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口蹄疫復興支援コミュの口蹄疫の消毒・防疫について

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口蹄疫が発生していない地域の畜産農家については畜舎の消毒防疫等についての情報が少なく困っていられるかともいると思います。

ここでは消毒に関する情報の記載をお願いいたします。

基本的な消毒について>山奥様よりデータの提供をいただき下記に記載しております。

以下山奥様より

口蹄疫ウイルスに効果があるとされる消毒薬と消毒方法

塩素系消毒薬(ビルコンS、クレンテ、スミクロール)
スミクロールは1000倍、他は2000倍に水で希釈し、長靴などが浸けられる大きさの容器に靴底〜(長靴なら)足首くらいまで浸かる深さまで希釈消毒液を入れ、踏む込み消毒する。車両消毒に使用する場合は、農業用ポリタンクに溶液入れ、動力散布機を使用するか農薬散布用の手押しポンプタイプでも良い。塩素系は、金属腐食作用が強いので、散布後30分以上経過したら水洗すると良い。

酸性消毒薬(クエン酸、酢酸溶液)
市販食用酢でも原液はpH2以下であり、強酸性である。
酢を1000倍に希釈してもpH4程度が維持できるとの報告もある。
実際に台所にある酢でやってみると、安全領域を考え、100倍で用いるのが良いと思われた。やや臭いが残るのが問題点。
クエン酸は工業用試薬や食品添加物として流通しているが、一般の人は入手しにくい。クエン酸4%溶液でpH2以下、0.02%でもpH4以下であった。これの利点はpHの持続性が高く、長期保存が可能であること、無臭であること。OIE規定の濃度(0.5%クエン酸)
口蹄疫ウイルスに即効性があるのはpH4以下(感作後15秒で感染能力消失)。
踏み込み消毒や牛舎、車両消毒は0.5%クエン酸
生体への補助的消毒に0.02%クエン酸又は100〜1000倍に希釈した食酢
但し、酢は製品によってpHがまちまちかもしれないので、希釈後のpHの確認が必要である(リトマス試験紙による目視検査でもOK)。

強アルカリ性消毒薬(水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、消石灰)
水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)は2%、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)は4%溶液として使用。これらは、刺激性が非常に強いので、取扱いに注意が必要。マスク、ゴーグル、手袋は作業に必要。粘膜に付着しない様に細心の注意を。
畜舎や車両消毒、踏み込み消毒に使用。乾燥すると結晶が白く固着するので、水洗して除去する。
消石灰は、水を混ぜて石灰乳(消石灰1+水2)として踏み込み消毒に用いても可(但し、使用のたびに水とよく混ぜ合わせること)。
生石灰は水と混和すると強く発熱し、発火することもあるので、用いないこと。
畜舎周辺に消石灰を幅1〜2メートルの幅で直接散布も待ち受け消毒効果や小動物の畜舎内への侵入忌避効果がある。
降雨等で固形化した場合、粉としての接着効果が無くなるので、効果が半減するが、砕けば効果は戻る。

重曹や次亜塩素酸ナトリウム(希釈濃度、有効塩素濃度によって異なるが、この場合は、食品添加物として用いている物)については、弱アルカリ性であるので、用いないこと。

最重要項目!
塩素系消毒薬と酸性消毒薬を混ぜると、塩素ガスが出て大変危険です。絶対に混ぜないでください。
酸性とアルカリ性消毒薬の同時使用は、効果が中和され、消毒の意味をなしません。消石灰を散布した上に液体散布消毒する場合は、同じアルカリ性の炭酸ソーダを用いてください。

なお有益な情報が流れないために消毒に関する情報以外の書き込みはご遠慮ください。

なお以前に作成した旧消毒トピ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=52611280&comm_id=4993025
にもも専門的な記述が行われていますので参考にされてください。

コメント(89)

口蹄疫消毒マット 宮崎市内8ヶ所設置追加(維持管理24時間体制)、本日は午前9時より口蹄疫対策本部に詰めている。昨晩は緊急出動要請があり、作業班は今朝の三時まで防疫活動に当っていた。 http://bit.ly/bfL7pY
鳥インフルの時につかわれたグルタZなども効果が見込まれると先日農協関係者から聞きましたが、いかがでしょう?
(私の田舎ではペットとして鶏を飼う家が多いので)

《クエン酸についての報告》
2日置いてみましたが、日向・日陰ともに劣化はあまり見られません。
ホームセンターや薬局で手に入ります。
添加物用25gで300円強、掃除用300gで400円くらいでした。
ネットならキロ数千円くらいでありそうです。
食品添加物用と掃除用といった売られ方をしていますが、薬剤師さんによるとphに影響はあまりないとのこと。
精製の違いらしいです。
口に入れるなら添加物用が望ましいそうで、牛や豚の体表に噴射なら添加物用がいいのかな?
道路なら掃除用で十分でしょう。
>55

国の消毒薬の作り方の文書の中でも、アルデヒド系消毒薬として、グルタクリーンが紹介されていましたね。
グルターZも同成分ですから、効果ありとして使用しても大丈夫でしょう。
しかし、これは、希釈倍数と生体への影響が密接な関係がありますので、使用方法や使用場所に注意が必要です。
説明書を熟読して、使用してください。

クエン酸の報告、参考になります。
私も昨日、2週間たったものを測ってみました。
(霧吹きスプレーに0.02%溶液を1L程度入れたもの)
試験紙の目視ですが、pH4以下はしっかりありました。
> 山奥さん
ありがとうございます。
宮崎の方にクエン酸を提案いたしました。

田舎は関東ですが、ペットで豚や山羊を飼っている家もあり、口蹄疫を気にしております。
先日農作農家の集まりの際も色々意見が出ていました。
山奥さんが提示してくださったような消毒方法の基準のようなものを農水省が指針としてだしてくれればいいんですけどね。
消毒に用いる薬剤について質問です。

当方、北海道・十勝の酪農家です。

地域の家畜防疫対策本部より 農場取付け道路、トラック待機所への石灰散布をするように指示が出ています。
また同じ文書内に、出入りする作業車などには、車体、タイヤの消毒をお願いしてあるとあります。

関係業者さんは実際に消毒液を持参されて、敷地内に入る際にタイヤなどに噴霧してくれています。

関係業者さんが持参されている消毒液が炭酸ソーダであれば問題ないのですが、
そうでない場合、石灰散布が逆効果になっているように思います。

目視ですが、消毒液はピンク色(ビルコンですよね・・)が大半でした。

指示文書内には車両消毒に効果のある薬剤として、ビルコンS:500倍希釈液と
4%炭酸ソーダ液の使用を紹介しています。


郵便配達車や個人の来客など待受け消毒も必要だと思います。

どのように対処すればよいか ご意見をお願いします。

 
>はなこ様

トピトップにも山奥様より消毒についての説明が記載されています。消毒旧トピにも記載されていますので参考にされてください。

来客用には竹酢を染み込ませたバスタオルの踏み込み槽で良いかと思います。郵便局や宅急便は宮崎の農家の方は敷地外から電話してもらってそこまで取りに行きクエン酸や酢を薄めたもので消毒して持ち帰っていたと聞いています。
>またろう様

説明を読んだだけではこの矛盾を解決するすべが見つからず、質問させていただきました。

家族の中で強アルカリ性の薬剤を使うか、塩素系を使うか、あるいは酸性のものを使うか統一を図ることは可能です。
しかし、多数の業者が出入りし、それぞれの会社等で決めた薬剤をそれぞれが使っている現状があり、薬剤の種類によっては 効果を打ち消しあってしまう。


消石灰を待受け消毒に使っている家からすれば 業者さんにアルカリ性の消毒薬に統一してもらえればよいのかもしれませんが、
自分さえ良ければいいという考えでは駄目でしょう。

消石灰を踏んだタイヤで塩素系薬剤を散布している農場に立ち入ってしまうことに問題は無いのか。
(ビルコンの取扱説明書に『本品は石灰などのアルカリ性物質との混合、併用を避けること。』とあります。避けるとはどういうことでしょうか。禁止とはありません。)

問題があるなら、どうすれば解決できるのか。

使用薬剤の統一を図るようにお願いするとか?

農場に出入りするたびにジェットウォッシャーで洗車してから消毒してもらう?


現在口蹄疫が発生している地域でも、どんな薬剤を使うかは個人の判断なのでしょうか?
殺処分・防疫処置では石灰を大量に使っているようですが、アルカリ性以外の薬剤はその段階では使用していないのでしょうか?

うまく文章に出来ないのですが、それぞれの努力が無駄にならないような
良い方法はないでしょうか。



>消石灰と塩素系消毒薬との併用について

塩素系消毒薬の主成分は次亜塩素酸です。
この成分の特性はpHによって形態が異なることです。
アルカリ域では次亜塩素酸イオン(ClO-)
中性〜弱酸性域では分子型次亜塩素酸(HClO)
強酸性域では塩素(Cl2)
殺菌効果が最も強いのは、分子型HClO

よって、強酸と混合すると有毒な塩素ガスを発生し、アルカリ性薬剤と混合すると効果が低下するので、メーカーは避けるように記述しています。

消毒は一定時間経てば効果がありますので、農家〜農家の移動距離に30分くらい間隔があれば、農家間の消毒薬が異なっても大丈夫と思います。
一番効果的なのは、地域で使用薬剤を統一することです。
また農場内で使い分けることもいいでしょう。
消石灰は、待ち受け消毒に畜舎周辺に散布。(接した部分にしか効果が無いため)
炭酸ソーダや塩素系消毒薬のどちらか一方で車両消毒。(噴霧器で少量かつ広範囲に効率的な消毒が可能なため)
踏み込み消毒は他の病原体にも幅広く効果のある塩素系消毒薬が良い。

また詳細な方法は夜にでも記述したいと思います。
>62の補足

塩素系消毒薬(クレンテ)をメーカー指定希釈倍数に希釈してpHを測定したところ、pHメーターでpH6.7でした。
>山奥様

説明ありがとうございます。

農協で会議があるので 使用薬剤の統一について話をしてみようと思います。


道路からの出入り口に石灰を撒いてあるので、業者さんには 待ち受け消毒の石灰をタイヤが踏む前に各自消毒してもらい、一定時間経ってから敷地内に入ってもらうようにすればよいでしょうか?
だとすると、消毒薬散布後どのくらいの時間停車していてもらえばよいでしょうか?
使用薬剤によっても違いますよね?


靴底についた石灰などは 他の薬剤を用いた踏み込み消毒を使う前に洗えばよいですが、
タイヤについた石灰をその都度洗い流すことは 現実的でないなと思いました。
(60での自分の発言)


あれ?
何か石灰石云々のコメントは削除されてしまったのでしょうか?

はてさて
皆様の書き込み見て気付いたことがあります
畜舎回りの対策は?
古いトピックにあるのでしょうか?

農家としましては
手軽さまた値段も大事ですよね

私が石灰石云々の膜が出来るのが良いよ
というのは
石灰成分が持続するから

畜舎にはどんなに気をつけても野性動物がやって来ます

そこに石灰をまくだけでもかなりの労力がいります
特にこれから梅雨になります
雨で流れるたびにまくのも大変
石灰石特に砂状のものは雨が降っても溶けにくくしかしながら
石灰成分がドンドン出て
あれ牛乳こぼしたかな?と思う程白い石灰水が広がってます
また晴れてても
砂の上を歩くと長靴の底にしつこくこびりつきその長靴の足跡がいたるところに
粉のように固まる事はないですね

安価だし

ちなみにうちでは乳房炎対策に牛床にいれた所サシバエ等も嫌がって近寄りません

野性動物やハエは
踏み込み槽入ってくれないからなあー

こんど試しにpH測って見ますね


>65 ぶーぶーさん
その話題は
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=52864003&comment_count=265&comm_id=4993025こちらですね。ph測定お願いします。
> こんちょ(」゚д゚)」さん

いつもフォロー痛み入ります(;_:)

mixi初心者
只今勉強中!

