宮部みゆきコミュの宮部作品の名言・名台詞は？

こんにちは。
宮部みゆきの作品には心を打つフレーズがたくさんありますが
みなさんはどんなフレーズに心を打たれましたか？

みなさんの心に残る宮部作品の名言・名台詞を教えてください。

はじめなので、絶対はずせないだろうフレーズから。
「運命を変えてはいけないなんて、戯言だ。それじゃ生きる価値もない」
（『たった一人』）

コメント(23)

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[1] mixiユーザー 03月22日 00:12

今晩は。
名台詞といえるかどうかわかりませんが、『模倣犯』の豆腐屋のおやっさんをたった一人だけ（？）はげました親子連れのお母さんの

「おじさん、負けちゃだめよ」

という一言はグッと来ました。あまりにぐっときたのでこの親子なんかあるぞと思ってたらエンディングにでてきたのでやはりと自己満足した覚えがあります。単純にうれしかったな。
　まあ自己満足はともかく辛いときにひとりでもこの台詞言ってもらえると、単純に「うんおれ負けない！」と思ってしまうのではないかと。実際私はそうです。（あんまりスポーツとか得意じゃなくて勝負事に強くないからだけかもしれませんが．．．）　自分のポリシーとしても、「勝つこと」も大事ですが「負けないこと」はもっと尊いのではないかと思います。

　ウチの奥さんからの推薦は『蒲生亭事件』の最後の手紙を読んで主人公がライバルだったお屋敷の息子が結局　一教師として一生を終えたことを知って、

「やったじゃないか、あんた」

という一言。これもまた、「これなるかな宮部節」というひとことではないかと。どうでしょう？

[4] mixiユーザー 03月22日 21:46

ステキなトピックですね♪

ちょっと手元に小説が無いのでうろ覚えなのですが、
「模倣犯」で和明とヒロミが死ぬ直前のシーンで、
「馬鹿でノロマな高井和明も頑張って大人になったんだよ…」というような事を言っていました。
多分もっと違う表現だったのですが、この台詞のシーンが印象に残っています。
ああ読み返そうかなぁ…！

[6] mixiユーザー 03月22日 23:58

　「龍は眠る」の

　「人間だよ。」

　今思いついたのはそれですかね。

　他にもあったと思うんですけど、記憶力がないもんで、もう…。

[7] mixiユーザー 03月23日 00:12

どうか死んでいてください、お父さん。（火車より）

ですかねぇ…。

胸が熱くなりました。

[11] mixiユーザー 03月23日 23:11

はじめまして。

『返事はいらない』のタイトルにもなっている名セリフ。

「そして、さよならに返事はいらない」

映画のようなワンシーンだと思います。

[12] mixiユーザー 03月23日 23:24

「自分。自分。多くのひとが本当の自分探しをしているご時世だ。」
「すでに自分を持っていると自負するものが、それを全うするために手段を選ばず、まわりの者の心情を省みることもないのは仕方がないことなのか。」
「皮肉なことだ。自分を信じ、自らを頼むこと強く、自分の意志を通すためならばどんなことでもやりかねない。」

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=72783581&owner_id=332432

[13] mixiユーザー 03月25日 00:20

魔術はささやく）の守の台詞。
『外せるのは自転車の鍵だけだと思うなよ』

いじめっこクラスメートの三浦に対して電話でぶちまけた言葉。

この電話のシーンで上記台詞含めて一連の台詞がスゴイ！恐いぐらいスカッとする。

[14] mixiユーザー 03月25日 01:40

はじめまして、初書き込みよろしくですっ！
最近「火車」をまた読み返しました。

「そうそう、蛇が脱皮するの、どうしてだか知ってます？」
「脱皮っていうのは・・・」
「皮を脱いでいくでしょう？あれ命がけなんですってね。スゴイエネルギーが必要なんでしょう。それでも、そんなことやってる。どうしてだかわかります？」
「成長するためじゃないですか。」
「いいえ、一生懸命、何度も何度も脱皮しているうちに、いつかは足が生えてくるって信じてるからなんですってさ。今度こそ、今度こそ、ってね。」
べつにいいじゃないのね、足なんか生えてこなくても。蛇なんだからさ。立派に蛇なんだから。

このエピソードがすごく印象に残ってます。
愛を感じましたね（笑）

[16] mixiユーザー 03月25日 14:20

　はじめまして。

>>「運命を変えてはいけないなんて、戯言だ。それじゃ生きる価値もない」
（『たった一人』）

　この作品は短編マイベストです。私のハンドルネームの由来でもあります。（あつかましいかもしれませんが、パソ通時代から使ってるのでご容赦ください、）

　他に名フレーズといえば、全編通さないとそのことばだけでは成り立ちませんが、「サボテンの花」の最後のこどもたちの手紙のフレーズでしょう。
　この作品の肝なんで、書いちゃっていいものかどうかわからないのであえて書きませんが・・・。

[18] mixiユーザー 04月02日 00:27

はじめまして。

『火車』　本間俊介の心の言葉より。
「その名前には、愛がついているからだ。」

なかなか思いつけない言葉だと思います。

[20] mixiユーザー 04月13日 01:09

初めて書き込ませて頂きます！上の方にステップファザーがあって嬉しかったので。

私も『ステップファザー・ステップ』　トラブルトラベラーより、

「女が怖い。」などと言っているうちは、まだ修行が足らないのだ。本当に恐ろしいものはただ一つ―
子供だけ。

どこか滑稽だけれど、言い得て妙。

[21] mixiユーザー 03月20日 13:27

ブレイブストーリーから二つ。

不純物のない沈黙の何と安らかなことだろう

人の心は底なしの不思議な入れ物だ。何でも入る。いつでも取り出すことが出来る。

素敵な言葉です。正しく文字の魔術師。

[22] mixiユーザー 03月06日 15:25

「ごめんという気持ちがあれば、警察が要らないことはいっぱいある。」刑事の子（東京下町殺人暮色）

こめんとかありがとうという気持ちを持つだけでも生きやすくなるのではないかなぁと思います。
その気持ちから言葉に出して表現できればもっと円滑になること間違いなしです。

[23] mixiユーザー 06月07日 15:02

ソロモンの偽証のラスト、
「あの裁判が終わってから、僕ら
ーーー友達になりました」

この本で伝えたかった事が、この一言に凝縮されているように感じます。

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