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秋風亭コミュのARA/持ち回りキャンペーン『孤高の獅子』

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秋風亭の空気を読者の皆様にもお伝えするため、プレイしているキャンペーンの紹介などを書いていこうと思います。
単発プレイは各システムのトピ、キャンペーンは単独トピでいいよね?

さて、このキャンペーン。タイトルには『孤高の獅子』と書きましたが、正式なキャンペーンタイトルではありません。というかキャンペーンタイトルはありません。これはPC達のギルド名です。ギルド名決定表でランダムに付けた名前なので、意味も(今のところ)ありません。どう孤高でどう獅子なのかは今後決まるかも知れませんが。
で、何故タイトルもないキャンペーンになったかというと。
ある時、我々秋風亭メンバーの中の3人――私こと港、そして帝となぎぃは、3人だけで暇潰しに何かをして遊ぼうということになりました。しかしPL2人でTRPGというのはちょっと無理がある。でもTRPGがやりたい。そんな時に目に付いたのが、ARAのランダムダンジョンルールでした。
これを使えば、3人の内1人がGMをしながらPCも1人担当し、適当に遊べそうだ…ということで、早速PCとギルドが作成されました。3人でPCを1人ずつ。それから一応メインクラス4種は揃えた方がいいだろうということで、全員で共用し持ち回りで操作するPCを1人。4人パーティの完成です。
まあそんな感じで、本格的にプレイする訳でなく適当に遊ぶためのギルドとして発足したのがこの「孤高の獅子」です。

因みにランダムダンジョンでやってみた初プレイはというと…「やっぱりGMは必要」という結論に達しました。チャートを参照し、敵のダイスを振る担当だった帝は早々にPC操作との両立をギブアップ。私となぎぃが2キャラずつ動かすという事態に。

で、このギルドは暇潰しがしたい時に適当に人を増やしたり減らしたりして使おう、ということになったのですが、それから程なくして早速また使う機会が。秋風亭の元主要メンバー、最近はTRPGから少し離れていたWihZ氏が久々に遊びに来るということになり、「ファンタジー物がやりたい」という彼のリクエストに応えてルールの簡単なARAをやることに決定したのです。
ARAはどうせやるならキャンペーンや連作として、キャラを育てていきたいもの。だったら単発でやるよりも、メンバーの入れ替わり自由な例のギルドを使ってしまおう…ということで、「孤高の獅子」は新メンバーを加え、ランダムダンジョンではないシナリオを用意されて再び起動されることになりました。
…で、シナリオを作るに当たっての話し合いでPC達の設定も色々決まってきたりして、意外にちゃんとストーリー展開ができそうな予感がしてきたので、トピック作成。

コメント(7)

【第1話 冒険許可証】GM:帝

冒険者ギルド「孤高の獅子」の面々は、空中都市テニアでの冒険の許可を貰うため神官長ルフトに面会に来ていた。与えられたミッションは、試しの洞窟の地図を完成させてくること。

要するにミッションデータの最初のです。当初はランダムダンジョンで遊ぶギルドのはずだったので、舞台はテニアになりました。…あれ、じゃあキャンペーンタイトルは『覇王の空中庭園』になるのかな? まあいいや、もう既に全然違う話になりそうだし。

参加PCは以下の4人。

■アイビス(PL:港)
クラス:メイジ/ダンサー 種族:ドゥアン(天翼族)
消去法で決まった、「孤高の獅子」のギルドマスター。槍で戦う殴りメイジ。飄々としたおじさ…お兄さん。一度死んだことがあるらしいが詳細未定。

■イール・ニィ(PL:帝)
クラス:ウォーリア/アルケミスト 種族:ヴァーナ(兎族)
元気いっぱい兎っ娘。記憶喪失だが気にしない。持ち前の明るさと幸運が最大の武器。ポーションを飲む時のコツは胸を張り、腰に手を当てて飲むことらしい。

■ミアーユ・リリン(PL:なぎぃ)
クラス:アコライト/サモナー 種族:エルダナーン
正統派ヒロイン属性の回復役。エルダナーンとヴァンパイアの間に生まれ、今まで苦労してきたらしい。ファミリアは小さな竜で、呼び名は「お父様」…実は呪いで姿を変えられた父親だとか。

■ゴンザレス(PL:共用)
クラス:シーフ/ウォーリア 種族:ヒューリン
頭数合わせで作られた、ギルドの主戦力。…何か間違ってる気がするけど気にしてはいけない。共用キャラという立場上、寡黙な性格という設定に。ネヴァーフに育てられた斧使いの大男。育ての親の仇を探しているらしい。

既に4人はギルドを組んでいる設定で始めたものの…この連中がどうやって知り合ってどう纏まったのか、これから後付けで決めるのが大変そうですね。
で、実際の冒険は、ランダムダンジョンとはいえ4部屋だけのダンジョンだったのであっさり成功。とは言っても何故かイベントが4部屋とも戦闘で、マッピング試験というより戦闘試験の趣でしたが。
こうしてテニアで冒険者としての活動を始めた「孤高の獅子」の面々。本当の戦いはこれからだ!(←打ち切り漫画の最終回風に)
【第4〜5話 満月洞再び】GM:おろ、帝

【第4話】
参加PC
■アイビス(PL:港)
■イール・ニィ(PL:帝)
■ミアーユ・リリン(PL:なぎぃ)
■ゴンザレス(PL:ゴンザレス)

詳細は第1話参照。
あ、イール・ニィだけクラスチェンジして
ウォーリアー/グラディエーターになっています。
ちなみに第2話はなぎぃが、第3話は港さんがGMをしています。

第2話はピラミッド構造のダンジョンに乗り込み、
地下でレライエを発見して逃亡したところで終了。

第3話はミアーユのお父様の呪いを解くべく
満月洞に乗り込むものの…呪いをとく泉の水が少量しか手に入らず、
別の人間の為に使ってしまいました。

さて、改めて第4話ダイジェスト。
「孤高の獅子」の前に現れたボル・ボリーヤ。
彼は、呪われた武具を満月洞の泉で解呪してほしいと依頼した。

報酬の「レベル5以下の武器・防具を一つずつ」に
惹かれ依頼を受ける「孤高の獅子」。
ランダムに形成されるダンジョンを潜り抜け、一路地下2階の泉へ。

1階のギルマン・ナイトとの激戦…
そして、彼に騎士として認められたゴンザレス。

ジャック・O・ランタンとハーベストの群れに
なすすべもなく逃げ回る一行。

グレンデルとの死闘を潜り抜け、一行は無事に泉に辿り着く。

2階が回復ポイントばかりでつまらないと言っていた
GMが、GMの権利を行使してランダムであと2フロア分の遭遇をすることに。

(ぴらっ)
スペードのエース。
……ありえん。
と思いきや、戦闘もなく無事に終了(笑)

悔しがるGMだが、もう一枚カードをめくる(ぴらっ)
ジョーカー。

一行の前に現れた、王冠とマントを羽織ったギルマン。
ねねねねねね、ネームドモンスター!?
大津波を喰らいつつ必死で逃げ去り、なんとか生還。

【第5話】大事な指輪を…
前回のダンジョンで少女を救い出していた「孤高の獅子」。
彼女から、大事な指輪を探してきて欲しい!
との依頼をうけた一行だが…洞窟に潜むギルマン王を恐れ、ためらっていた。

が、そこに騎士団がギルマン王討伐のために
軍を派遣したことを知り、それならと再び満月洞へ赴くことに。
1階でまたジョーカーを引き、騎士団と戦闘中のギルマン王と遭遇しながらも地下へ。

途中で崩落に巻き込まれ(ギルマン王の津波の余波)
一フロア余分に探索することになったり、
大津波に巻き込まれ更に一フロア余分に探索することに
なりながらも進んでいくPCたち。

探索エリアこそ多いものの、殆どが回復ポイントの為に
苦労していなかったが…2階につき、その雰囲気が変わる。
前半に集中していた回復ポイントとトレジャー。
その余波で後半は……モンスターエリアばかりだった。

