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2010年W杯 タコのパウルくんコミュのラビオくんよ、永遠なれ!!〜奇跡の神タコの系譜〜

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■サッカーW杯の試合予想を全て的中! タコのラビオくん、すでに茹でられて出荷
(しらべぇ - 06月29日 18:31)

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=5178362



サッカーそれは、ドイツのオーバーハウゼンにある、「水族館シーライフ」にて、ほんの小さな試みから始まった。ここで飼育されていた、マダコのパウルくんは、他のタコに比べて、際立った賢さを示していた。そこで、様々な課題を与え、トライさせて行く過程で、誰かが思い付きで、サッカーの試合の勝敗を予想させるゲームをやらせてみたのだ。ところが、最初はほんの余興のつもりが、パウルくんは、予想に反して際立った才能を示し、世間の注目を浴びるまでになり、かなりの高確率で、勝敗を当ててしまったのだ。

そこで本番のW杯南アフリカ大会で、ドイツ代表の勝敗を予想させた所、7試合全ての勝敗を、完璧に的中させ、その上決勝戦の勝敗までも、パーフェクトに当ててしまったのだ。その偉業は、世界から注目され、「神タコ」として、称えられた。そして、世界各地から、一時レンタルや占いの依頼が殺到し、水族館職員も、困惑する事態に。

しかし、パウルくんに残された時間は、多くは無かった。マダコは短命な生き物であり、長く生きてもせいぜい3年、パウルくんにも、寿命が迫っていた。そこで水族館の担当の職員は、パウルくんに静かな余生を送って欲しいと、数あるオーダーを厳選し、最低限の以来のみを受ける事で、その終焉を、静かに見送った。時に2010年10月26日、神タコと称えられたパウルくんは天寿を全うし、天に召された。

水族館は、パウルくんの偉業を称え、メモリアルな展示コーナーを新設し、パウルくんのモニュメントを建立し、未だに世界中から訪れる、ファンのみなさんを出迎えている。

このパウルくんの偉業については、その後色々と研究され、もっともらしい理屈が付けられたが、それでも、奇跡のような快挙を成し遂げた事は確かな事実だ。元より、タコは、蛸薬師など、古来から信仰の対象にされる程、神秘的な生き物てあり、変幻自在な擬態能力と、特異な高知能で、「海の霊長類」とも称されている。ひょっとしたら、本当に何か霊力とも言うべき知覚力を持っているのかも知れない。

その後、W杯の試合を予想し、占った8試合全てを的中させたパウルくんにあやかり、世界各地で、タコをはじめ、様々な生き物に、試合の結果を占わせる企画が流行したが、その元祖であるパウルくんの存在は、今なお多くの人々の記憶の中に、強烈な印象を刻み込んでいる。


それから4年後、再び巡って来たW杯ブラジル大会には、パウルくんの偉業を継がせたいと、ドイツのオーバーハウゼンのシーライフを始め、世界各地でチャレンジが行われたが、後継者は現れなかった。本家のオーバーハウゼンのシーライフでも、パウル2世と名付けたタコに予想をさせたが、結果は芳しくなく、他にも数匹のタコを訓練して占いをさせたものの、遂にパウルくんの後継者育成を断念。結局は、「パウル2世」は居なかったと発表するに至り、世界中を落胆させた。そしてパウルくんが、いかに特別なタコであったかを、改めて再認識させられたのだ。

だが、その時、意外にも、パウルくんの偉業を継ぐタコが、何と日本に現れたのだ。それこそが、室蘭水族館のミズダコ、「勝子さん」であった。勝子さんは、ブラジル大会の期間中、計8回の予想を行い、そのうち5回を的中させた。特に、予選リーグの日本代表の3試合については、3試合とも、大当たりであった。

しかし、決勝トーナメントについては、勝子さんが産卵期に入った為か気が乗らず、5戦のうち、約半分の2試合を当てただけに終わり、しかも決勝と3位決定戦については、外してしまったが、産卵期の勝子さんに、無理やり予想をさせたものなので、ある意味仕方のない結果と言えるだろう。

