ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

「短編小説」コミュの片思いー16

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
僕は半ば覚悟を決めアパートに帰った

部屋の前まで着て僕は頭の整理をした

片倉さんの話しを聞き

河合さんを信じる事にした

吉岡さんが信じた河合さんなら

僕の今の自分の状況を話さなければいけない

そう頭に描き多少の緊張をし部屋に入った

「ただいま。」

僕がそういうと

「お帰り。」

と一人の女性が出迎えてくれた

出てきた女性はスタイルも良く

背はそんなに高くなく吉岡さんと同じくらいだった

顔はいかにも可愛らしい系の女性だった

「河合さん?」

僕は間違え苗字で答えてしまった

「何よ、望。塔子でいいわよ。」

「そっそだね。」

僕は焦りつつも部屋に入った

部屋の中では河合さんはご飯を作っていた

いい匂いが部屋の中を漂っていた

「いいにおい。」

僕はそういうと

「望の好きなビーフシチューよ

取り合えず着替えたら。」

河合さんがそういうので僕は制服を脱ぎ

私服に着替えた

「珍しいわね、私服なんて?

いつもジャージなのに。」

「えっそうだったけ。」

僕は一瞬、ドキッとしたが

へへと笑い制服を洗濯機に入れ

スイッチを入れ洗いながら机に座った

「塔子、手伝わなくていいの?」

僕は手伝えるわけもなかったが一応聞いてみた

「いいよ、私は今日はオフだったし

座って待ってて。」

僕はそう言われたので座って待っていた

すると、河合さんはビーフシチューを皿に二つ盛り

机に運んでくれた

その後に簡単な野菜サラダとパンが運ばれた

時間を見る時計は6時をさしていた

河合さんも僕の向かいに座り

二人でご飯を食べる事にした

「望、お疲れーーーー!!!」

河合さんは酎ハイを開け

僕と乾杯した

僕も酎ハイは好きなので二人でそれを飲む事にした

僕は河合さんと吉岡さんのふりをしながら

世間話しをしながら食事を楽しんでいた

河合さんの作ったビーフシチューは最高だった

「塔子は仕事どうなの?」

「うん、今はフリーターで頑張っている

というかやりたい仕事が一杯あって困ってるの。」

僕は河合さんが今の僕に疑問を持っていないような

気がしてならなかった

僕の吉岡さんを演じるのがこの二日で上達したの?

と少し思っていたが

次に出てきた河合さんの言葉でそれは打ち消された

食事を食べ終わり僕が片付けをしようとした時

河合さんの空気が変わった

「望のような感じだけど貴方誰?」

河合さんは僕にいきなり真剣な感じで話してきた

「塔子、やだ私は望よ。」

「ここからは冗談で話したくないし

いつもの望とはまったくの別人なのは分かっているは。」

河合さんは私を真剣に見ていた

「それは・・・。」

僕は言葉を濁らせた

やはり、河合塔子は全てお見とうしだった

「言えなかったら言わなくていいとは思う。

ただ、私は責めてるじゃないし

望なら私に全て話してくれたから

だから、私も疑問に思った事を話したわ。

今の望は私の知ってる望じゃない。

私と望はそんな関係だから。」

僕はもはや隠しきれない状態だった

頭の中では片倉さんの言葉を思い出した

望が一番信用してるのは間違いなく

河合さんよだから信じて今の自分を

話してもいいんじゃない

僕は河合さんの目を見た

吉岡さんを信じている純粋な目だった

僕は河合さんになら全てを話さなくてはいけない

感じをうけた

「どうして、別人に感じたの?」

「いつもの望とは話し方が違う

私に気を使っている

望の素は私には分かるから

それに、一週間前に電話で喋ったの望と

そこで最後に話したの

私、最近ね辛いの

私の家に来てちょうだい。

今までの望は弱音をあまりはかなかったの。」

「弱音をはかない?」

「そうね、どちらかというと私の愚痴を聞くほうよ。」

「つまり、だいぶ参ってたという事ですか・・。」

「そうよ、その雰囲気が貴方から感じない

望がまるで別人格となって存在していたのよ。」

僕は河合さんの話しを聞き

吉岡さんがそこまで苦しんでいた事や

全然、吉岡さんを演じきれてない事に

僕は胸が痛くなった

河合さんは嘘はゆっていなかった

まさしく事実でありそう話してくれた河合さんを見て

僕は河合さんに全てを話す事にした

いや、河合さんには真実を伝える義務があるとおもった

「河合塔子さん聞いてほしい話しがあります。」

僕は河合さんの目を見た

僕の空気が変わった事を河合さんも理解した

僕は全てを話す事にした

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

「短編小説」 更新情報

「短編小説」のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング