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リアルタイム投資情報会社コミュの欧州通貨高

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クロスマーケット〕ドル安加速の裏に世界経済の米国離れ、資源国通貨にも買い

<東京市場 1日>
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日経平均   |国債先物12月限| 国債283回債  |ドル/円(18:29)  |
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  16321.78円 | 135.47円  |  1.590%    | 116.09/13円   |
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 +47.45円 | +0.38円   | -0.055%    | 115.78/81円   |
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注:日経平均、国債先物、現物の価格は大引けまたは午後6時半の値。
下段は前日終値比。為替は前日NY終値。

 野口 聡美記者

 [東京 1日 ロイター] 米国だけが世界経済を支えていた構造に大きな変化が生じ
ているとの見方が、国際的な金融市場関係者の中で浮上してきた。最近のドル安もその変
化の反映ではないかとの見方が出てきており、特に周辺新興国の工業化が進んでいるユー
ロ圏への注目度は上がる一方で、ユーロ/ドルもつれて史上最高値をうかがう情勢だ。同
時に豪ドルなどのコモディティー通貨(資源国通貨)が上昇を維持し、米経済が仮に踊り
場に突入しても、それ以外の地域の経済成長で、グローバルな景気拡大が実現できるとの
見通しもささやかれている。

 <ユーロ圏経済が米国離れ>

 外為市場ではドル売りの流れが加速しており、反対にユーロが大きく買われている。ユ
ーロ/ドルは1日に一時1.3282ドルまで上昇。11月24日に1.30ドルの大台
を突破してから大きな調整なしに節目を上抜けし、2005年3月以来約1年8カ月ぶり
のユーロ高/ドル安水準間で上昇し、さらに上値を試す展開になっている。

 来年の利下げ観測がくすぶる米国とは対照的に、ユーロ圏の景気見通しに予想以上の明
るさが出てきているためで、市場ではユーロ/ドルが2004年末につけたユーロ導入以
来の高値である1.3670ドルを目指す展開になると予想する声も出始めている。
 ある信託銀行の為替担当者は「これまでは、ドイツの付加価値税(VAT)の導入で、
2007年第1・四半期のユーロ圏の景気はかなり落ち込むだろうと見られていたため、
ユーロ/ドルは(1.25─1.30ドルの)レンジの中にずっとあったが、ユーロ圏経
済が思ったよりも強いという見通しになり、レンジブレークのきっかけになった」と話す


 投機色の強い値動きになっているだけに、市場が抱く米国の金利先安観が修正されれば
、ドルはすぐに持ち直すと予想する声もある。しかし「東欧など周辺新興国の成長で厚み
を増したユーロ圏経済は、米国が崩れてもその影響を吸収してしまえるほど自立したと言
えるのではないか。世界の中央銀行が外貨準備の分散先をドルからユーロにシフトするこ
とがトレンド化し、ドル離れが起きているが、経済面からも米国に対抗できる第2の基軸
通貨になったということだと思う」(前出の信託銀)との見方が出ている。

 ユーロ/ドルが最高値を更新した2004年には、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ
総裁がユーロの値動きについて「Brutal(荒い)」だと強くけん制したが、今回のユーロ
高上昇局面では来春に大統領選挙を控えているフランスの要人以外から目立ったけん制発
言はない。

 今年の春にECBによる性急な利上げに反対の意を表明していた経済協力開発機構(O
ECD)は、11月28日に発表した経済見通しで、ユーロ圏の景気回復はすそ野が広く
、市場が予想するよりも長期にわたって金利が上昇する必要があると見解を変えた。
 市場ではユーロ高に対するけん制発言がないのは「当局がユーロ圏のファンダメンタル
ズに心地よさを感じていることの表れ」(モルガン・スタンレー証券)であり「欧州当局
の許容水準は1.35ドルよりも1.40ドルに近い」(同)との見方も浮上している。

 <米景気減速でも商品・コモディティ通貨高い>

 コモディティー通貨と分類されている豪ドルも上昇基調を維持している。米国の景気が
減速すればこれまではグローバル景気も同様に減速すると考えられていたため、商品価格
の下落やコモディティ通貨の下落を招く傾向があった。
 だが、原油価格は11月半ばに1バレル=55ドル台の安値をつけた後、60ドル台に
上昇して約2カ月ぶり高値を回復しているほか、19商品の先物相場で構成されるロイタ
ー/ジェフリーズCRB指数は反発力を強め、豪ドルも1豪ドル=0.79米ドルに上昇
し2005年3月以来約1年8カ月ぶり豪ドル高/米ドル安水準を更新中だ。

 OECDは2007年の米国の経済成長率見通しをこれまでの3.1%から2.4%に
下方修正し、中国やインドについても鈍化するとしたが、それでも中国は10.3%、イ
ンドの成長率は7.5%と高い成長率を維持すると予想されている。市場でも「アジアや
オセアニアも、米国の成長に頼らなくて良くなってきている」(外銀)との見方が出てい
る。


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