大阪日本酒持込呑み比べの会コミュの第26回　大阪日本酒持込呑み比べの会アフターレポート

第26回　大阪日本酒持込会　アフターレポート

NO お酒の銘柄お酒の感想一緒に食べたい料理

① 源平酒造　辛口純米　+8(福井県)

トロッとした柔らかな飲み口、スッとfade outする優しい喉越、香りは最初も中途もほとんどなく最後に穏やかに広がる、平やかな印象の味わい。燗はとても美味しくなる。淡麗辛口って言うのがこういう味、スッキリとした飲み口でしっかりした味わい。香薄い、少しフルーツ香、入り穏やかだが、その後、米の旨味がドバっと膨らんでサッと引く感じ、後味が良い、温めることで、さらに旨味が広がりそう。辛い、中間から最後まで日本酒の辛みが続く、ズバリ、スピリッツを感じる。炊いた白米、カスタードクリーム、マシュマロ、ペパーミント、スダチ、和紙のような香り、柔らかでキレのあるテクスチャー、ふくらみがあり柔らかい旨味が主体、後味はあっさりしている、ふくらみがあり爽やかな含み香、燗して少し苦みが出た。

焼きキノコ、銀杏、アボガドをポン酢で、煮魚、しっかりとした味と合うが、クセのない淡白な素材と合うような気がする、さんま塩焼き、鶏唐揚げ、ビーフストロガノフ、鯛かまぼこ、小鯛の笹漬け

② 瑞穂　黒松剣菱　山廃純米(兵庫県)

アルコールのとげとげしさが無く、丸くふくよかな印象、お米のほのかな甘さと共にキリッとした辛さとちょっとした酸味を覚える、後々、香りが広がる、透明感を覚える喉越しも爽やか。まろやかな味の深み、秋の夜中に本を飲みながら飲むお酒。古酒、純米酒の王道、蒸米のしっかりした味。熟成香、色も濃い、甘、重、あっためたい、ドシンと旨い。酸味、甘さのドッシリ感。炊いた白米、ヨーグルト、大根、鼈甲飴、ペッパーミント、干し椎茸、なめらかでふくらみのあるテクスチャー、ふくよかで厚みのある旨味が主体、後味はキレ良くなめらか、ふくらみがあり厚みのある含み香、燗してふくらみがありなめらか。

はげの刺身(肝つき)、うるめの一夜干し、蒲焼、ぼんち揚げ、おにぎりせんべい、大根の田楽、焼き穴子。

③ 乾坤一　特別純米辛口　(岩手県)

口に含みむ前の香りと裏腹に、一気に香りが広がるやっぱり米、ズバリ米、鏡餅のように舌先にインパクト(シビレ感)を残しながら優しく消えていく香り。柑橘系の味、やや甘味あるお米の味を感じる、青リンゴのような。アルコール感、ツンとする、草、果物ではない、控えめな香り、味薄め、スルッと入る、料理の邪魔をしないお酒、のどを通る、一瞬強くなる、引っかかる、大吟のお酒を飲んで２本目に飲みたいお酒。酸味がまず、すっきり感、最後に苦味が少し。炊いた白米、生クリーム、マシュマロ、クレソン、クールミント、スダチ、なめらかですっきりとしたテクスチャー、さらりとすっきりとした酸味が主体、後味はキレよく爽やか、爽やかですっきりした含み香、燗して爽やかでキレイな味。

ほうとう、湯豆腐、鳥すき、冷奴、突き出し全般、干物(あじ)、厚揚げ(しょうが醤油)、はんぺん、塩焼の焼き鳥、三色なます

④ 金陵　純米生原酒　(香川県)

