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英国古代遺跡研究会コミュの【英国暮らし 其の10】

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 会員の皆様、残暑お見舞い申し上げます。
 如何お過ごしですか?日本では台風やら、猛暑やら何かと大変らしいが、もう少しでお盆休み!もう一踏ん張り元気で行きましょう。
 
 先日のロンドンからの便り、7月は猛暑で騒いでいたが、8月には入り早ロンドンでは秋風が・・・・
 海外では日本のお盆休みは無い。秋風が起てばロンドンも良い季節の到来!そんな事は余り関係ないが、遺跡の区切りではないが、暑気払いを兼ねて、英国暮らしをお送りしたい。


 今回は飲み屋の話。通称、パブ(Pub)と言われている。Public House (居酒屋)の略称である。
 英国の街には、極端に言えば道路の交わる交差点には4軒のパブがあると言っても過言では無い。

 昔の名残りだろうがパブには、入口が二つある処もある。
 昔は一軒のパブでも、一般労働者とそうで無い人々が飲んだり、軽食を食べる場所が別けられていた時代が在ったらしい。現在では其の境目が取り払われてはいるが、二つの入口と言い、娯楽設備に昔の面影を残している。

 一般労働者の部屋は何処と無く内装も安っぽく、娯楽設備はダーツである。もう一つの部屋は内装と言い、置いてある椅子もソファー等も其処はかと無く上品なのである。娯楽設備はスヌーカー(玉突き)の台が置いてあると言った按配である。
 グラス片手に作業着の侭で、的に矢羽を投ずる。当たり外れに関係なく大騒ぎだ。現在でもダーツの国際大会は、飲食自由の大きなパブのような所で、行われていてテレビ中継されている。

 一方、玉突きのテレビ中継の選手は、蝶ネクタイにベストと言うのが基本スタイルだ。最近、服装の乱れは見られるものの、静かな場内で玉突き台がライトアップする舞台は、矢張り紳士のスポーツと言う感じはする。
 現在の新しいパブは違いがわからないが、田舎のパブや歴史のあるパブでは、此処に在った壁が取り払われたと言う事が一目で判るパブもある。

 パブにも入り難いパブもある。ロンドン市内は問題ないが、移民の多い地区や地元の人しか利用しないパブに入るには、非常に勇気がいる。パブは楽しく酒を飲む所で、勇気を出してまで入る所では無い。

 何だこいつは!と言うような眼で見られてビールが旨いわけが無い。縄張りによそ者が入るのを嫌う地域もある。よそ者を受け入れない雰囲気がある。その時は直ちに退散することだ。そこでビールを飲まなくても死にはしない。

 劣等感や社会に不満を持って生きている人達が、酔っている場所でビール飲んだばかりに、怪我や死ぬ場合もあるかも知れない。

 田舎の街道沿いのパブは、雰囲気も造りも良くて優しいおじさんが居たりする。田舎の昼間のパブは、リタイヤした人や暇な年寄りが時間つぶしをしている。話好きでいい人が多いようだ。お勧めといえる。

 ロンドンとスコットランドでは、パブも雰囲気が違う。ロンドンは都会で何と無く気取っている。都会人にありがちな、冷たさが感じられる。スコットランドは田舎とは言わないが、国民性だろう(ケルト民族)人間の温もりを感じさせる雰囲気が感じられる。
 
 私が住んでいた時はパリの24時間営業を、懐かしんだものだが英国のパブも現在は24時間営業だと言うが、その恩恵を経験していない。パブで飲むビターが最大の楽しみで、唯一のストレス発散の場だった。

 ビールの注文だけは、フランス、英語、ドイツ、ロシア語で出来る。これだけは勉強しなくても自然に覚えた。
 必要とする会話や言語は、それ程努力せずとも自然と覚えられるものらしい。


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