>64

消毒薬は適材適所で使い分ける必要があります。
農水省の消毒通達文書
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/syoudoku.pdf
都城市の農場での消毒薬の使用例
http://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/shisetsu/kakuka/tikusan/siyourei.jsp
酸性とアルカリ性薬剤との使い分けの徹底を
http://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/shisetsu/kakuka/tikusan/santoarukari.jsp

石灰消毒は、積極的な消毒が困難な場合に使用してください。
畜舎周辺、車の停車区域に散布し、待ち受け消毒。

敷地出入り口での車両消毒には、タイヤ、タイヤハウス、車底及び車体全体が効率的に消毒できる液体消毒薬の散布が最も有効です。

塩素系消毒薬では、1000〜2000倍に希釈し動力噴霧機等で散布し、泥汚れ等を良く落とした上で、約30分間(今の気温ならOK)待ってください。それが待てないようでしたら、消石灰を散布した作業停車場所に車を移動して待機させてください。

タイヤ以外は消石灰と接しませんから塩素系消毒薬の効果は残ります。
希釈した塩素系は弱酸性〜中性(pH6〜7)で、雨と一緒くらいです。ですから、タイヤや車両に付いた塩素系消毒薬が多少滴り落ちても、強アルカリの消石灰の効果に与える影響は少ないと思われます。消石灰と接したタイヤは、塩素系消毒薬の効果は減弱しますが、消石灰の強アルカリで消毒されます。

但し、クエン酸や酢などの強酸性溶液を車両等に散布する場合は、消石灰との使い分けは必要です。

付記
デイリージャパン2009年3月号「pH調整によって消毒薬の効果は大きく変わる」田村製薬 関令二獣医学博士記述
次亜塩素酸ソーダ:アルカリ化すると消毒効果が著しく減弱する。
ヨーソ剤:酸性化すると消毒薬効果増大、アルカリ化するとヨード色が減退、消毒効果も激減。
アクリノール酸:酸性で使用。アルカリ化すると色が薄くなり効果も薄れる。
グルコン酸クロルヘキシジン:酸性で使用。アルカリ性となり塩類が析出沈殿すると消毒効果はなくなる。
逆性せっけん剤:酸性にすると効果は低下。アルカリ化で効果は増大。
塩素剤:商品は強酸性に調整されており、酸性で消毒効果強い。アルカリ化してはいけない。

白井淳資先生の「口蹄疫ウイルスに対する市販消毒薬の効果」日本獣医学雑誌55号(2002年)では、
塩素系消毒薬F(クレンテ):pH6.84(2000倍)
塩素系消毒薬G(スミクロール):pH6.50(1000倍)
塩素系消毒薬H(アンテックビルコンS):pH6.87(2000倍)
と実際の使用希釈倍数では、弱酸性域であることが示されています。

現場では、塩素剤=次亜塩素酸ソーダ剤と混同(誤解)されているように思えます。
上記補足(同じく白井先生の論文)

ビルコンの500倍希釈では、pH5.72です。
上記トピの記述の中で、クエン酸や酢酸の記述で誤解を受ける部分がありましたので、修正します。

OIEの規定では、クエン酸濃度は0.5%と記載され、酢酸の記述はありません。
ここで記載している0.02%クエン酸、食酢の1000倍希釈は、希釈液のpHが口蹄疫ウイルスの感染性を短時間に消失可能とされる4以下であることから記載をしました。また、家畜や人に対する有効な消毒薬が数少ないことから、生体への刺激性が低く、一般の方でも入手可能なものとして紹介しています。

しかし、消毒対象が有機物等で汚れている場合、それらに触れた結果、急速にpHが減弱する可能性や環境中に散布された後の持続効果に疑問があるとの指摘がありました。

ここで示した希釈倍数での使用はあくまでも強い消毒薬を用いることができない場合における民間用法であり、補助的消毒法としてご理解くださいますようお願いします。

踏み込み消毒や牛舎、車両消毒には、OIEの規定する濃度もしくは、塩素系や4%炭酸ソーダを使用してください。

管理人様へ
上記トピのクエン酸部分に、OIE規定の濃度(0.5%クエン酸)を追加記載。
踏み込み消毒や牛舎、車両消毒は0.5%クエン酸
生体への補助的消毒に0.02%クエン酸又は100〜1000倍に希釈した食酢
と修正をお願いします。
>山奥様 ぶーぶー様

参考にさせていただきます。

ちなみに 会議では『(消毒薬の統一・使い分けについて)勉強してみます』とのことでした。(会議には父が出席、発言しました。)