甘い香り、深く強い果実味、最初から中盤に香りが広がり、後に続くように味わいが広がる、最初はグレープフルーツ、後で少しドライフルーツ(柑橘)のような深さ、でもそこまでの果実味は…この７本では一番かも。すっきりとしながら口に広がる柑橘類の味わい、ライムをかじったような酸味がしっかり味わえる爽快感、これは燗にしたい。熟成系の香り、重い酸味、新政のシュワシュワ酸とは違うドシンとした酸、重い味だが後味の引きはキレイ。甘味のある香り、柔らかい甘味、苦味は少な目、燗で飲みたい。炊いた白米、生クリーム、マシュマロ、クレソン、ペパーミント、スダチ、和なし、なめらかでキレの良いテクスチャー、ふくよかでキレよい酸味が主体、後味は柔らかくずっきり、ふくらみがあり厚みのある含み香、燗でキレの良さがすっきり爽やか。

鯛そうめん、唐揚げにポン酢、甘めの玉子焼き、おでんのがんもどき、豚の角煮、サーモンの造り。

⑤ 野武士　しずく媛　純米吟醸(愛媛県)

丸くふくよか、深みを感じる、後にライチのような甘味を若干感じる、最初は優しく、しつこさはなく、旨味のみが広がる。舌にソフトに触れてくる、綿あめのよう。蒸米の日本酒、王道な味、雄町としか言えません。穏やかなフルーツ、酸が旨味と甘みをうまくまとめている、一番美味しい。ブドウの甘さ、華やかな香り、すっきりの後味。炊いた白米、生クリーム、マシュマロ、クレソン、ペパーミント、GF、なめらかで柔らかいテクスチャー、ふくらみがあり柔らかい旨味が主体、後味はなめらかで柔らか、ふくらみがありコメの旨味を感じる含み香、燗で柔らかでなめらか。

ふぐ(刺身、唐揚げ)、サバ味噌、鮭の塩焼、ドテ焼き

⑥ 刈穂　山廃純米　超辛口(秋田県)

スッキリ爽やか、夏の避暑地、エバーグリーン、さりげない存在感を残しながら、スッと消えていく香り、甘味←お米←甘酒を薄めたような味…白湯、しっかりした味、煮物のような味わいと合わせると一気にお米の旨味が広がる。色少し褐色、甘いナッツの香り、温めたい、味の広がりが少ない、後味に主張。古酒のようなどっしり味、ぜったい燗だ→すっきり系に変化。炊いた白米、ヨーグルト、バター、マシュマロ、干し大根、ペパーミント、干しシイタケ、柔らかくキレよいテクスチャー、ふくらみがあり厚みのある旨味が主体、後味は厚みのあるキレが良い、綿菓子のようにまろやかな含み香、燗でなめらかでふくよか、柔らかみが出る。

鮎の塩焼き、ブリ大根、燗してコンソメスープ、豚角煮、棒鱈の煮物、ミモレットチーズ(３年以上熟成したもの)、ブリの照り焼き、きりたんぽ鍋、フォアグラ

⑦ 純米吟醸　京の華　辰泉酒造(京都府)

とにかく邪魔にならない風味、山田錦が五百万石に比べて個性薄い、水代わりのテーブルワインのように飲める酒、お米の味わいは後に少し、口に含むとトロトロ感有り。フルーティー、桃の節句に女子同士で飲みたい酒。旨味があるがあとからキツイ、アルコールの味がどっしりくる。薄いマスカット、じわじわと味が広がり、じわじわと引いていく、酸と渋みが強い。前半はすっきりで特徴を感じない、後半はメロンのような甘味を感じた。炊いた白米、生クリーム、マシュマロ、和なし、ペパーミント、スダチ、柔らかくすっきりしてテクスチャー、柔らかくすっきりした旨味が主体、後味はさらさらとスッキリ、爽やかでスッキリとした含み香、燗でやわかかくまろやかさが増す。

海水の塩気を感じる牡蠣(厚岸のまるえもん、糸島のみるく牡蠣)、湯豆腐(燗にして)、するめ、すき焼き、焼き牡蠣(醤油で)、ソース焼きそば、ホタテの塩焼、ふろふき大根。