よ、その旅が1000マイルかしれ以上になろうとも、われわれが今この地でこの時に第一歩を踏み出したと歴史に記さしめようではないか」(落合信彦著「ケネディからの伝言」より、抜粋)


 このスピーチから1月半後、合衆国上院は条約を批准されたのは、歴史が証明していますが、圧倒的多数の可決でした。
 1963年6月10日のアメリカン大学での゛平和のための戦略゛のスピーチは、マスコミはあまり関心を示さなかったが、このスピーチこそケネディの世界平和に対する情熱と信念そして哲学がおり込まれ、米ソの関係を大きく変える原動力となった。


(落合信彦、批評から)
 答えは、その普遍性にあるではないかと思う。スピーチの内容が時代を地域に関係なく通用するのだ。
 今日、ソ連邦は消滅した。しかし、今世界は少しも平和ではない。世界の至る所でエスノ・ナショナリズムが跋扈(ばっこ)し、血で血を洗う戦いが繰り返されている。この現状に対してもケネディの語りかけは、それを乗り越えるための答えを出している。


 アメリカン大学での最後の一節が、心に響きますので、再度書きます。

「互いの相違点が存在することを認めよう。しかし、同時に互いの共通の利益にも目を向け、相違点の解決に努力しよう。
 そして、もし今相違点を克服できないとしても、少なくとも多様性を認めるような世界を作る努力は成せる。なぜなら、最終的にはわれわれの最も基礎的な共通点は、皆この小さな惑星に住み、皆同じ空気を吸い、皆子供たちの未来を大切に思っている。そして、皆死んでいく身なのだ。」


 最近の日本国内での政治的な議論の中で、内容が時代を地域に関係なく通用するものがとても少ない気がします。今回議論も、テレビ討論会も、さらに新聞の記事にも少ない気がしています。ケネディが、就任直前に語った、

「・・歴史という高貴な裁きの場で、われわれが国家(人類)に対するつかの間の奉仕においてどれだけの責任を果たしたかが問われることになろう。その時の四つの疑問が・・(中略)
「勇気」「判断力」「尊厳」そして「献身」・・これら四つの要素が、私たち政権の活動基準となるであろう。」

 ケネディ大統領の内閣は、政財界を問わず能力と信望のある人材を登用し、「ミニストリー・オブ・タレント」と言われ、「才能と人格」の内閣と評され、3年間の在任中にワシントンでは一度として汚職やスキャンダルがなかった。


 現在の政権も同様ですが、派閥力学と貸し借りの中で行われる日本の政治に、ケネディ政権のような任命方法は望むべくもない。才能や人格などには、全く関係なく大臣になれるのが今の日本で、信頼をおける政治ができるか疑問です。

「情けないことだが、ケネディの挙げた四つの要素を今の日本の政治家に当てはめたら、全て落第ということになる」(落合氏、批評) 

 横井小楠の唱えた「大義を四海(世界)に布かん」を実行するのは、常日頃から志を高く持ち、行動で示す「君子の道は、身を修めるにあり」を実践し、与党も野党も「四つの要素」を念頭に置いて、政治活動をやって欲しいと願います。

コメント(1)

安岡正篤先生の言葉を、追記します。

「一燈照隅 万燈照国」
(いっとうしょうぐう ばんとうしょうこく)

 要するに、少数の真剣な求道者のみが時勢の運命を徹見(てっけん)し、社会を善導することができるのである。同士諸君の精進を万祷(とう)します。

「一燈照隅 万燈照国」
 能(よ)く一隅(いちぐう)を照らす者にして始めて
 能く照衆・照国することもできるのである。
 微力をあきらめてはならぬ。
 冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、また閑にも耐えて
 激せず、躁(さわ)がず、競わず、随(したがわ)ず
 自強してゆこう。

「満燈行」
 内外の状況を深思しましょう。
 このままで往けば、日本は自滅するほかはありません。
 我々はこれをどうすることも出来ないのでしょうか。
 我々がなにもしなければ、誰がどうしてくれましょう。
 我々が何とかするほか無いのです。
 我々は日本を易(か)えることができます。
 暗黒を嘆くより、一燈を付けましょう。
 我々はまず我々の周囲の暗を照す一燈になりましょう。
 手のとどく限り、至る所に燈明と供えましょう。
 一人一燈なれば、満人満燈です。
 日本はたちまち明るくなりましょう。
 これ我々の満燈行であります。
 互に真剣にこの世直し行を励もうではありませんか。

*引用資料:安岡正篤著「一日一話」より転載

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

横井小楠 更新情報

横井小楠のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング