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マルコ・ポーロの冒険コミュのマルコの秘められた冒険    宇月原晴明『安徳天皇漂海記』

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はじめまして。
私は、杉野昭夫・出崎統コンビのファンで、昔、杉野さんのファンクラブと『マルコ・ポーロの冒険』のファンクラブに入っていました。

今回ご紹介させていただきますのは、気鋭の伝奇小説家 宇月原晴明の『安徳天皇漂海記』(山本周五郎賞受賞)です。この作品は、悲劇の幼帝安徳天皇をめぐる壮大な幻想奇譚で、前半を源実朝を主人公とする日本パート、後半をマルコ・ポーロを主人公とする中国パートの二部構成になっていて、後半はマルコファンの心を揺さぶらずにはいられない、マルコの秘められた冒険が語られています。

下にご紹介するのは、先ほど加入したコミュ【宇月原晴明】(http://mixi.jp/view_community.pl?id=991198)への自己紹介の書き込みですが、マルコの古いファンであるみなさんにも、ぜひこの小説を読んでいただきたいと思い、初めて書き込みをさせていただきました。

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はじめまして。
先ほど『安徳天皇漂海記』を読了し、こちらに加入させていただくことにしました。

私は、澁澤龍彦(http://mixi.jp/view_community.pl?id=1883)のファンで、エッセイを含む澁澤全作品の中でも、特に『高丘親王航海記』を愛する読者です。
『高丘親王航海記』は、日本の文学史にも残る傑作小説だと考えますが、その傑作に捧げられた作品だということから『安徳天皇漂海記』を知って興味を持ち、山本賞の受賞で、ある程度の質の保証はなされたと判断して、この度、宇月原さんを初めて読むことにしました。

『安徳天皇漂海記』について、率直な感想を書いておきますと、前半部分はややテンポの悪さを感じました。内容が内容だという部分はあるでしょうが、やや生硬い印象がありました。しかし、後半は童子二人の微笑ましくも美しい浜辺での戯れの場面や、圧巻の蜜の国の描写に、日本の小説には珍しく壮大な、すばらしい小説を読ませてもらった、という気持ちになりました。

さらに、個人的な話をつけ加えておきますと、私は、もう四半世紀も前にNHKで放送されていたテレビアニメーション『マルコ・ポーロの冒険』(http://mixi.jp/view_community.pl?id=509005)のファンで、この作品のファンクラブにも入っていましたから、ひさしぶりに接する懐かしいマルコの冒険に、心が揺さぶられる思いがしました。小説でマルコの活躍を読むのは、昔、陳舜臣の『小説 マルコ・ポーロ』を読んで以来です。宇月原さんは、私の一つ下ですが、もしかすると『マルコ・ポーロの冒険』をご覧になっていたのかも知れませんね。――いや、きっとご覧になっていたんだと思います。

「マルコ イル ミリオーネ(百万のマルコ)」 つまり「大ボラ吹きのマルコ」と故郷ヴェネチアに帰った後、あだ名されるようになったマルコ・ポーロですが、宇月原さんはそんなマルコの、正統な嫡子なのでしょう。

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