婦女暴行の疑いで逮捕されたのは、在日アメリカ軍基地のキャンプコートニー所属で海兵隊員のタイロン・ハドナット容疑者（３８）です。警察の調べによりますと、１０日午後８時半ごろ、沖縄県沖縄市の繁華街で、１４歳の女子中学生が外国人の男から声をかけられてバイクで連れ出されました。少女は、午後１１時前に、沖縄市の隣の北谷町で１人でいるところを警察に保護され、「車の中で男に乱暴された」と話しているということです。警察は、車などの情報を基にハドナット容疑者に事情を聴いたところ、少女が連れて行かれた場所に２人でいたことを認めたことなどから、婦女暴行の疑いで逮捕しました。調べに対し、ハドナット容疑者は「少女を押し倒してキスをしようとしただけだ」と話していて、容疑は否認しているということです。警察は引き続き、詳しい状況を調べています。アメリカ軍基地が集中している沖縄では、平成７年に起きたアメリカ兵による少女暴行事件以降も、たびたびアメリカ兵による事件が起きています。今回、中学生の少女が被害者になる事件が起きたことで、地元の自治体や住民からは強い反発の声が上がるとみられます。
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