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web magazin [ NO ! ]コミュの7月号REAL BEAT GIG vol,107掲載記事 紹介

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REAL BEAT GIG vol,107 〜ゲスト:THE STAR CLUB〜 】/レポート 中西 歩
REAL BEAT GGとは、大阪孤高のパンクバンドTHE BALLADの主催する歴史ある企画だ!
1985年結成のTHE BALLADは、過去に数回THE STAR CLUBと共演こそしてきてはいるものの、
その活動の在り方には大きな違いがあり頻繁に共演する事はなかった・・・。


日本のパンク創世記である1970年代に名古屋で誕生したTHE STAR CLUBは、海外のパンクムーブメントに大きく影響を受けた日本のパンクの代名詞ともいえる存在である。


一方のTHE BALLADの歴史は浅く、大阪で1985年に結成され昭和から平成という時代の中で日本という土壌の中で独自の政治的メッセージを主体とした「少数派パンク」の生き残りといえる。


8月6日【REAL BEAT GIG vol,107】は、様々な意味に於いて
既に死語なのだろうか?「PUNK」という言葉に於いて本当に貴重なライブとなるだろう・・・。
未だにめでたく「PUNK」を信じている読者諸君、そんな糞野郎共は、
是非、注目してほしい・・・。


では、THE BALLAD 諸見里さん(vo KOU)に少しお話を伺ってみたので紹介したい!


THE BALLADは1985年7月に結成された大阪のパンクバンドであり、

結成当初より一貫した姿勢を貫き、シーンにおける徒党を組んだ活動や一時期こそ「反戦集会」や「反核集会」等々への

出演も目立ったものの、政治活動家との共闘をも嫌い、純粋に一パンクバンドとしての活動に徹してきた異質で孤高の存在である。

そのメッセージは、「反戦」「反権力」「反差別」「動物愛護」を主体とし強烈に問いかけてくる一方で、

最近では、「情緒ある日本文化の継承」に危機感を促し、「真の愛国心とは?」と持論を説く側面をもっている。

けっして「右翼」「左翼」というカテゴリーでは括ることなどできない政治的メッセージを貫く「少数派パンク」の生き残りといえる。

彼らの言葉を借りれば、「人は人でしかない、右だとか左だとか勝手にすみ分けできる程単純なものじゃないだろ!」

「全ての人にはそれぞれの優しさがあり怒りもあるように、思想も同じでイメージだけで都合よく仕分けして片づけれる事じゃない!」

との事だ・・・。





実際、初めて話した時には、左翼的パンクバンドの人というイメージで会ったのだけれど、左翼独特の粘りっ気もなく

あっさりした話しっぷりで、話していくうちに意外と古風で武士道に拘ってる諸見里(vo KOU)という人物に出会えた。

それもそのはずで、本人は6歳から22歳までは武道家であり、「諸見里さんを形成しているものは?」という問いに

「忍耐」「克己心」「不動心」が基本と応えたのだから・・・。いやはや残念な事にパンク・ヒッピーのそれではなかった。

完全に肩透かしを食らったのだった・・・。







8月6日は原爆記念日である。

勿論、社会的なメッセージが用意されているものと尋ねてみたのだが、

「今回のこのイベントには、社会的な意味合いは一切ないですよ。」という返答が返って来た・・・。

たまたま、日本パンクの代名詞といえるTHE STAR CLUBとの共演が8月6日なのだと言う事なのだろうか?







諸見里(vo KOU)が続けた、

「THE STAR CLUBは、すごいですよ。本当に長い事続けるってのは凄い、精神力もエネルギーも必要だし・・・。

素直に尊敬もするし誇りにも思うよ。俺たちに同じ事は絶対に無理・・・、ホント大変だから・・・。」

「ただ、今のシーンに対しては少しばかり思う事もあります。尊敬する先駆者たちにもね・・・、

今のこんなシーンをもう一度見渡してほしい、本当にあなたたちはこんなのを作りたかったの?って感じ・・・。」





なんとなくぼんやりとした口調だが、言わんとしている事は重く、筆者なりに受け取れた。





「音楽の世界って自由なはずんだけど、なんだろう?ピラミッドなんですよね。笑えるくらい綺麗で解りやすいピラミッド!

そこにシステムがあって、そこへ右に倣えってして、ピラミッドの底辺に入り込もうと椅子取りゲームに必死になってる

若いバンド・・・。何か見失ってるよね。なんだろう・・・、哀れだよね。椅子取りゲームに勝ったところで金太郎飴のような

パンクロックをどうしたら巧くなれるかって感じで必死で何年もかけて、ひたすら走って、

本当にボロボロになっても、俺たちゃ負けないよ〜。って感じで・・・。でもピラミッドの頂点にはなれっこないわけ・・・。(笑)

だってオリジナルじゃないんだからね・・・。憧れは否定しないけど、モノマネはモノマネですよ。」





「だから、自分の足でしっかり立って、オリジナリティのある事を始めていかないと、自主性をもってね。自分の力で何かを

築いていくという気持ちのあるアーティストが生まれてこないとね・・・。わかるでしょ!(笑)

おいしいところへ乗っかろうとする奴ばっかりじゃ何も新しい事なんてできないから・・・。」





たしかに、思い起こせば20年前のパンクバンドが復活し主体となっている状況に乗っかろうとしている、

若いアーティストが目立つようにも思う・・・。ただ筆者にはそれが良い事か悪い事なのかさえも判断がつかないのが

正直なところでもある・・・。実際、打ち上げ外交に勤しむ友人のバンドマンの努力も目にしているからだ・・・。





「俺ね、きっと、みんな勘違いしていると思うんですよ。ピラミッドの一片になることがパンクの仲間入りなんだと

認められる事なんだと・・・。うん、あえて質問するとしたら、その先に何があるの?ってこと聞きたいかな・・・?」





「俺たちは、歳だからあと何年できるかもわからないし、2012年からは椅子取りゲームに巻き込まれないようにして

俺たちなりの新しい試みをしていこうと考えているんですよ。そうですね、細分化したカテゴリーになんて縛られない自由な

ロックという大きな枠組みの中で本当に良い曲を作りたいですね。そしてまだ知らないアーティストを発掘して共演をしていく

世界中のアーティストとね・・・。馬鹿と思われるかもしれないけど音楽って本来そういうものだと思いませんか?」





既に、THE BALLADというバンドが何かまったく別のところを見ている雰囲気をまたしてもやんわりと話してくれた。

内面の激しさを言葉の端端にのせながら・・・。

そして最後に8月6日REAL BEAT GIG vol,107の見所を聞いてみた!





「う〜ん、難しいけど、月と太陽かな・・・?

勿論、「太陽」は、THE STAR CLUBだよ・・・。

誰かに、月とすっぽんやろ!と怒鳴られそうやけどね・・・。 

「月」はTHE STAR CLUB以外のすべてのバンドかな?

カッコヨク言えば・・・。

月と太陽・・・。

これでいきましょう!!」



「それぞれにロックをパンクを感じてくれればうれしいです。あっ、イベントとは関係ないと言いましたが、

俺の心内には「広島」「反核」「反戦」をしっかり刻んで挑みますよ!

THE BALLADを見て、これもパンクなんだと共感してくれる人がいれば幸せです・・・。」







コメント(1)

興味深くじっくり読ませて頂きました。

8/6とても楽しみにしています!

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