ぼろぼろになりながらも洞窟の奥に辿り着いたPCたち。
そこで彼らを待ち構えていたものは……

騎士団に追われ、お供のブルーギルマン、ギルマンナイトを失い
自らも満身創痍となったギルマン王ガープ。
一行は、彼の持つ杖の先にある金魚鉢の中に目的の指輪を見つける。

一行はギルマン王と直接戦うことは避け、金魚鉢だけを狙い
それを壊すことで指輪、そしてトレジャーの魚
(金魚鉢の中に入っていた魚)を手に入れ、逃走。

そして無事に終了。
2話目から順番に書こうと思ってたら帝が2・3話目を飛ばしていきなり4話目から書きやがっ…書いてくれたので、前後しますが2・3話目を。

【第2話:恐怖!人食いオババ】GM:なぎぃ

冒険許可は貰ったものの、ゴンザレスは仇らしき男を見掛けたというので1人で追い掛けていってしまい、ミアはお父様の呪いを解く方法を探すのに手一杯。
本格的に冒険をするには人数が足りない!という訳で、神殿の前で新人冒険者をスカウトしようと大張り切りで張り込むイール、付き合わされるアイビス。
そんな2人を不審げに横目で見ながら、神殿に入っていく新米冒険者が丁度2人…。

アリアンは初だというWihZ氏、いそ氏を新たに迎え、今回はランダムダンジョンでなくオリジナルダンジョンに向かうことになった孤高の獅子。
運悪く…もとい運命の導きで仲間入りすることになったのは、テニアにやって来たばかりの2人の冒険者でした。

■リファイラ(PL:WhiZ)
クラス:シーフ/アルケミスト 種族:ネヴァーフ
通称リフ。元鍛冶屋のネヴァーフ。スキンヘッド。変人としての誇りを持つ頑固者。その融通の利かなさが彼の運命を左右することになろうとは…。

■ヒロミ(PL:いそ)
クラス:アコライト/モンク 種族:ヴァーナ(狼族)
超病弱ながらパーティ1のHPを持つ犬耳少年。毒舌家だが、都合が悪くなると持病の発作が出る。行方不明の幼馴染を探しているとか、モヒカン男にさらわれた恋人を探しているとか様々な説がある。というか詳細設定未定。

冒険許可証を出してもらおうと神殿に来たリフとヒロミ。神官長ルフトの話を聞いている所に、商人風の男が慌てた様子で飛び込んでくる。何でも、彼の息子が家出し、ワープゲートの見張りの目を盗んでダンジョンに入ってしまったらしい。
正式な冒険者にはなっていない2人だが、緊急事態ということで急遽、冒険許可を出すためのクエストの代わりとして子供を連れ戻しにダンジョンへ行くことに。たまたま近くにいたイールとアイビスも手伝いに駆り出され、即席パーティは古代遺跡らしきダンジョンへ向かう。

と、いう訳で探索開始。入口の石段は一定以上の重さが掛かるとガーゴイルが動き出すようになっており、幸い少年の体重では動かなかったガゴがパーティに襲い掛かる。
中に入ったら入ったで、広く、罠だらけのダンジョンに四苦八苦。MP不足に苦しみながら進んでいくと、皮を剥がれた人間の死体が天井から幾つも吊り下げられている部屋が…。待ち受けていたのはニクネヴェン(データ改造によりLv5バージョン)。少年を一度は捕まえたらしいが、逃がしてしまったと悔しがっている。
辛うじてニクネヴェンを倒し、奥へ進むと扉の向こうから女性の声がする。少年はここにいる、気を失っているが無事だと言う女性。しかしこんなダンジョンにいる彼女、一体何者…?と怪しみつつ、扉を開けてみる一行。するとそこには、気絶した少年を抱きかかえた“暁の少女”が。少年を一行に託すと、“暁の少女”は姿を消す。
かくしてパーティは少年を連れてテニアへ戻り、リフとヒロミは冒険許可を得て一件落着…と、なるはずが。
実はダンジョンの内、探索し切れた部屋は半分強。宝箱があるもののモンスターに守られていて、戦力を消耗しないように後回しにした部屋もあったりする。少年も救出し、ダンジョンのボスのニクネヴェンも倒して、後はじっくり探索できる…ということで一行は休憩後、再びダンジョンへ。

