順にコメントしていっても良いのだが、前半2曲については特別な感興はなし。曲がりなりにもDeus ex machinaがテーマとなるならば、機械仕掛けによる様々な音現象はより本質的に音楽の形式へと干渉すべき、だとか、エレキギターが2本入っているだけで、武満やドビュッシーの引用を披瀝されても今更感は拭い切れない、とか、どちらにも不満はあるが、強いて言うなら1曲目の方によりユニークな音響が聴かれた。
特筆すべきことは、これを英語に翻訳した上でも同様のプロセスが用意されており、「Even now I can’t give an answer」から、別の音高と持続が決定されるわけだ。翻訳することによって、音高の出現順もその持続も変化するというのがポイント。これらが、コンピューターで合成されたアンケート内容の朗読を伴って、四分音符=120のビートに乗って淡々と進んでいく。