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テレビでサッカー観戦(採点つき)コミュのJ1 2節 甲府vs名古屋

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J1 第2節
ヴァンフォーレ甲府vs名古屋グランパスエイト
2007年3月10日@小瀬スポーツ公園陸上競技場

後半5分:キム・ジョンウ 0-1
後半34分:玉田圭司 0-2

名古屋が良さそうだ。

開幕前から、スタメンのメンバーを見る限り、だいぶ豪華になっている。
昨シーズンもヨンセンの加入をきっかけに急浮上し、フェルフォーセン監督も二年目を迎えた。

いいんじゃないかしら。

この試合は、コンパクトな中盤で凌ぎを削る、いい試合だった。

4バックと3バックの違いはあるものの、お互いの中盤は中央にアンカーが一人いてその前に二人のオフェンシブハーフがいる布陣。
ともに中盤でのつなぎを志向するサッカーだ。

時には、テレビ画面の中にお互いのフィールドプレーヤー20人が、最前線からバックラインまで見えてしまう、コンパクトさ。
しかも、それが試合終了まで続いたのだから、両チームの戦術浸透度(そして甲府の勇気)は大したものである。

試合はキックオフ直後に、ヨンセンが頭で甲府のバックライン裏に流したボールを杉本が走る、という形が出る。
まさに名古屋の狙いの一つで、甲府としてはヒヤリとしたシーンでもあった。

しかし、そんなシーンの反省も踏まえながら、けれども忘れたかのようにバックラインを高く保ちながらヨンセンには厳しく当たるようにする甲府。
そこには勇敢に戦う姿勢が見られる。

お互いに攻め合った後、前半30分ぐらいから名古屋はリアクションサッカーに移行する。
それも効果を発揮し、カウンターから杉本が快足を飛ばすシーンが見られた。

やはり、特にホームにおいて甲府の弱点は、このカウンターだろう。
とことんつないでいくサッカーなだけに、中途半端なところで取られると、途端にピンチになる。
たとえシュートで終わっても、それがはね返って相手ボールになったとしてもピンチになる。

だからこそ、バレーのような決定力のあるフォワードは欠かせない。

そんな前半ロスタイム、高い位置でボールを回す甲府は、林が基点となって左サイドに開いたアルベルトへ。
アルベルトの低くて速いグラウンダーのボールが、ファーで待ち受けていた藤田健に見事に通ったのだが、シュートは枠を捉えられず。

あー、甲府にとっては最大のチャンスだった。
これを決めていれば…。

それにしても、高い位置でボールをキープしながら決定的なチャンスを作った攻撃は、見事。

そして後半の立ち上がり。

ハーフラインあたりでボールをカットした名古屋が、中村からDFラインの裏に長いスルーパス。
それに杉本が走り、ファーに走ってきたキムにドンピシャのクロス。

まさにカウンターがハマり、名古屋が先制。
中村の高精度なパスも、杉本の特徴を活かしたランニングも、ボールが来ると信じたキムの長いフリーランニングも、素晴らしかった。

なお、杉本は前半から甲府の裏を狙っていたものの、オフサイドにひっかかることが多かった。
このシーンは、しっかりダイアゴナルに走ってオフサイドをすり抜けた。
(甲府のセンターバック二人のラインにギャップがあるという、やりやすい状況ではあったものの)
当たり前の話だが、ここを留意するだけでチャンスになるものが相手ボールにもなってしまうのだから、走りの質とは大事である。

点を取るしかなくなった甲府だが、それは名古屋にカウンターのチャンスをさらに与えることでもある。

結局、甲府の攻撃よりも名古屋の守備が勝り、中村を中心にさらにカウンターが生まれることになった。

追加点は、(焦りもあったのか)高い位置で杉山からボールを奪った本田がクロスを上げ、玉田がごっつぁんゴール。

終わってみれば、0-2。
甲府はホーム開幕戦も白星で飾れなかったが、昨年とやっているサッカーはほとんど変わっていない。
今日は名古屋の堅い守備をこじ開けられなかったが、J1二年目を迎えて昨年と同等の結果が残せるのか、期待半分不安半分というところか。

名古屋は、いいんじゃないだろうか。
まず、守備が堅い。
(とはいえ、スピラールに続いて米山までも怪我したのは心配だが)

そして中盤から前線は、攻撃も守備もできてなおかつ走れる選手が多い。
今日のように、ポゼッションからでもリアクションからでも点が取れる。

とりあえず、ダークホースとして有力そうである。


【ヴァンフォーレ甲府】

GK:阿部謙作:5.5
二点目は、できればクロスに反応したかった。
RSB:杉山新:5
持ち味の攻撃力を行かせず、空回りな印象。
RCB:秋本倫孝:5.5
ヨンセンにはよくしがみついていった。
LCB:津田琢磨:5
後半、彼のサイドを執拗にカウンターで狙われた。
LSB:山本英臣(→後半44分退場):5
攻守にわたって中途半端。不用意に上がった裏を狙われる。
DMF:林健太郎(→後半42分OUT):5.5
相変わらずボールは集まるが、不用意なプレーも。
OMF:藤田健:5
決定機は決めたかった。いつものキレがない。
OMF:石原克哉:5.5
中盤でよくボールを回し、組み立てようとしていた。
RFW:鈴木健太(→後半19分OUT):5
幅広く動いたが、決定打に欠ける。
CFW:アルベルト(→後半33分OUT):5.5
能力の片鱗は見せたが、次第に消えていく。
LFW:茂原岳人:5.5
彼と石原でボールをキープできていた。が、決定機までは作れず。

RFW:長谷川太郎(←後半19分IN):5
裏に抜ける動きを期待されるも不発。軽率なミスも。
CFW:ジョジマール(←後半33分IN):5
ほとんどボールに絡めなかった。
FW:須藤大輔(←後半42分IN):−
評価できず。


【名古屋グランパスエイト】

GK:楢崎正剛:6.5
好調。判断の良さと守備範囲の広さが光る。
RDF:大森征之:6.5
途中からはセンターに。コンスタントに活躍。
CDF:米山篤志(→前半36分OUT):6
カバーリングに冴えを見せる。怪我が心配。
LDF:増川隆洋:6.5
強かった。名古屋DFに欠かせない存在。
DMF:藤田俊哉:6.5
アンカーとして、堅実にかつ気の利いたプレー。
LMF:本田圭佑:6
中村に比べ、やや運動量が少なかったか。しかし1アシスト。
OMF:山口慶:6.5
地味だが、よく動いている。貴重な存在。
OMF:キム・ジョンウ:7
ゴールは見事。それ以外にも豊富な運動量。
RFW:中村直志:7
特に後半、カウンターの中心としてチャンスを量産。
CFW:ヨンセン:6
ゴールには絡まなかったが、ポストと献身的な守備で貢献。
LFW:杉本恵太(→後半33分OUT):6.5
後半はスピードを活かした場面が増えた。

RDF:竹内彬(←前半36分IN):6
リーグ戦デビューながら、落ち着いた働き。
LFW:玉田圭司(←後半33分IN):6.5
ファーストタッチでゴール。得意な展開で投入された。


試合内容:6.5
名古屋は磐石の戦いっぷり。
甲府もチャンスはなかなか生み出せなかったものの、その勇気と姿勢は評価したい。

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