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英国古代遺跡研究会コミュのNO58【これぞ正しく巨石建造物】

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 Sunny Stone Circle   
 
 サニー・ストーンサークルと名前が付けられている。
この遺跡はだいぶ時間を掛けて探したが判らず、止むを得ず始めに、前回掲載の教会遺跡(Midmar Kirk&Recumbent Stone Circle)の方に行った経過がある。

 先程から、かなりの時間を費やして探している。五万分の一の地図でも判らない。場所は大体判るのだが、遺跡に入る小道が判らない。何人かの道で出会った人に聞いたが判らない。(多分、私の英語力不足の為だと思われる)
 小道を入った農家の人に聞いてみたら、隣の家の脇道が続く、農家の裏にあると言う。農場とかいてある標識に従い、農家への道を進むと農家の裏の小山に、日本にある村の鎮守の森に似た様な処がある。其処が目指す遺跡だった。
 杉木立の中に巨石が見える。

 この遺跡に続く道は判らないと思う。普通に考えれば、誰でも農家に続く道だと思うに違いない。こんなにでかくて凄い遺跡なのに、標識一つ無い。
 多分、これは個人の敷地の中に在るに違い無い。この土地の所有者の善意で、この森と遺跡が保存されて居るのだろうと思うが、遺跡を見ると巨石を動かす事が出来ず放置してあり、其の為にこの一画が農地に出来ず、其のままにして居たら、森を造ってしまったと言うのが真相の様だ。

 予期せぬ秘宝にめぐり合ったと言う、喜びが隠しきれない。
 写真で見た限りにおいて、巨石では在るが、有名では無いし、私はたいした遺跡とは思っていなかったのだ。プロのカメラマンの手による幻影に過ぎないのではないか?そんな思いが断ち切れなかったのだ。
 其れは、雑誌の写真を見て期待に胸膨らませ、訪れた遺跡に何度か期待が裏切られてきた事実がある。現地を見て見ない事には判らない。と言う良い例だ。

 置石、立石、この遺跡にあるどの石一つを見ても、巨石の大きさが半端じゃない。祭壇石と思われる横石は、先程のミドマー・カークの巨石の大きさを凌ぐ大きさと重さだろう。
 祭壇石の右側に、大きな仕切り石の様な岩が在るのだが、其の石も夏草に覆われて居て、近くに行って初めて其の巨石の存在が判る。倒石は全て膝まで繁る夏草の為に隠れて居る。 

 其々の立石が作るストーンサークルも、巨石と呼ぶに相応しく見事な物だ。巨石の大きさ二、五メートルは楽に在る高さだ。サークルの直径も三〇メートルはあると思われる。
 調べて見ると、サークルの一部の石は、夏草の中に倒れて居る。円周状の廻りに散らばる倒石も巨石ばかりだ。
 冬場の夏草の繁って居ない時期に、この遺蹟を訪れたなら、もう少し詳しい巨石の配置を知る事が出来たろうが、恐らく其の機会は訪れる事は無いだろう。

 後は文献で調べなければ判らないが、この遺跡は名前が付いているので、其れは可能と思われる。なんかの文献にこの遺跡は記されているに違いない。
 祭壇石の上にある、立ち木立越しに下を見ると、国道が見える。帰りに国道から遺跡の方を眺むれば、如何にもさも在りなんと言う様な、円形の森が麦畑の上の方に見える。子供の頃に、田舎で見た田んぼの中に在る、村の鎮守の森にそっくりだった。

 この遺跡は探すのに、かなりの時間と距離を浪費したが、これは諦めずに探して正解だった。写真で見ていて巨石らしいので、如何しても見たかった遺跡だった。雑誌の写真を見て居なかったら、諦めて見ないで帰った遺跡だったと思う。
 この遺跡を見て居なかったら、ここまで来てさぞかし心残りの遺跡に成った事だったろう。
 雑誌の写真で見るより遥かに巨大な巨石建造物だった。
   
                午前十一時三〇分。
 
 Midmar Kirk&Recumbent Stone Circleの近くにあるこの巨石建造物Sunny Stone Circleを是非訪れて欲しい。

 写真が見たい人は何時もの通り、御面倒でもストーンページで御覧下さい。たぶん御覧になれるとおもいます。
 www.stonespage.com


コメント(1)

 当時のままとも思えない「月見台」祭壇石と上記の説明では書いている。
 立石に挟まれた横たわる巨石の上を月が横切る状態を観測する儀式の為と思われるストーンサークルで、スコットランドのこの地方独特のストーンサークルである。

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