謎のケータイ作家「夢野美鈴」コミュの白い月

それは突然やって来る。
その日その時その瞬間を、あなたは誰と過ごしますか？

物理世界の現実に翻弄される若い男女を通して描く、新たな時代の黙示録。
貧しくても愛を育む若い男女が、永遠の幸せを手に入れるまで。

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不況に追い打ちをかけるように日本を襲う巨大地震、それに続いて起こる悪魔のような原発事故。
それでも懲りずに国は原発を推進した。
人々の心が荒廃した夢のない時代、何もかもが息苦しい絶望と閉塞感に呑まれて行くさなか、都会の片隅でひっそりと肩を寄せ合う若い男女がいた。
貧しい二人を支えていたのは愛だけだった。
彼はいつも口癖のように言っていた。
「きっとあの日が来る」
将来の夢も明るい未来も摘み取られた社会で、二人はあの日を強く待ち望み、励まし合いながら生きていた。
その日は白い月が出ていた。
遂に苦しみから解放される時が訪れ、愛し合う男女は光の世界へ旅立って行く。
現実に失望した二人が辿り着いた理想の世界とは？
人類に福音を与える新たな黙示録。

いつまでも愛する人と一緒にいたい。たとえ世界が終わっても・・・。

久々の新作です。
今作は２０１２年１２月２２日、人類が迎える新時代へ向けた私からのメッセージです。
実はこの物語は２００９年２月１５日〜２４日に７回に分けてmixiの中で一気に書き上げたもので、私のマイミクさんの中には既に読んだことのある人も多いと思います。
その頃の皆さんのコメントや感想を読むと、まだ原発事故が起きてなかったのに、まるで未来を予測していたかのようなコメントが多々あり、思わず感心してしまいます。
書いた本人も無意識だったのでしょうが、ここにいくつか紹介したいと思います。

地球と言う生命にとって、人間は悪のウィルスなんです。
だから時々地球は治癒能力を使って色々な天災を起こすんです。
ウィルスを掃滅させる為に。
と言う人もいました。

＊　＊　＊

「文明」という言葉を大義名分にしてたくさんの大切な事が消えていきました。
またそこには「欲」という言葉もプラスされ、人の心は獣になりました。
この先は「滅亡」しかないのでしょうか？
どうしたら救われるんでしょうか？

＊　＊　＊

覆水盆に返らず、という言葉がありますね。
（※注釈　ふくすいぼんにかえらず・・・一度起きてしまった事は決して元に戻す事はできないという意味）
もしあの時、蹴躓いて水を覆さなければ・・・。
と思っていて、もしその瞬間に戻って足元を注意していても、そしたら今度は誰かとぶつかって水をこぼす訳です。
過程はどうであれ、結局は【今】というものに繋がっていくのです。

＊　＊　＊

時代の流れには必ず節目節目に大きな変化が突拍子もなく待構えています。
その変化をある程度予想できるかできないかだけで、上へ上る人間と下へ落ちていってしまう人間と大きく分かれてしまうものなのです。
世の中のシステムとはそんなもんです。

＊　＊　＊

２０１２年以降の恐ろしい世界にゾッとしてしまいました。
ならば僕は進んで４次元へ渡るでしょう。

＊　＊　＊

天使の再教育・・・はやっぱりだめでしたか(^^)
余談になりますが・・・
つい先日、友人たちとコーヒーを飲んでいる時に聞いた話です。
銀座で1600円位のコーヒーを仕事でごちそうになったと聞いて、そんな高いコーヒーがあるのかとびっくりしていたら、友達の友達が１万円のコーヒーを飲んだと聞いたそうです。
６回位天下りして別荘を持っていて・・・それも身近に２人も！
腹がたちました。
そういったことを言ったり、天下りするたびにサラリーマンの友人に貯金通帳の数字を見せて自慢するような人は不幸せな気の毒な人ですよね。
美鈴さんの言われていること、わかるような気がしました。
同じ世界から消えてほしいとは決して思わないですが、そういう人に日本昔話のように、最後にはぎゃふんと言わせてみたいって思いました（笑）

＊　＊　＊

カップルで一緒に死んで生まれ変わってまた結ばれるのかなぁ。この前カップルが抱き合ったまま電車にひかれて死んだけど、悲しいよね。

＊　＊　＊

ソウルメイトを探す物語が始まりましたね。

＊　＊　＊

ちょっぴり哀しさが漂う新しい愛の物語ですね。
童話の中に宝石のような詩があちこちに散りばめられていますね。

＊　＊　＊

四次元空間は幸せそうですねぇ。
ワシものんびり訪れてみたいですね。
カノジョが居ないけれど
未来では空飛ぶ車とかあるのかな？
それとも雲に乗って動けるのかな？
オーロラを見ながらミルク・ティーなんて良いですねぇ。
星空を見ながらのんびりチーズ・タルトでもつまみますか

＊　＊　＊

30歳になった頃、はじめて「人間、歳をとるのは一方通行で、これから二度と若返ることはない」ってことに気が付きました。
単純なことだけど、それまで全く気にもかけず、意識したこともありませんでした。ショックでした。
40歳を過ぎたいま、「一方通行もひょっとしたら良いものかも知れない」と思い始めてます。
緊張感・充実感・成長の実感っていうのは、一回きりの一方通行の人生だからこそ感じることができるのかも知れません。

＊　＊　＊

夢が有ると言うのは良いですよね。
ワシもあるんですけれども、中々手がつけられません。
正直ジレンマですね。
今は毎日毎日を取り合えず必死こいているだけです。
これで良いのか？
時々思ってしまいますね。
えぇ。

＊　＊　＊

傍にいるだけで幸せ・・・
そんな愛を感じられる人が羨ましい。
愛する人と自然の中に横たわって、満天の星を見るなんて・・・
そんな時もあったっけ・・・
今は思い出だけ

こうして感想を読んでいると、皆さんと共に歩んで来たんだとつくづく思います。
さて、運命の日とされる２０１２年１２月２２日前に出版される著作としては最後となる「白い月」、
まるで既に完成していた物を書かされたような、私にとって予言書や黙示録にも似た奇異な一作ですが、皆様はどうお感じになるでしょうか？
世間では色々なことが言われてますが、この日を境に世の中が明るい方向へ向かってくれるといいですね。


http://blog.goo.ne.jp/yumeno-misuzu/e/582f2e14b68d57cd7e641d362ff2120aより転載