まずはモンスターに守られた宝箱を軽くゲット。リフが調べたものの、罠は見付からない。……トラップ探知でファンブルを出したから見付からないのか、本当に罠がないのかは知る由もない。意を決して開けた箱は…見事に爆発。中には紙切れのような物が入っていたようだが、燃えてしまって何が書いてあったかは読めない。このファンブルが明暗の分かれ目だった。
別の部屋には4つの宝箱があり、箱を1つでも開けるとゴーレムが4体現れる。ゴーレムは1ターン戦うと機能を停止して消滅するが、次のターンになるとまた新たなゴーレムが現れる。ゴーレムを普通に倒しても新たなゴーレムが出てくる。
適当にゴーレムの相手をしつつ宝箱を開けて回って中身回収、という作戦を立ててゴーレムの攻撃に耐えるパーティ…だが、なんと運悪くリフが死亡。こうなっては宝どころではないので、素直に退散することに。
実はファンブルで燃えてしまった紙切れに、このゴーレムトラップの解除方法が書いてあったらしい…。

少年救出のミッションには成功したものの、欲をかいて宝を探しに行ったために仲間を失うという苦い経験をした孤高の獅子の面々。ともあれ、ヒロミはこのままギルドメンバーとして加入することになり、人数不足は一応緩和された…はず。

余談。
リフが死んだのはヒロミが回復をサボっていたのと、リフが変人のプライド(自称)のため回復してほしいと言わなかったのが原因だというのは黒歴史として闇に葬られました。
【第3話:欠けた月の誘い】GM:港

ランダムダンジョン中心とはいえ、各PCのライフパスなんかも決めたからにはストーリーも進めてみよう…という訳でオリジナルダンジョン物第2弾。
第2話と同日にプレイということで並行して作成されたシナリオのため…一応シリアス路線のタイトルを付けてきてみたら思いっ切り浮きました。「タイトルが真面目だ!」って何を驚いてますか君達。

WihZ氏は時間の都合で先に帰ったため、このシナリオはイール・ミア・ヒロミの3人にゴンザレスを加えて4人パーティでのプレイ。アコライト2人でのプロテクション地獄はGM泣かせでした。実に。

さて、シナリオは回想から始まります。
ミアの父はヴァンパイア、母はエルダナーン。禁断の恋に落ちた2人は人目を逃れて森に隠れ住み、そこでミアが生まれたのでした。
両親と共に森で静かに暮らしていたミア達を、ある日、見知らぬ女が訪れます。彼女はミアの父を連れ戻しに来た様子。しかし、ミアと母を守るため従おうと言う父を見て、女は父の2人への愛情が本物だと悟り怒りを露に。父に呪いを掛け、小竜に変えてしまいます。ミアの母は戦いを挑みますが力及ばず、女に大ダメージを与えたものの返り討ちに。女は傷を癒すため退散し、ミアは姿を変えられてしまった父と共に、母の遺言に従って母の故郷へ向かうのでした。

というところまでがオープニングの回想シーン。ミアはこの後、母の故郷の森で「ヴァンパイアと駆け落ちした者の娘」として冷たい目で見られながら成長したのです。ミアのライフパスの「犯罪者の子」という設定がやっと消化できました。それにしても全員分の背景設定は活かされるんでしょうか。特に愛のために戦ってるらしいヒロミとか。

そんな訳で、父の呪いを解く方法を探しているミアは神官長ルフトに話を聞きにきていました。ルフトは2つ、心当たりを話してくれます。
1つは「ブリガンティアの杯」。女神ブリガンティアが地上にもたらしたという品で、これに入れた水を注ぐと呪いが解けるとか。ただし伝説に名が残っているだけで、現存するアイテムなのかどうかは不明です。
もう1つは満月洞というダンジョンの話。その奥にはどんな呪いも病も癒す泉があるとか。しかしこちらも伝説で、今ではテニアから満月洞へのワープゲートこそ残っているものの、泉へ至る道は塞がってしまったのか見付からないようです。

