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7days,7flowersコミュの月とこじかとゴミ袋4

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「なんで、あたしなんかが、あんなに可愛らしい彼女がいるひとにチョコレートなんて、意味ないじゃん…」


莉子さんは大学の頃から謙太さんの「悪友」で、今でも時々飲んだりしているらしい。
時に、「可愛らしい彼女」も交えたりしながら。



「そんなの全然、意味ないじゃん……」



うずくまって、長い手足を小さく畳んで、莉子さんはかわいそうなこじかみたいだった。

だけどね、莉子さん、恋愛は意味とかじゃないと僕は思うんです。







「莉子さん、もう行きましょう。こんなところでうずくまってたら風邪引いちゃいます」



僕は莉子さんの腕を引っ張って、強引にでも立たせようとした。

その拍子に、バランスを崩した莉子さんが僕に倒れかかってきた。莉子さんの細い腕が僕の首に絡まって、僕の息は止まった。
莉子さんの頬に残っていた涙の筋を僕の頬に感じる。
小さな金色のピアスが僕の唇に冷たく触れていて、自分の体の熱さを尚更感じた。


莉子さんの肩越しに月が、光っている。



「ねぇのりまき、今夜は一緒に帰ろう?帰って、あたしのこといいこいいこってしてよ。あたしもう、ひとりで眠るの耐えられないよ…」



こんな時でものりまきなんだなぁ。
等とどこか冷静な頭とは裏腹に、体中の血液はものすごい速さで流れていた。
熱い。
熱くて、何もわからなくなりそうだ。
息があがって、自分の体が意志の力でどうにもならなくなる。



莉子さん、恋愛は意味とかじゃなくて、その時その時の瞬間しか考えられなくなるものなんですよ。

意味とか結果とか、そんなこと考え出す時点でもうそれは、沢山の不純物が混じってしまっているんです。



「莉子さん…」



僕の頭では、「莉子さん」という単語がゲシュタルト崩壊しかかっていた。

あなたの名前を呼ぶのが僕は好きだ。
僕の頭はあなたの名前でいっぱいだ。
莉子さん。
莉子さん。

コメント(1)

つづく
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