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しゃけメイツコミュの月におけるシマアジ養殖の歴史

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1:SSI襲来によるシマアジ養殖の変化と国家体制の変動

 2034年、外宇宙生命体「SSI」(Shimaaji Sabaityau Itamae)の襲来により地球のシマアジ保有量は激減し、銀河連邦内での権威は失墜。
それまでメインの動力源となっていたSTD(Shimaaji Tatakituke Drive)の稼働率は3パーセント以下に激減、地球上での生活そのものが困難な状況となり、人々は宇宙へと活路を求めた。

 地球軌道上のラグランジュポイントには大型のスペースコロニーが建設され、新たなシマアジ産出地として月の開発も進められた。

 月に生息するシマアジは、DNA操作により月の環境に適応させた全くの新種であり、月表面のレゴリス(砂)の中を自在に泳ぎまわり、レゴリスに含有される豊富な酸素を吸収し活発に活動する。

 重力が弱い為身体を大きくしやすく、また目立った外敵もいなかった事から身体が巨大化しており、体長は5m程にもなる。

 常に砂の中を泳ぐこと、砂越しとはいえ紫外線等の光線を浴びる事、温度変化が激しい事から、体表面が硬質化しており、金属質の鱗を多数備えている。
 またこの鱗を高速で振動させることで周囲の砂を液状化させ、砂の中を自在に泳ぐことを可能としている。

体色は銀色、身体の中央に数本〜十数本の黒っぽい線が入っており、この部分の鱗が振動する。

人類が創造した全くの新種であり、養殖することを前提として創られた為、獲物を捕食する能力を一切持たず、月面を滑空する月グライダーから散布されるエサを食べ成長する。

単体での生殖能力は持たず、人口生育化でのみメスが生まれる。
月におけるシマアジ養殖は、産卵、孵化、生育、放流、観察、漁獲1セットで行われ、群れ単位でその行動が管理されている。
同時期に放流されたシマアジは一つの群れとして行動し、月全体で常時11〜17の群れが放たれている、一つの群れの数は1000前後で、1500取れると大漁とされる。

 砂の中に住む性質から所謂「月の海」(レゴリスが無い、あるいは少なく、玄武岩質の地表が露出している場所)には生息できず、結果として月では「人が海に住み、シマアジが海以外に住む」という地球とは真逆の構造が造られることとなった。

 この月シマアジの最大の特徴としては、STDに使用できないという点が挙げられる。
従来のSTDはシマアジを叩き付けた時のビチビチっとしたアレをエネルギーに換えるシステムであったが、月シマアジは体表が硬いことと大きさが大きいことから、ビチビチっというよりもガインッビタビタッとした性格のほうが強く、ノイズも多い事からエネルギー変換効率が悪く、実用レベル外となってしまった。

 この時期の地球圏は、以前の様にSTDによって作られたエネルギーを各星に売るエネルギー生産国家ではなく、他星からエネルギーを買い、そのエネルギーで月シマアジを生産し輸出する物資生産国家へとその形態を移行させている。

 幸い月シマアジは味や品質の高さから各惑星で高級魚として取引された為、地球圏全体の財政状況のみを見ると、この時期の歳入の伸び率は非常に高い水準で保たれている。

 しかしながら、この時期は新体制への移行を余儀なくされたことによる支出も多く、スペースコロニー建設や、後述するECM構造に利用する軌道エレベータ、月面マスドライバーの建設、改装、月面開発とシマアジ養殖の発展、地球緑化と天然シマアジの保護育成等、多くの問題に直面した時期でもあった。

また、しゃけメイツにとっては、それまで培ってきたシマアジ技術を生かし、月シマアジの開発やその養殖、天然シマアジの保護育成等、地球圏における重要事業において悉く成果を挙げたこともあり、しゃけメイツロボ爆発により一度は失墜した権力を取り戻し地球圏における影のフィクサー「しゃけメイツ」としての正確を、再び色濃くしていく、重要な時期ともなった。

2:ECM構造計画と地球圏連合内部の軋轢
 
 月面におけるシマアジ養殖が盛んになり、国家体制としてもやや安定を取り戻していた2045年秋、月面に拠点を置くしゃけメイツ月面シマアジ養殖センターが「レゴリス内の酸素含有量の減少問題」を発表し、この解決案として


月面都市にて排出される二酸化炭素を液化しマスドライバーでスペースコロニーへ
                    ↓
スペースコロニーにて排出された二酸化炭素も液状化し、軌道エレベーターにて地球へ
                    ↓
緑化の進んだ地球にて、光合成を行い酸素へと変換、この酸素を軌道エレベーターでコロニー、月面都市へと送り返す


 所謂ECM構造(エレベーター、コロニー、マスドライバーの頭文字から)が提言され、即日議会にて可決、地球圏を挙げたECM構造作りへと動き出すこととなる。

 また、同時期には地球から連れてこられた天然シマアジがしゃけメイツ第3宇宙ステーション「カムイチェプ」にて繁殖し、地球の海に放流された。
このニュースを受け議会は、天然シマアジ保護育成法案を成立させ、国家の威信をかけて、失われたシマアジ産業の復活を復活させる事を国家の持つ国民への義務と定めたのであった。

 ECM構造そのものは、国家予算の8割をつぎ込んだ大規模な工事により翌々年である2047年初頭にはほぼ完成を見ることとなったが、仲介役となるスペースコロニーが、酸素と二酸化炭素に関税をかける法案を提出した事が問題となり三者の関係が開戦寸前まで劣悪化する。

 この時三者の関係を取り持ったのもしゃけメイツである。
既に様々な技術協力で各勢力から一定の信頼を得ていたことと、独占技術による実質的な生産支配、そして、この時既に完成していた無重力環境対応型汎用機動兵器鮭の圧倒的な戦闘力も、コロニー側の態度を軟化させるのに大いに役立った。

しゃけメイツ書房刊行「月におけるシマアジ養殖の歴史」より抜粋

コメント(2)

ぼんやりしながら読んでいましたが、ぼんやりしていたせいか途中でサーモンマリネが食べたくなりました。
非常に良質で興味深い参考文献だと思います。
サーモンwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

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