一方、イール達は酒場でミアを待ちつつ食事中。と、突然1人の少女が駆け込んできました。満月洞へ行ってくれる冒険者を探しているようです。話を聞くと、彼女の母親は病気でもう永くなく、最後の望みに賭けようと父親が1人で満月洞の泉の水を探しに行ってしまったとか。父親は元は冒険者、でも聞くところによると弱い。1人でダンジョンに向かうなど無茶もいいところです。少女は冒険者達に、父を助けに行ってほしいと頼みます。
丁度そこに戻ってきたミア。話を聞いて、満月洞には個人的な用もあるので引き受けることに。こうして孤高の獅子の面々は、満月洞に向かうことになったのでした。
出発の準備中、意味深なことを呟いたかと思うと急に不調を訴え、青い顔をして部屋に戻ってしまうアイビス。GM持ち回りだと不参加のキャラが同行しない理由を付けるにも色々大変です…っと、それは大人の事情。ともあれ、今回の探索は4人ですることになりました。

満月洞は三日月型の通路、半月型の部屋…と円を描くように道が続く構造。所々にある水場から出てくるギルマンや水棲モンスターを倒しながら進んでいくと、入口の丁度反対側、満月と同じ円形をした部屋に井戸があるのを発見。ギルマンの鱗を投げ入れてみるとかなり下で床にぶつかる音がします。どうやら水は涸れている様子。
立ち去ろうと井戸に背を向けると、突然飛び出してきたウォーターエレメンタルの群れ。倒すと、エレメンタルは井戸に飛び込んで消えます。エレメンタルが飛び込んでいった後で釣瓶を引き上げてみると、そこには少量ながら水が入っていました。魔力を感じるところから見ると、これが伝説の泉の水と同じもののようです。一行は水を瓶に入れて持っていくことにしました。

更にぐるりと進むと、途中で足に怪我をして動けなくなっている男に出会います。例の少女の父親のようです。彼を保護し、一行はテニアに戻ります。
妻を助けるために泉の水が欲しかった…と語る男。手に入れた水は少しだけ。ミアは迷った末、彼に水を譲ります。妻の病気は治り、男と娘はパーティに感謝します。そんな中で複雑な面持ちのミア。結局、泉へ続く道は見付かりませんでした。

しかし、ふと、彼女は思い出します。足に怪我をした男を助け起こした時、彼がよろめいた拍子に壁に金属製の肩当てがぶつかり、その音が妙に反響して聞こえたことを。もしかしたら、向こう側に空洞があったのでは?
ミアは仲間達に事情…連れている竜が呪いを掛けられた父親であることを話し、もう一度満月洞に行ってみたいと言います。皆は温かく承諾し、一行は再び満月洞へ向かいました。壁を入念に調べていくと、井戸があった満月型の部屋の壁の一部が通り抜けのできる幻であることに気付きます。

隠し通路の先の部屋に入ると、幽霊が現れ、欲望によって泉を穢す者は許さんと言って襲い掛かってきます。一行の言い分には聞く耳を持たなかった彼ですが、倒すと邪気が抜けて理性を取り戻します。
幽霊の正体は、遠い昔、泉の番人をしていた一族の者でした。彼が生きていた時代、呪いや病を癒す奇跡の泉の話は近隣に広まりつつありました。時の国王は泉を国の管理下に置こうとし、また隣国は泉を狙って侵攻を開始し、欲望を持って立ち入る者が増えたことで泉は瘴気に汚染されつつあったのです。それで彼は罠を仕掛け、泉を占領しようとした軍隊を奥に閉じ込めて、泉へ続く道を塞いでしまいました。この隠し部屋の奥には下へ続く階段がありますが、それは彼の作った仕掛けによって水没しています。
今の人間は私利私欲のためでなく泉を使えるなら仕掛けを解除し、先へ進むがいい…と言って幽霊は姿を消します。仕掛けの解除方法も今はわからず、一行は取り敢えずテニアに戻るのでした。

