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サンタクロース研究コミュのサンタはいる!いや、いない!

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幼稚園や小学生に戻った気分になって、サンタの存在可否について議論しましょう!

まちがっても大人な対応はNG!

品行方正な幼稚園児、小学生らしい正しい対応によって議論をすすめましょう!


あれは、小学校2年の冬。街がクリスマスに彩られ始めた頃のことです。
学校の教室では専ら冬休みのこと、そしてクリスマスのことが話題の中心でした。仲がいいと評判の僕らのクラスは、その日もみんなで楽しく盛りあがっていたのですが、A君の一言が文字通りその雰囲気を引き裂きました。「なあ、知ってるか?サンタって嘘なんだぜ。プレゼントはお父さんがこっそりくれてるんだぜ」。
その日を境に、僕らのクラスは「サンタを信じる派」「信じない派」で二分しました。僕はというと「サンタ信じるチーム」に属し、当時クラスで学級委員を務めていたという理由からキャプテンに任命されていました。しかし、「サンタ信じるチーム」は男子は僕のほかにはほんの数名で、大半は女子です。一方、「信じないチーム」はキャプテンのA君を筆頭に、男子の過半数と醒めた女子数名で構成されていて、信じる信じないの勢力は五分五分でした。
それから僕らは、毎日戦い続けました。「じゃあさ、何でおれはサンタ信じてないのにプレゼントが貰えるんだよ!」「サンタは心が広いからみんなにくれるんですう!」などと議論を交わし毎日を過ごしていましたが、やがて勢力の均衡が破れてきました。僕ら「信じるチーム」から脱退したいと申し出る者が何人か出てきたのです。向こうからこっちへ来る者は誰もいないにも拘わらず、これは大きな問題です。「信じるキャプテン」として早急に対処をしなければなりません。

ところで僕は、本来理屈で攻める人間です。
例えば、子供ができる原因を親は語りたがりませんが、ほかの動物が交尾することによって子供を産むのだから、動物の一種である人間も、具体的にどうするかは兎も角として、交尾というものをするんだろうということの察しがついているほどでした。その僕が何故「サンタクロースを信じるチーム」かというと、母親が僕の理論値を超越した理論で僕をねじ伏せたことから始まりました。「何で科学の進んだ世の中にサンタが存在するの?」「何でみんなはサンタを捕まえようって騒がないの?」と、僕が母に訊くと、「サンタクロースをね、守る法律が日本にはあってね、サンタさんは捕まえちゃいけないの。子供はその法律を知らないから『何でサンタを捕まえない?』とか訊くのよ」と言い、僕はあっけなく納得したのです。
さて、話を戻して、勢力の流出を止めるべく僕が最初に行った行動は、ふたたび母親を問い詰めることです。すると、あっけなく母は



「もう小2だもんねえ。御免ねえ、実は・・・」



などと言い出したのです。僕は非常にショックを受けました。なんと、う、嘘だっ!母も信じないチームの洗脳を受け引き抜かれていたとは。
何故僕がそのような訳の分からない結論を出したかというと、おそらくサンタがいることを無理やりでも信じたかったのです。というより「サンタを信じるチーム」のキャプテンでありたかったのです。クラスの過半数の女子から頼られるこのポジションは非常に気持ちがいいものでした。

翌日学校に行くと、クラスのアイドル的存在であるMちゃんが僕に話があるといいます。何かと思えば、Mちゃんも昨日親に訊いたところ、「サンタが存在しない」という説を聞かされたため、脱退したいと言うのです。おいおい、勢力が弱まったうえに、大好きなMちゃんが向こうに行っては。何としても引き止めなければいけません。僕は強い調子で言いました。




「僕もそう思っていた」。




僕もMちゃんとともに信じない派に行くことにしました。が、僕は「信じるキャプテン」。すんなり脱退するわけにはいきません。どうしようかなと思っていると、突然「信じないチーム」の重要ポストにいるB君が、我が「信じるチーム」に入りたいと言ってきたのです。
話を聞けば、おもちゃ屋の前でサンタの格好をした人が「ゾイド」の宣伝をしていて、それを眺めていたらそのサンタに「今年もゾイドがいいのかい?」と言われたそうです。「確か去年、クリスマスにはゾイドを貰った。あいつは本物だ!」といきり立っているB君。が、Mちゃんが去った後僕はすっかり醒めていました。
念のため僕は放課後そのおもちゃ屋に足を運び、おじさんにそのことを問うと、しぶしぶ本当のことを話してくれ、内容は僕が考えていた通りのことでした。サンタは嘘でした。あとは、如何にして脱退するかです。というか、Mちゃんはさっさとひとりで脱退していたのですが、兎も角僕も「信じないチーム」に行かなければなりません。でないと、Mちゃんの家で開かれるクリスマスパーティーに出席できません。
そのうち、自然と「信じるチーム」のキャプテンの座はB君のものになっていましたが、僕も結局脱退せずにいました。B君の加入により人数こそ少ないものの勢いで盛り返した「信じるチーム」は、「信じないチーム」との摩擦をさらに拡大させました。クリスマス直前、もうムードは一触即発です。ちょっと触わっただけでも爆発するという意味です。それを触わってみました、敢えて。
「じゃ、B君の言うサンタに会いに行こうよ」。その放課後、クラスの過半数である二十数人は揃っておもちゃ屋の前に現れました。そこには不幸にも、ただ子供を喜ばせたいがためにサンタに扮しているおもちゃ屋のオヤジがいました。
その後のことはよく覚えていません、というか思い出したくありません。ただチームを問わずに次々とそのサンタに投げかける「死ねっ!」「嘘つきおもちゃ屋!」的罵声に僕はおろおろとしていました。
その後、僕はおもちゃ屋さんに近づけませんでしたが、母からおもちゃ屋さんの前にいたサンタさんがいなくなったという話を聞いて嫌あな気持ちになりました。クリスマスには上手くMちゃんと同じパーティーに出席して、プレゼント交換では幸運にもMちゃんのプレゼントが回ってきたりもしました。しかし、その包み紙があのおもちゃ屋オリジナルのもので、それを見た僕は切なくて申し訳なくて「気分が悪い」と言って帰りました。

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