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Snowy English Clubコミュの元気なマドレーヌ

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元気なマドレーヌ ルドウイッヒ・ベーメルマン(Madeline by Ludwig Bemelmans)

 マドレーヌは実は作者ベーメルマンの奥さんの名前だとか。絵本のマドレーヌはアメリカ生まれでフランスパリの寄宿舎学校に住む体は小さいけれど勇敢な女の子。
寄宿舎に住む12人の女の子が 晴れても照っても散歩に出ました。というところに
この寄宿舎の気概が感じられます。女の子だからといってちやほやしません。世の中のいい事も嫌な事もしっかりと事実を見つめようというのがこの寄宿舎の方針です。『げんきなマドレーヌ』はマドレーヌシリーズとしてこの後何冊も出て、その後ベーメルマンさんの孫さんに書き継がれていきます。この第一作では元気なマドレーヌが盲腸になり、すわ大変ということになります。(Madeline gets appendicitis and must go to the hospital to have her appendix removed.)
 作者のベーメルマンさんはオーストリアのチロル地方にうまれ、父親はベルギー人の画家でした。そんなところから絵本を描くことにつながったのでしょうか。ベーメルマンさんはかなりの問題児だったようで寄宿舎学校で育ったとあります。自分の寄宿舎生活がこのお話にも投影されているのでしょうか。その後彼はおじさんのホテルで働くのですが、そこでウエイターを銃で撃ち瀕死の重傷を負わせた事で、アメリカに移民しなければ行けなくなります。その後アメリカ軍に入隊しますが、国籍がドイツであった為にヨーロッパには派遣されませんが、優秀だったようで軍隊内では昇進を果たします。
 
 ベーメルマンさんのマドレーヌの絵のタッチはシンプルなのですが、登場人物の表情が豊かでその場の様子がよくわかるのが不思議です。ベーメルマンさんは若い頃から父親のように画家になりたかったようですが果たせず、自分のレストランをニューヨークに開いて店内の壁や看板に自分の絵を描きました。その絵を見て友人に絵本を描く事を勧められたそうです。正式に絵を描く事を習ったわけでもなく、自ら道を切り開いていった人。彼の筆のタッチの力強さとマドレーヌという女の子のたくましさはそれに由来するのかもしれません。元気が無い時に読むと効果てきめんの本です。
 

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