長靴をこまめに洗うところから 頑張ってみます。


今のところカビは生えていませんが、炭酸ソーダ水を入れている散布用の蓋をしていない容器に緑色の藻が生えてきます。
蓋をしている方には生えていません。

話は変わりますが、希釈の倍率に○○倍以下とか○○倍以内に希釈をすると書いた方が、いいのかもしれません。
>73

ご指摘ありがとうございます。

希釈倍数は、効果のある最高希釈倍数を示しています。


アンテックビルコンSやクレンテ(スミクロール)を家畜や人体へ直接噴霧して使用している事例があったら教えてください。

アンテックビルコンSの用法には、畜体への直接噴霧は記載がありません。
クレンテやスミクロールは、100〜2000倍の範囲で畜体への直接噴霧や飲水投与の記載がありました。

実は、近々、家畜市場を開催するにあたって、来場者の消毒方法を考えているのですが、市場開設者はビルコンの噴霧を考えているようです。理由は塩素臭が少ないから。

私としては、用法に記載のあるクレンテ等か、0.2%クエン酸辺りを考えているのですが、会場は高齢者が多いため、身体への影響が心配です。

既に市場等でこういった対策が行われている所や農場等で使用している方が居ましたら、情報の提供をお願いします。
突然、お話の流れを断ち切ってしまってすみません

消毒法についての下記のYoutubeの動画ですが、
非常によくまとまっていると思っています。
これを作成された方をご存知ありませんか?

http://d.hatena.ne.jp/ShowCraft/20100518/1274141365
VetCheers — 2010年05月23日 — 宮崎の獣医師さんが、口蹄疫における農家の消毒方法を動画にしてくださいました

もし、作者の方をご存知もしくは、「私が作りました」という方が
おられましたら、こちらのトピもしくは、私宛のメッセージで
ご連絡いただけませんでしょうか?
どうかよろしくお願い申し上げます
梅雨の時期に入り、雨の日が多くなりました。
皆さんへ、なるべく車の洗車をするようにお願いしていますが、もう一つお願いがあります。
カーマットの洗浄と消毒もお願い致します。
>77の消毒法動画の件ですが、親切な方からメッセージ頂きました。

「農場どないすんねん研究会NDK(正式な名称は「全国畜産支援研究会」」の方が
作成されたものだそうです。
http://homepage2.nifty.com/ishii_vet_clinic/ndk/NDKTOP.html

メッセージを下さった方と、この場を提供してくださった管理人様に
心より御礼申し上げます。
ありがとうございます
4%クエン酸溶液を使用時に希釈して使っていたのですが、3週間まではpHも問題なかったものの、ひと月を過ぎると中にカビが生えていました。

やはり作り置きよりはその都度作った方が安心ですね。

本日、全国チェーン店型ドラッグストアで食品添加物用クエン酸(500g)を買ってきました。1250円でした。

明日から牛のセリを再開するため、入場者の衣服の消毒用に購入しました。
佐賀県では防護服を入場者に着用させていましたが、近頃の蒸し暑さでは熱中症が心配されます。島根県では酢を散霧したそうですが酢は民間療法的なもので、公的な場で使うのもどうかと思いました。そこで、OIEでも口蹄疫に殺菌効果があるとして認められている0.2%クエン酸となったわけです。
クエン酸のボトルには、食品への使用方法として、0.1〜0.3%に希釈して清涼飲料水として飲むことやアイスキャンディー等に1%加えることが書かれていました。

市場開設者は、当初、ビルコンやクレンテの使用を考えていたそうですが、人体に動物用医薬品の消毒薬は使えませんし、医薬品用で使用可能な塩素系消毒薬もあるようでありません。ノロウイルス対策でも使われるものは食品添加物の次亜塩素酸ソーダが多いようです。
しかし、塩素系は粘膜の刺激性があるため、人体への噴霧に適していないことから、私の方からクエン酸の使用を助言しました。

あくまでも人の口蹄疫対策限定でして、車両消毒や踏み込み消毒にはビルコンを使う予定です。
OIEの推奨は0.5%クエン酸でした。
0.2%クエン酸は、英国農務省の示した数値のようです。

鹿児島大学岡本教授和訳ページ参照
http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/vetpub/Dr_Okamoto/Animal%20Health/Disinfectant.htm

アイスキャンデーに1%加えてOKならば、0.5%でも大丈夫かな?
畜産農家に車両で訪問する場合の防疫措置について
農水省消費・安全局動物衛生課長通達
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/syaryou_houmon.pdf

