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英国古代遺跡研究会コミュのNO11 【謎の木製環状列柱】

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      WOOD HENGE

 ウット・ヘンジと名付けられた遺蹟で、恐らく青銅器時代の構築と考えられていると言う説明だが、私はウッドヘンジが人類最初の環状建造物だと考えている。
 ヨーロッパの青銅器時代は巨石文化が最盛期を向かえた時期と言われ、ブリテン諸島のストーンサークルもこの時期に作られたという学者も居るのだが、ストーンヘンジのオーブレーの穴と言われる58個の穴は、始めは木柱が建っていたのではなかろうかと私は考えている。
 石と木、何れも古代から存在するもので、どちらが古いものとは断定できない。ただ一つ言える事は、石造建造物は後世に残るという事である。
 木から石への文化の移動、現代の思考で運搬を考えると木材と考えるのだけれど・・・・
 古代の思考としては石への不変性と言う事も出来るのではないか?そんな迷いも沸いてくる。

 ウットヘンジの場所は、村の中心に向かい左の丘にはウエストケネット・ロングバロー、右手の方にサンクチュアリーの聖域と名付けられた遺跡の中間に位置している。

 現在では、何の変哲も無い国道脇の牧草地である。
 中心石から六重の環が張り巡らされていた様で、木柱が立っていたと思われる処に、現在はコンクリート製の杭が建っている。昔はどれぐらいの高さ、太さの柱が立っていたのかは窺い知れない。

 一番内側にある環の柱数は12本。弐の環は18本。参の環も18本。四の環は16本。伍の環は33本。一番外側にある環の柱の数は60本だ。直径50メートルぐらいで円形の環状の大きさから見るに、合計で157本もの木柱が立てられていた。其れほど太さも高さも、大きな柱が立ち並んでいたとは思えない。
 
 木の柱が環状にではあろうが、円内に乱立していたと想像出来る。現在の迷路の様な様相を呈していたに違いない。

 中央に中心石と思われる石塚の様な、小さな石の塊がある。 これだけたくさんの木の柱が6つの環状を形成しているサークルも珍しい。迷路の様に立ち並ぶこの木柱の環状列柱は、どんな施設だったのかは想像もつか無い。
 建設の理由と用途、木の高さや太さ等の謎は、現在も解明されずに残ったままだ。
 
 この遺跡を迷路と考える時、直ぐ隣にあるヨーロッパ最大の長形墳、ウエストヶネット・ロングバローと名付けられた古代墳丘墓は無関係ではあるまい。

 何れにせよ、エヴベリの遺跡集合体の一部である。古代人にとっては必要欠くべからざる施設だったに違いない。


コメント(4)

 中央には小さな石の塊が在り、其の地下から子供の骨が出てきたと言う。

 これも何だか判らない遺跡です。
 写真御覧下さい。
こんにちわ。私は木と石とどちらが先とかあまり考えたこともなくて、同時期にあったんじゃないかと安直に思ったりしています。

ふと思い出しましたが、昨年、ウェールズに旅行した際、カーディフのMuseum of Welsh Lifeに行ったのですが、そこの敷地内に、Timber Circleなるものが再現されて展示されていました。これもここで言われているウッドヘンジの類ですよね? ちょっと見づらいのですが、写真アップします。
  あすとる さんへ

 良い写真ですね。見難いとの感想ですが、私には逆行気味のカメラアングルが神秘的に感じられます。素晴らしい写真だと思います。

 木柱の高さは再現者の想像だと思われます。どんな木の種類でどれ程の高さがあったのでしょうか?このウッド・サークルの古代の姿にロマンがかきたてられます。

 お墓としての埋葬施設だったのでしょうか?
左端の木柱間にある短い木柱、他には見当たらないので、方向柱の可能性がありそうですね。写真の太陽の位置からして東の方向。日の出の方向を示しているのかも知れません。向かい側が西方向、日の入り方向ではないででしょうか? 
 私のロマン(推理する楽しみ)が広がります。

 私の無念はウェールズ地方の遺跡は訪れていない事です。これからもお気軽にどしどしトビ立てや、書き込みの方を宜しくお願い致します。
ストーンヘンジから北東3?、エイブリー遺跡群との間にある遺跡です。BC2300年頃に作られたと思われる遺跡。(掘りの深さは2.5メートルと推定されている)

 建設当時はヘンジが掘られていたらしいが現在は溝と土手は失われて、平地となっている。
北北東に一箇所のヘンジの入り口が在ったらしい。中央の石の塊の下から発見された子供の骨は(三才児と推定)頭蓋骨が失われていた。埋葬前に切り取られたらしく、英国で発見された数少ない有史以前の人身御供かと推理されている。
 この様な事からウットヘンジは、お墓ではなく宗教的な目的の施設と考えられていると言う。集会場か寺院と言う考古学者も居るらしいが、謎のままです。

 日本の雑誌で昨日読んだので、追記をしておきます。

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