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英国古代遺跡研究会コミュの【英国暮らし 其の14】

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  ≪ 愛国心 ≫
  
 スコットランドもイングランド(英国)と言う感覚は間違いだ、と言う感覚になったのはスコットランドに住んでからだった。日本人は英国(イギリス)の一部が、スコットランドだと思っている人は多いと思う。だが、英国は(U.K)共和国なのである。
 
 英国はイングランド、ウエールズ、スコットランド、北アイルランドの集合体で、対等な国家の集合体なので在る。多くの日本人はこの歴史を知らない。
 偉そうに言っている私も、ロンドンで生活するまで知らなかった。

 国家とは、同じ文化を持ち、独自の言語を持ち、独自の貨幣を用い・・・後は忘れた。
 日本ではこの様な事は、余り問題にされない。何故ならば、日本は島国である為に、戦国時代に各大名が国を守る為に争ったが、私に言わせれば内輪の争いで、国家の中での権力争いと言う図式が、当てはまるのでは無いだろうか?
 日本国としての、国家の外敵と言う意識は黒船が来てからでは無いだろうか?

 日本人とは?等と言う問題が議論される事が在るが、縄文や弥生の頃の民族の移動には、血族集団の一族や少数民族の部族に、国家意識は無かったと私は考えている。
 縄文や弥生の頃は、国土と言う意識が無かった。
 人々が国土意識に目覚めたのは、日本の場合は弥生時代に入り稲作農耕が定着し、生活基盤が農耕による定住生活基盤の安定に依る所が大きい。戦国時代の日本は既に統一言語国家であり、日本国と言う一つの国家の内輪もめに過ぎないと考える所以である。

 スコットランドは、独自の紙幣(お金)を発行している。
 コインは英国と共通であるが、スコットランドの紙幣はロンドンでは、多少の問題はある物の大騒ぎする事は無い。集収癖の在る私には、これは嬉しい。
 U.K (ユナイテット、キングダム)は正式名称、王国の集合体で国家の集まりなのである。日本の大名を纏めた豊臣秀吉が、日本の国家の足掛かりを作ったと私は思っている。

 国家意識の激突は今でも見られる。
 其れはスポーツの世界に色濃く残っている。サッカー、特にラグビーの試合は、まさに戦場である。
 スコットランド対イングランドは凄いの一言に尽きる。
 スコットランドのエジンバラでの試合当日は大変である。お祭り以上の賑わいで、毎年繰り返される一大イベントなのだ。
イングランドの侵略を受けた歴史的屈辱を、スコティシュは今でも忘れていない。
 正装とも言えるキルトのスカートを身に付け、民族衣装に身を固めて競技場にあつまる。イングランドも負けては居ない。 赤十字の旗をなびかせて大勢押しかける。
 ラグビー場は戦場なのだ。この対戦はラグビーの試合と言うには、余りにも壮絶だ。
 代表選手は、死ぬつもりでグランドに出て死力を尽くす。
 
 当初の大会の名称は、五カ国対抗ラグビー戦と言った。
 国家の対抗戦なのだ。参加国はイングランド、ウエールズ、スコットランド、アイルランド、そしてフランス。イングランド対スコットランド、この試合を是非、エジンバラで見て欲しい。ロンドンではこの雰囲気は味わえない。
 2006年、いよいよ今年も本格的なラグビーシーズンの始まる季節が来た。現在はイタリアも加わり6ヶ国対抗戦に変わっている。

 新しい章に入る事に、英国の私の感じた雑感を【英国暮らし】として、遺跡の事ばかりではなくと言う気持ちで、載せてきたが、これも後一回で終わりだ。

 次回はいよいよ、オークニー島に上陸だ。

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