…因みに、壁の向こうに空洞があるらしいというヒントを最初うっかり出し忘れ、隠し通路を見付けないまま冒険が終わりそうになってしまったので急遽「思い出した」ということにして後からヒントを出したのは秘密です。
消え去ったシナリオ。

おろろが作ったシナリオが、自分の考えていたシナリオとかなり被っていた為、ここにその構想だけ残します。

・自分の王子を連れ去った人間を追うギルマン王。彼はPCの一人、あるいは知り合いを人質にとり、王子を探させることに。

・既に店に売り払われていた王子はそこから人の手を経由し、とある収集家の手に。彼は王子と交換に多額の金銭、及び特殊なモンスターの素材を求める→ダンジョンへ

PCに与えすぎた金を徴収するのが目的のシナリオでした(笑)

こうやって考えていたシナリオが潰えるのも持ち回りキャンペーンの醍醐味。
【第7話:孤高の獅子のあしあと】GM:港

参加PC
■イール・ニィ(ウォーリア/アルケミスト)
■ミアーユ・リリン(アコライト/サモナー)
■ゴンザレス(シーフ/レンジャー)

3人パーティでのランダムダンジョンプレイ、ということで、チャートそのままの数のエネミーを出すと苦戦必至。そこで、今回はエネミーの数を1体減らすことで対応しました。元々1体しか出現しない場合はそのまま1体ですが。
それから、ジョーカーイベントはシナリオのボス出現イベントになるため、いつもの(笑)ネームドモンスターとの遭遇もありません。安心設計です。
ついでに、ギルマンも出てきません。そう言ったらなぎぃは非常に安心していました。

さて、本編です。酒場で食事をしていた「孤高の獅子」の面々。相席の冒険者ロレンス(名前は考えていなかったのだがPLに聞かれ、サタスペの名前決定表で即席決定)と会話が弾み、ギルド名を教えたところ彼は驚きます。
「へえ、孤高の獅子って言ったら伝説の冒険者の二つ名じゃないか。俺の故郷じゃ有名だぜ」
どうやら他の地域ではあまり有名ではないようですが、随分昔、「孤高の獅子」という冒険者が活躍していたようです。ロレンスによると、彼の故郷の近くに今は滅びてしまった国の遺跡があり、その国の偉大な王が呪いをかけられたのを「孤高の獅子」が助けたという言い伝えが残っているとか。その国は地震で地中に沈んでしまいましたが、その偉大な王の墓だけは入口のみ地上に残っている形で、侵入も可能なようです。ただ、魔物が住み着いているので立ち入る人もほとんどいないとか。
「孤高の獅子」が王の呪いを解いた時には、女神に授けられた杯を使った。そして王の死後、その杯は王墓に副葬品として納められた…という話を聞き、興味を抱くミア。もしかしたらそれが、ブリガンティアの杯なのでは?
王墓に行ってみようと、その近くへのワープゲート使用許可を貰いに神殿に赴く一行。神官長ルフトは、その遺跡なら考古学者達が調査をしたがっているから、そこから持ち帰ったアイテムは全て1.5倍の価格で買い取ってくれると教えてくれました。

そんな訳で王墓にやって来た一行。因みにヒロミは例によって持病(のどれか)で寝込んでいてお休みなので、イール、ミア、ゴンザレス、アイビスの4人だけです。中は古墳のような、ピラミッドのような雰囲気。ここでPLから「出てくる敵が全部ハニワだったりしないか」という発言があり、急遽一部のエネミーをハニワ化することに。
王墓といえば罠は付き物。入って早々、GMの陰謀により罠感知や危険感知をする間もなく突然床が開いて、一行は下のフロアに落とされてしまいます。…咄嗟に飛び上がったアイビスを除いて。3人が落ちた後に床は再び閉じてしまい、ここから上に戻ることはできなくなってしまいました。という訳で、取り敢えずの目的は入口のあったフロアに戻り、アイビスと合流すること。因みに落とされてきた場所は2フロア下です。ご都合主義により落下ダメージはありません。

