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ミャンマー軍事政権・穏健派コミュの英オックスフォード大学、スー・チー氏の肖像画を撤去

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【AFP=時事】ミャンマーの事実上の指導者であるアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問の母校、英オックスフォード大学(University of Oxford )は9月30日、これまでホールに展示していたスー・チー氏の肖像画を撤去したことを明らかにした。

スー・チー氏、英オックスフォード大から名誉博士号(2012年)

 スー・チー氏は1967〜68年、オックスフォード大のセントヒューズカレッジ(St Hugh's College)で哲学や政治、経済を学び政治学の修士号を取得した。

スー・チー氏の肖像画はそのセントヒューズカレッジの玄関ホールに展示されていたが、先月28日に日本人アーティストのヨシヒロ・タカダ(Yoshihiro Takada)氏から贈られた絵画にかけ替えられた。

 大学側は、先月にタカダ氏から寄贈された作品を玄関ホールに展示するため、スー・チー氏の肖像画をホールから外して当面、安全な場所に保管しておくことにしたと説明している。

 ミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州では8月25日にイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の武装集団が警察施設などを襲撃。ミャンマー軍による掃討作戦の戦火を逃れて50万人ものロヒンギャが難民として隣国バングラデシュに流出している。

 スー・チー氏にはこの問題への対応が不十分だとして国際社会の批判が集中している。しかし、オックスフォード大は肖像画を外したことがロヒンギャ問題と関連しているかについて触れていない。

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