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Snowy English Clubコミュの絵本の世界

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私が好きな絵本を紹介します。絵本は子育ての時に多いに役立てたいもの。大人が落ち込んだ時にも、おすすめです。ユーモラスな絵やストーリー、また美しい絵や興味深い絵が、しばし浮き世の憂さを忘れさせてくれます。まずは最初の一冊目。

HARRY the Dirty Dog (どろんこハリー) 犬
文:ジーンジオン 絵:マーガレットブロイグレアム 訳渡辺茂男 ほっとした顔

 タイトルは、今は監督として有名なクリントイーストウッドの出演作Dirty Harryを思い起こします。イーストウッドの演じたアウトロー的なキャラハン刑事のイメージ通り、犬のどろんこハリーも お家でお利口にしているわんちゃんじゃないんですね。お風呂嫌いが高じてプチ家出してしまいます。ダッシュ(走り出す様) さんざん遊んで帰ってきたら、体の色が変わってしまって、家族に別の犬と思われてしまいます。「僕はハリーだよ」と懸命に訴えるハリー。さてハリーは無事に家族にわかってもらえるのでしょうか。ちょっとドキドキが、両親にだだをこねたい子どもの心を揺さぶる作品だと思います。また親としての立場からも、ちょっといたずらしたり、反抗したりしたい子どもがやっぱりおうちがいいなと思う過程がわかります。そんな子どもがいとおしくなる作品です。ハリーシリーズはこの他、「うみべのハリー」「ハリーのセーター」があります。

コメント(6)

『せいめいのれきし』 
バージニアリーバートン(Virginia Lee Burton )は アメリカの絵本作家です。
『小さなおう』(1942年 石井桃子訳)でコールデコット賞を受賞している他、たくさんの絵本があります。
中でも私がおすすめなのが、『せいめいのれきし』(1962年石井桃子訳岩波書店)
生命誕生のお話です。宇宙の事まで書かれてます。紙芝居みたいな雰囲気です。
大人にぜひ読んで欲しい。子どもはなかなかわからないかもしれないけれど、何回も読んでいるうちに、きっと興味を持ってくれるでしょう。絵がすばらしくて。
宇宙と比べると、小さい絵本ですが、ページを開くと宇宙が広がっている感じがする本です。子どもに取っては、少し難しい絵本かもしれません。
せいめいの誕生をこれほど率直に書いた本は他にないだろうと思います。バージニアリーバートンさんは地球の環境問題にも深く感心をよせていたそうで、そんな意味でも大人から子どもまで是非手に取って欲しい1冊です。
The Little House (ちいさいおうち)ばーじにありーばーとん作いしいももこ訳
 私がちいさいときに、母からこの本をプレゼントされた時、読んでから『わたしは大きなお家がいい』と考えたものです。昨年の直木賞受賞『小さいおうち』中島京子作を本屋で見かけた時、懐かしく早速買って帰って読みました。昭和のノスタルジーが香る小説で、どこにも書かれてはいなかったけれど、バージニアのちいさいおうちを思い出しました。大人になって今私は、「ちいさいおうち」が欲しいと思います。大きいお家は掃除がたいへんなんてね。そして「ちいさいおうち」の[ちいさい]という言葉は必ずしも小さいということではないかもしれないと思ったりしています。「ちいさいおうち」の後ろに広がる丘や畑などの広い場所に建っているから小さく見えて
いるだけかもしれない。日本の住宅事情から比べると大きなお家かもしれない。天井はきっと高いだろうな。この絵本を読んでいると、「大草原のちいさなうち」ローラインガルス作も思い出します。この2冊は古き良きアメリカの香りがする本でもあります。
*「大草原のちいさい家」の第1巻は「大きな森の小さい家」でした。
じょせつしゃけいてい バージニアリーバートン作
Katy and the Big Snow

まっしろなページを雪に見立てて
ケイテイが 進んで行くにしたがって
街が現れてきます。
それが本当に素敵。
アニメでは味わえない
雪が除雪されて行く過程が
ゆっくりと確実にわかるような気がするのです。
最後までいくとまた最初にもどって
始めに雪から出てきた建物は なんだったかなって
確かめたくなるのです。
働くことが 何かを成し遂げることが
時間がかかる作業であること
絵本を読みながら
なんとなくわかることができる。。。
すごい本だと思います。
かいじゅうたちのいるところ
Where the wild things are  モーリスセンダック作 神宮輝夫訳

モーリスセンダックは ニューヨーク州ブルックリンのゲットー生まれのポーランド系のユダヤ人。彼の生まれた1928年はミッキーマウスが誕生して、センダックはミッキーマウスの大ファンとなり、彼はデズニー映画に強く影響を受けているそうです。 『かいじゅうたちのいるところ』は優秀な絵本としてコールデコット賞を受賞して、世界的なベストセラーになっています。映画化されて昨年1月に公開されていますね。訳者の神宮輝夫さんは 児童文学の翻訳の大御所のような方です。マークトウエイン名作全集、アーサーランサム著のツバメ号とアマゾン号のシリーズ、アリソンアトリー作のサムピックおおそうどう、フィリップターナー作ハイフォースの地主屋敷、ロイドアリグザンダーのタランシリーズ等など数多くの児童文学を翻訳されています。さて。主人公のマックスが、かいじゅうたちに出会い彼らに命令する口調は多分彼のおかあさんの受け売りなんだろうな...と思わずクスリとしたくなります。こどもがいけないと言われたことをして、おこられて、納得できなくて、最後にはおかあさんは大切だとわかる過程は、読んでる親子にもきっと、こどもはこんな風に成長していくんだねと教えてくれる絵本だと思うのです。最後の『and it was still hot.』を読むと、幸せな気分になれること間違いなしです。
コールデコット賞

アメリカ図書館協会の下部組織である児童図書館協会(ALSC)が、アメリカ合衆国で毎年最も優れた子ども向けの絵本に与える賞です。名前の由来はイギリスのイラストレーターランドルフコールデコットにあります。彼がエドマンドエヴァンズとともに制作した子ども向けの絵本が 絵と言葉が補い合って一つの物語の世界を創作する現代絵本の源流と位置づけられています。ケイトグリナウエイも同じ時代の絵本作家です。

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