第一話
不幸な少年のお話
水嶋ヒロは走っていた。テストが終わり気分良くファミレスに夕飯を食べに行ったところ、女性に絡まれている男子中学生を助けてやろうかなーなんて思ったのがいけなかった。
後からトイレから大勢の仲間が出てくるとは思っていなかった。
しかし水嶋が逃げているのは女性グループからではない。
｢や ら な い か｣
助けようとした男子中学生が欲情し女性グループを蹴散らし追いかけてきたのだ。
散々走ったところでついに誰もいない場所で２人だけになった。
ここならば他人に迷惑もかけないだろうという水嶋の考えだった。
｢や ら な い か｣
｢アーッ不幸だー！｣
―数日後―
水嶋が部屋のベランダへ出ると手すりに自分そっくりな人間がかかっていた。
｢自己紹介をしなきゃね。私は斉藤なんとかって言うんだよ。｣
明らかにペンネームである。
｢じゃあ私と一緒に地獄の底までついてきてくれる？｣
そう言って斉藤なんとかは出て行った。
KAGEROU(笑)
第一話
続
不幸な少年のお話
水嶋ヒロは走っていた。テストが終わり気分良くファミレスに夕飯を食べに行ったところ、女性に絡まれている男子中学生を助けてやろうかなーなんて思ったのがいけなかった。
後からトイレから大勢の仲間が出てくるとは思っていなかった。
しかし水嶋が逃げているのは女性グループからではない。
｢や ら な い か｣
助けようとした男子中学生が欲情し女性グループを蹴散らし追いかけてきたのだ。
散々走ったところでついに誰もいない場所で２人だけになった。
ここならば他人に迷惑もかけないだろうという水嶋の考えだった。
｢や ら な い か｣
｢アーッ不幸だー！｣
―数日後―
水嶋が部屋のベランダへ出ると手すりに自分そっくりな人間がかかっていた。
｢自己紹介をしなきゃね。私は斉藤なんとかって言うんだよ。｣
明らかにペンネームである。
｢じゃあ私と一緒に地獄の底までついてきてくれる？｣
そう言って斉藤なんとかは出て行った。
KAGEROU(笑)
第一話
続
|
|
|
|
|
|
|
|
元３コバイチクラス 更新情報
-
最新のアンケート
-
まだ何もありません
-
