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旅行するならここへ行け!!!コミュの海外旅行、英語は必要ですか?

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 私は結構海外を旅している方だが、つくづく感じるのは果たして外国語の学習を低学年からする必要はあるか? と言うことだ。
 下手な英語でも不自由はしない。
 私はパンナムが世界の翼と言われた時代から世界を旅してきた。
 カイバル峠での山岳ゲリラとの対面は今は懐かしい思い出になっている。そこで死に損なった癖にである。 カイバル峠越えは古代から難所であったが、世界の三大峠のひとつ、勇気ある人にはお薦めだ。 
 アメリカではホモの洞窟、YMCAホテルでの4ヶ月間の滞在、これもその道の勇気ある方にはお薦めだ。 
 その詳細は私のブログ「どーんと来い!オーストラリア」にて紹介しているが、生死の分かれ目、外国旅行に付き物の危険はどこにでもある。
 ブログは http://blog.livedoor.jp/holidaystay/  でどうぞ。
 外国旅行で英語はどれほど必要か? そこで、ゆとり教育の中の最近の英語教育についてのちょっと書いてみたい。
 江戸時代、親たちは子どもらをこぞって寺子屋へ通わせた、と言う。
 今から4百年も前、すでに日本人の識字率は50%に達していたのだ。 
 当時、日本の初等教育は世界でも有数の先進国、それがあってこその明治維新の文明開化であり、敗戦後の奇跡の復興である。
 読み書きソロバンを教えてくれた寺子屋こそ日本の教育の原点と言えよう。
 中国ではいまだに漢字だけですべてを表現している。ハングル文字はどうだ。
 日本では平安の世に、女性たちが「かな文化」を生み出し、万葉文化を支え、源氏物語や枕草子が誕生する下地を創り出した。
 ひらがなは草書体から、そしてカタカナは片から産まれたがその独創的な発想を受け入れた社会、教養ある女性こそが今日の日本文化の原点であろう。
 すでに女性がたしなみや教養を身に付ける機会を与えられていたのであり、世界に類がない教育先進国だった。 要らぬことだか、あのスイスですら女性に参政権が与えられたのは1950年代の後半である。
 それを今、ゆとり教育と言う名の下、国語教育をおろそかにして何が早期英語の薦めだ、と思う。
 読み書きができ、基礎的な知識、教養が身について後の外国語力であり、日本人にとっては最も難しい英語の素養を訳の分からない初等教育期に詰め込むことはその分、国語や算数の授業時間が減らされ、英語はできるけど、自分の考えを持たない、意見も言えない人間を生み出していくのだ。英語なんか本当に必要か?と問いたい。
 日本人は英語を使う環境に恵まれていないし、その必要すらない者が大半だ。
 中途半端な英語力など要らない、ならばその分もっと自分の国の文化や歴史、自然科学に目を向けて、自分磨きに充てるべきではないだろうか?
 爺さんはつくづく今日の初等教育の方向に疑問を持っている。
 それは世界中、どこへ行っても英語ですべて用が足せる時代が来たらどうなるかと想像すると空恐ろしいからである。
 すべてがアングロサクソン文化の下で総括されたらたまらない、と思うのだ。
 私達が小学校から英語を学び、どんな時にそれを使おうと言うのか?
 英語をもっと勉強したいと思う理由を調べると、1位が海外旅行先で英語がしゃべれたら・・・、であり、2位が外国人から道などを聞かれて英語で教えられたら良いと思うから、そして3位が映画やテレビ、インターネットを使う時、英語ができたら便利、と続く。
 しかし、それができない不便さはどれだけのものだろうか? 
 アジア諸国でTOEFLの成績が良いのはインド、パキスタン、フィリピンの順であり、いずれも発展途上国で、日本はビリから2番目である。 
 しかし、日本は自然科学においてノーベル賞の受賞数は世界で5番目であり、アメリカでの特許申請の5分の1は日本の企業である。
 本当に英語力なり、フランス語、ドイツ語を必要とする人が必要な言語を極めることの方が大切で、もっと大事なことは基礎学力となる国語や算数の授業を割いてまで英語の授業を増やすことで学校嫌いを量産し、日本語も、と言うより読み書きソロバンができない日本人が育つことを憂いている。
 昔、私の息子が17歳で何も分からず、このカウラの田舎町の高校へ交換留学生として1年間過ごしたことがある。
 それが大きな転機となり、何故か今、私がこの地でファーマーしているのだが、その彼の変わりぶりはどうだ。 彼のカウラ生活が3か月目に入った頃だった。
 表敬訪問のため、カウラ市を訪ねた私らのために開かれたレセプション、隣りに座るオリバー市長と歓談していた私の耳元で、息子がぼそぼそ言う。
 聞き取れずに何?と聞き返すと「親父の英語ヘタだね!」、この一言で私は痛く傷つき頭の中は真っ白、それから息子の前で英語が話せなくなり、英語を忘れよう、忘れようとしている自分を感じたものだ。 彼はたった3ヶ月のオーストラリア滞在で、人の英語力をとやかく言うまでになっていた。
 今、ワトル君は14歳で英語社会に飛び込み、平気で現地校生活を楽しんでいる。
 彼は身体で英語を覚えようとしているから、わずか2ヶ月で英語が聞き取れる。
 単語力や表現力も乏しいところからのスタートでも現地に入れば自分のものにできてしまうのである。 若さと能力の発揮は15〜18歳が適している。
 だから、初等教育に英語は要らない、もっと大切な知識、基礎力を高める方に力点を置くべきだ、と思う。
 英語が話せないことは恥ずかしくも何でもない、自分の主義、主張を持たない教養不足人の方を恥じるべきではないだろうか?
 色々とご意見もあるだろう。 大いに反論をいただきたいところだ。
 今日はちょっとシリアスに幼児期の英語教育不要論を書いてしまった。
 私は今、まじめにそう思うのだ。 基礎知識こそ力だ・・・と。



コメント(5)

エドさんのお話に、異論、また同感、色々ありますが、まず第一に、コミュニケーションの共通の道具として英語は一番適切かと考えます。要するに、単純で一番簡単、勉強しやすい言語だと思うのです。ですから、中国語は別として、共通語として世界に広まっていったと考えるべきだと思います。植民地・戦争の勝敗起因のみだけでは無いと思いますね。次に、教育ですが、その使用目的にもよりますけども、文法の学習は重要です。その基礎が無いと、そのコミュニケーション能力は幼稚なレベルで止まってしまいます。
海外旅行で必要か否か?はその状況にもよるでしょうけども、どのみち、年に数回の海外旅行しかしていない方達の英語力には限界が出てくるでしょうね。
いずれにしても、英語はあくまで道具のひとつですから、英語だけ出来ても殆ど役には立ちませんし、それなりのレベルに到達するには、その努力をした上で、数年は必要だと思います。いずれにしても、あくまで、母国語の教育がしっかりされている上での話しですよね。

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