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Chez Yutaコミュのbe動詞について。

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以前、じぶんの日記で紹介した(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1534168932&owner_id=2037642)ことですが、リクエストがあったので、こちらにその内容だけ取り出して貼っておきます。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1311862348

be動詞、is, am, areについて。

be動詞で、beとis, am, areは違う語源を持つと聞きました。
過去分詞形のbeenは前者、過去形のwasとwereは後者からの変化でしょうか?
また、派生にしてはisとareなどあまりに形が違いますが、なぜでしょうか。
確かドイツ語の文法をかじったときにもsindやistなどを見て、そう感じました。
もし詳しい方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

ご指摘のように、英語の be 動詞の変化形は、いろいろな言葉に語源を持っているそうです。Torabisu さんも述べられておりますが、4系統に分けると整理しやすいと思います。



① am、is は、それぞれ、サンスクリット語の asmi、asti と対応でき、原インド・ヨーロッパ語にまでさかのぼれる連繋動詞です。サンスクリット語の santi、ドイツ語の sind に相当するこの動詞の複数形 sind/sindon も古英語(サクソン語)では使われていたのですが、中英語の時代(11 世紀)までに、

②の are にとって代わられました。

② are は、古北欧語にまでしか語源をさかのぼれない言葉で、英語にはヴァイキング時代(9-10 世紀)に持ち込まれ、ヴァイキングの定住密度が高かった英国北部からだんだんと広まっていった言葉です。スウェーデン語などの現代北欧語では、すべての人称に対して、are に対応する ar が用いられています。原インド・ヨーロッパ語にも古ゲルマン語にもなかったこの言葉が、どうして北欧に局所的に使われるようになったのかは、謎だそうです。なお、2人称単数には art という言葉があって、古風に表現する場合には、Thou art a woman などと言います。



③ be/been も、原インド・ヨーロッパ語にさかのぼれる言葉で、サンスクリット語の bhavati に対応します。この言葉の本来の意味は、grow、become、come to exist だそうです。ドイツ語でも ich bin、du bist などのようにこの言葉の系統の言葉が連繋動詞に使われているのを見ると、この言葉を連繋動詞に使いはじめたのは、おそらく古ゲルマン民族なのでしょう。なお、近世期まで、英国の一部の南部地方では、I beom、thou beest、he beth、we be/ben などの形で直接法現在でもこの言葉が使われ、I am、thou art、he is、we are と競合していたそうです。 



④ 過去形のwas/were も原インド・ヨーロッパ語源の言葉ですが、サンスクリット語の対応語 vasati には、dwell、remain、(continue) という意味があるそうです。この言葉を am/is/are の過去形に使いはじめたのは、古ゲルマン民族らしく、古高地ドイツ語、古フリージア語、古北欧語では、それぞれ、wesan、wesa、vara などの言葉が使われたそうです(vara は現代北欧語でも使われています)。

たとえば、スウェーデン語の jag ar (I am)、du ar (thou art )、han ar (he is)、vi ar (we are)、ni ar (you are)、de ar (they are) に比べると、英語の be 動詞変化は複雑ですが、これは、英語が単一民族が形成した言葉ではなく、北ドイツから来た複数のゲルマン民族の言語と、北欧から来たヴァイキングの言語とを折衷して作られた言語だからなのでしょう。 」

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