この後、産卵を終えた勝子さんは、他の殆どのタコと同様に、力尽き、静かに息を引き取った。その後、室蘭水族館の職員のみなさんは、何とかその卵を孵化させて後継を育てようとこころみたが、残念ながら上手くは行かなかった。

しかし、勝子さんの快挙は、ニュースで報じられ、その後も、日本では、しばしばタコに占わせるイベントが開催された。かくして、室蘭水族館の勝子さんは、パウルくんに次ぐ、奇跡のタコとなり、人々の記憶の中に生き続けている。


そして、さらに4年の歳月が流れ、遂に、W杯ロシア大会が始まった。4年前に勝子さんの活躍で一躍注目を集めた室蘭水族館は、今回も新たに入荷したミズダコを使って、勝敗を予想してもらおうとしたのだが、新たなミズダコは、水族館に来たばかりで慣れておらず、芸を仕込むには時間が無さ過ぎたため、今回は残念ながら、断念する事となった。

そんな時、タイムリーにも、道北の小平(おひら)町で、水揚げされたミズダコに、勝敗を占わせるという企画がスタート。ラビオくんと名付けたミズダコに、日本代表の予選リーグ3試合を予想させたが、何と3試合とも大当たり!、完璧に的中させてしまった。その事を知ってマスコミも注目し、ネット上でも話題となり、一躍時の人、ならぬタコとなった。勝子さんに続く、新たな神タコの誕生であった。

しかし、ここで事態は急変する。元々、ミズダコは、水揚げされるとすぐに弱ってしまうために、水族館のようなちゃんとした飼育の施設がないと、長期間生かしておく事は困難なのだ。「ラビオくん」と名付けたミズダコに予想をさせるというこのイベントは、元々漁協が企画した町の特産物としてのミズダコのPRが目的であり、その場限りのパフォーマンスで終わる筈のものだったのだ。その段階では、まさか3戦全てが的中し、ここまで騒がれるようになるとは、夢にも思わなかったに違いない。3戦全てを当てた奇跡のタコとして、注目が集まるようになった時には、実は、当のラビオくんは、既に出荷された後であった。

イベントを企画した漁協にとっては、イベントは余興に過ぎず、3戦分の占いを一気にやらせた後、弱ったミズダコが力尽きる前に、即日締めて出荷したのは、当初の予定通りの行動だったのだろうが、3戦全て的中させてしまったので、次は決勝トーナメントも占って欲しいと求められるのは、必然の展開であろう。今さら、既に出荷しましたとは言いづらいのは理解出来るが、だからといって、曖昧な受け答えで情報を混乱させたのは、適切な対応とは言い難い。

漁師にとっては、ただの食材に過ぎなかっただろうが、パウルくんや、勝子さんのような、キャラクターとして確立されたタコの存在を知っている者からすれば、「ラビオくん」という愛称を付けられた時点で、それらの先達とつながる存在として、見てしまうのも、無理はあるまい。むしろ、かのパウルくんの再来として、その後の活躍を期待してしまうのが、人情だろう。

漁協の関係者のみなさんは、その辺の所まで、考えが行かなかったのだろう。しかし、愛嬌のあるタコは、水族館では人気者であり、あれ程の活躍を見せれば、愛着が湧くのは、必然であろう。その意味で、早まった出荷が、惜しまれる。かくして、和製パウルくん出現の夢は、断たれてしまった。たとえ愛称を襲名したとしても、3戦全てを的中させた初代とは別物であり、同様に見る事は、出来ないのだ。

せっかく3戦全てを的中させたのに、早々と出荷されてしまった初代ラビオくんの運命は、やはり切なく感じてしまう。キャラクターとして立っていただけに、愛着を感じてしまうので、この突然の別れは、残念でならない。今はただ、冥福を祈るしかない。

それでも、3戦全てを的中させた偉業は、消える事は無い。パウルくん、勝子さんに続く3体めの神タコ「ラビオくん」。我々は、この奇跡のタコを、決して忘れない。ラビオくんよ、永遠なれexclamation ×2蛸波

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