最初のフロアは何事もなくクリア…と思いきや、階段の部屋に現れたのはニクネヴェン。「ワシの妹を倒したという冒険者どもはお前らか!」と仇討ちに燃え、使い魔のインプと共に襲ってきます。途中から仇討ちに燃えているのかイールとミアの若さへの嫉妬に燃えているのかわからなくなってきましたが。かつて(Lv2当時)はパワーダウン版に苦しめられたニクネヴェンも、今の一行(Lv7)には敵ではありません。3人でも難なく勝利。「今度はワシの姉が仇を取ってくれるじゃろう」という言葉が気になりますが、まあ出てくるかどうかは今後次第ということで。こういう台詞はその場のノリで言ってしまうものです。

次のフロアではジョーカーイベント発生! どうやらこの部屋が王の玄室のようです。奥には王の棺、そして周囲には居並ぶハニワ、棺の後ろには巨大なハニワ。棺の周りには副葬品が飾られていたらしい台座などがありますが、もう盗掘済なのか目ぼしい物はありません。
それでも台座を調べてみようと近付くと、お約束通り棺が開いてアンデッド化した王が襲ってきます。しかも後ろの巨大ハニワまで動き出します。ボス戦その1。王はネクロマンサー(元データではLv21)の知力・敏捷・精神とダメージダイス数を3ずつ減らし、グール召喚能力を除いた代わりにHPを150に増やしたLv12バージョン。巨大ハニワは実はスケルトンチャリオット相当でした。
巨大ハニワの麻痺攻撃に、マイナーアクションを封じられるとインビジブルアタックが使えず命中率が低いイールは苦戦。まずはハニワから倒そうということになり、大きいだけに回避が苦手なハニワは3人の集中砲火で破壊されます。続いて「ハーニーワーをーこーわーすーなー」とお怒りの王も打倒。玄室にはほとんど何も残っていませんでしたが、イールは普通の小型ハニワを1個お土産にせしめて上機嫌です。
フロアの探索を続け、上への階段を発見。そこではヴァーナの少女が罠に掛かって動けなくなっていました。久々の公式ミッション発生です。少女リンを助け、地上まで一緒に戻ることにした一行。巨大ハニワを見たと嬉々として話すイールに目を輝かせるリン。意気投合したようです。

さて、最初のフロアに戻ってきました。後は入口まで戻るだけです。モンスターハウスに突っ込んだりマッスルームに遭遇したりしながら最初の部屋を目指す一行。このまま何事もなければすんなり脱出して終わりのはずでしたが…見事に入口の隣の部屋で2枚目のジョーカー出現。ボス戦その2発生です。
突然隣の部屋へのドアが勢い良く開いて、吹っ飛ばされてきたアイビス。皆を待っている間にエネミーに遭遇したのだと言います。そして、ドアの向こうから近付いてくるのは…水晶の輝きを持つクリスタルハニワ!(註・勿論クリスタルゴーレムです)
今までの戦闘でフェイトはほとんど使い切っていたものの、相手は1体。今回からレンジャーになっていたゴンザレスは距離を取って弓で攻撃することで範囲攻撃を防ぎ、ミアが魔法でイールを防御・回復しながらの戦闘で勝利。こうして一行はリンを連れ、無事にテニアに帰ったのでした。

翌朝、再び揃って朝食を取る一同。杯は残っておらず、また呪いを解く鍵は手に入らなかった…と落ち込むミアを、手掛かりは見付かったと励ます仲間達。あの墓から盗掘者、あるいは冒険者に持ち出されたのなら、どこかに売却された可能性が高いのです。そう、例えばボリーヤ商会辺りに。
「…またお金かかりそうだね」「…はい」結局ちょっと肩を落とすミアにイール。
そして話題は伝説の冒険者、「孤高の獅子」の話に。「そういえば皆には話していなかったね。このギルドの名前は、彼にあやかって付けたんだ。彼の伝説は…さて、どれから話そうかな?」ランダムで決めたギルド名の由来をやっと明かし(でっち上げ)つつ、アイビスが話し始めたところでTo be continued。え、伝説の詳細? 決めてませんよ?

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