運転席の消毒で、10倍に希釈した食酢で可という表現がありました。
消毒薬に関して山奥さん以上の知識があるとは思えなかったので静観してしまいましたが、入場者の衣服用の消毒薬がクエン酸に落ち着いたのこと、賢明な判断ではないかと思いました。

遅きに失した感はありますが、先日こちらのとある婦人会のグループとお話をする機会があったので、持ち歩き用消毒薬として0.02%クエン酸溶液の作り方を詳しく書いた紙を配りました。
何%とするかかなり悩みましたが、山奥さんの意見を参考に、有効と思える濃度で薄めの設定にしました。
実際には500mlまたは2Lのペットボトルで作成する人が多いかと予想され、そのためのクエン酸量が微量になるため、0.02%よりは濃い濃度で作ってもらうことになるかと思いますが、今回の山奥さんの0.2%との判断で「薄めすぎのものを教えてしまったかな・・・」と焦りました。
いずれにしても、川南町は患畜・擬似患畜の処分が終わったことで、一般市民の間ですでに終息ムードが広がりつつあるように感じています。
しかしワクチン接種農家の動物も絶対安全とは言えない状況にあり、また湿度の高い状態が続き、いたるところにまだウイルスが潜んでいる可能性も十分にあるため、ここで気を抜いてはいけないと危機感を感じています。
この段階で家庭用消毒についてお知らせすることができ、主婦のみなさんから「やってみます」との言葉を得られたことはよかったと思います。(信じられないかもしれませんが、自主的な対策をとられている方は少ないのです。知らない、のです。)
>83

私の判断で、ご不安をおかけしてすみません。
pHという観点では、0.02%であっても実測値でpH4以下であり、十分口蹄疫ウイルスへの効果はあると考えられます。ただし、裏付けに乏しく、食酢の使用と同程度の民間療法的なものでしかありません。

実は、私も人体への使用はより影響が少ない0.02%での使用を考えていたのですが、公共性の高い家畜市場での使用であること、県がその防疫作業をバックアップするとの観点、報道対応ということで、口蹄疫に有効として学術的、経験的にウラがとれている濃度の中で、より希釈が高い英国農務省の0.2%の濃度を選択したという次第です。

>84

畜産農家でなければ、そこまで気にしなくても良いかな?って思ったりもしますが、やはり家畜に接する前の消毒や着替え+マスク装着に勝るものはないでしょうね。
カビが生えたクエン酸液を噴霧して、カビ性肺炎になったはしゃれになりません。以後、気をつけたいと思います。

では、今から市場に行ってきます。わーい(嬉しい顔)
0.2%クエン酸による人体消毒の経過報告。

家畜市場入退場者(2日間のべ300人程度)にミストファンによる細霧消毒を実施した。(但し、顔面は除き、手は本液で洗浄)

現在までに健康被害等の申告無し。

一番多く接触した人間(自分あせあせ)では、手の皮膚に若干のかさつきを感じた(油分がぬけた乾燥肌のような感じ)。

結論:0.2%クエン酸の人体への影響はほとんどないと思われる。
(目や呼吸器粘膜に対する酸性液の影響については実施していないので不明)
今後、口蹄疫が発生した場合の参考としてトピが消えないように定期的に更新していきます。
1月22日付け読売新聞トップ

宮崎県佐土原町にて鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出たようです

いまだに口蹄疫の防疫が行われている中、口蹄疫の消毒と鳥インフルエンザの消毒の相違点、共通点について専門家の方に書き込み頂くと助かります。
>88の回答

口蹄疫ウイルスは酸性にもアルカリ性にも弱いですが、アルコールや逆性せっけんタイプの中性消毒薬には抵抗性です(後述の膜を持たないため)。しかし、塩素系消毒薬であれば中性域でも効果はあります。

インフルエンザウイルスはエンベロープという脂溶性の膜を持つため、膜の構造を破壊するアルコールや逆性せっけん(界面活性を有するもの)により容易に失活(殺菌)されます。しかし、希釈したクエン酸や炭酸ソーダのように弱酸性や中程度(pH11以下)のアルカリ性には抵抗性です。そのため、pH12以上の消石灰や水酸化ナトリウムでないと失活しません。

両方のウイルスに効果があるのは消石灰と塩素系消毒薬です。

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