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ギリシャを走ろう!コミュのRODOPI ULTRA TRAIL

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ギリシャで初めて開かれた100マイル(約162キロ)のアドベンチャートレイルレースに出てきました。8日朝5時にスタートで制限時間は日曜の午前1時までの44時間でエイドステーションが6つしかありません。なのである程度の荷物を背負っての大会です。緑が多く小川などもたくさんあるときいていたので自然を楽しみながら完走目標にしてました。
[http://www.youtube.com/rodopiultratrail#p/a/u/1/b9t-7XCe_94]
[http://www.rout.gr/]

色んなハプニングがありながらも100マイル(162.4km)、累積標高+8000mのアドベンチャーウルトラトレイルを42時間21分52秒で完走しました。

仕事で出場ができるかどうか分かりませんでしたが大会2日前に会社からOKがでました。
会場は北ギリシャのRODOPI山と言う所なので大会前日の夕方の飛行機に乗って行く予定でした。しかしその日の夕方は急遽空港がストライキになった事を知り午前の便に変更。電車だと10時間かかるが飛行機だと1時間で着くので少し費用がかさむが体力的には楽な飛行機を選んで正解でした。

飛行機の中でたまたま同大会の選手に会い空港から会場までレンタカーで移動。1時間くらいでその人の宿泊場所まで行きそこで僕も空き部屋を30ユーロで取って会場まで50分くらいの運転で会場入り。

ゼッケンとかお土産やTシャツなど手に入れパスタパーティに。ウルトラトレイルツールドモンブランを経験している選手なども多く色んな選手と話して盛り上がりましたが早めにきりあげ宿に戻りDrop Bagの中に入れるものなど準備。金曜の朝5時にスタートなので早く起き4時に会場入り68キロと122キロで補給などできるDrop Bagを預け朝食を頂きました。

いよいよレーススタート。この大会は100マイルの距離なのにエイドステーションが6つしかなくて自分である程度の荷物背負ってのスタート。
スタートの合図後に写真(日記にスタート時の写真掲載)気温は2℃で寒く感じましたが走っているうちに暖かくなりました。最後方からのスタートで7キロ地点では50人中5番目まで順位が上がってました。体は軽く疲れが出ない程度のペースで走っていましたが体の調子が良く軽快に走れました。
日が明けてきて15キロ地点ぐらいにある川を渡るのに石の上を飛んでいかないといけないがここで第1のハプニングが起こりました。
少しバランスを崩しノルディックポールに少し体重が掛かった所でナント!ノルディックポールが折れてしまい勢いよく背中から川に落ちてしまいました。川の水は冷たくて死ぬかと思いましたが何とか這い上がり再スタート。靴の中は濡れていてマメが出来るのが怖かったので替えの靴下に替えマメができそうな所に予防用のテープを張りました。

そこからしばらく走っているとサインが無くなっていることに気づき痛恨のコースミス。約2km戻りコースに戻れました。約30分のコースミスでしたが戻るときに焦ってペースを上げてしまい体力消耗。最初は入賞を狙えるかなと思いましたがこの時点で16番手まで落ちていたので完走目標で思いっきりレースを楽しもうと思い気持ちを切り替えました。

コースミスから戻って走ったのですが前後に人の気配がなくそのまま第1のエイドステーション(26km地点)に着きました。ここではまだ焦っていたのかすぐ前に5人くらいいることが確認出来て補給もろくに取らないでエイドを出てしまいました。その後山を越えるのですがGORE-TEXの靴の中が川に落ちて浸水した影響でどうもなかなか乾いてくれなくて足裏を気遣いながら走っていました。
40km地点の第2エイドステーションでは7時間くらいで着きそこでエイドのパスタやパンや自前で持ってきたおにぎりを補給して15分くらい休みました。足の裏のテープも替えて大丈夫な感じだったのでそのままマイペースで上りは歩きで下りは走りました。

しかし次のエイドステーションの3km手前の65km地点でお腹がすごくすきすぎて力が出なくなりバックパックを下ろしスパルタスロンのエイドの残りで頂いたSoy Joyやビスコを食べまくりました。通過するランナーは心配そうに声をかけてくれましたがお腹がすいていただけなのでと言って先に行っててもらいました。10分後に復活して再び走れる力が戻りました。

次のエイドステーション(68km地点)では待望のDrop Bagがあったので少し長めの休憩を取りました。
食べたものはパスタにお粥、みそ汁でエイドを出ようとしたらおじさんに呼び止められこれを飲んでから行けと言われパチャというギリシャ料理のスープ(豚の骨からだしを取り内臓や肉を煮込んだもの)を飲みました。今まで食べたパチャで一番美味しく体も温まり夜のランに備えれた感じがしました。

しばらく行くとこの大会で一番標高の高い地点に行く登りが始まり日も暮れてきました。70km過ぎにヘッドランプが弱くなり始めていたので電池を交換。後ろから来たランナーが交換の間、ずっとライトを照らしてくれていて助かりました。
そのランナーが夜はコースミスしやすいので一緒に行かないかと言ってくれたので一緒に進むことにしました。
夜も11時を過ぎて山頂に近い辺りで雪が降ってきました。風もきつく体が冷えてきて大変でした。次のエイドステーションまでの間が34kmと長くここで何人かチェックポイントでリタイヤ人がいました。体の冷え切ったところでチェックポイントがありそこで焚き火をしていて少し温まり次のエイドに向かい2人で歩き続けました。第4エイドまでの制限時間は朝5時でスタートから24時間でしたがその1時間半前に第4エイドに到着しました。

次の第4エイド(102km)で少し仮眠しようかと思っていたけどそこには焚き火はあるものの温まることの出来るスペースは無く寒さを感じながらみそ汁とお湯入れたら出来るご飯を食べ2人でエイドを出ました。

70キロ過ぎから一緒走ってきた人と話しながらその後も走っていましたがもし一人で夜中走っていたら精神的にかなりきつかったかもしれないです。一緒に走った人はテッサロニキに住みワイン屋を経営している人ですごく感じのい良い人で途中かなり気を使ってくれました。お菓子なども分けてくれ2人でゴール目指しました。
夜が明けて来ると寒さもましになりました。
大会前に主催者が熊よけの鈴を全員に配っていて熊も出ると驚かされたましたが朝方に茂みからガサガサとこっちに近づいてくる音がしました。くまは死んだふりではなくて上りでもなく下りを駆けて逃げろって言われたので逃げたのですが後ろを確認するとなんとさっきの物音はたぬきの仕業でした。

何とか次の第5エイド(122km)のDrop Bagの地点に2人で着き少し長めの休憩を取りました。どうも左足の裏がマメが出来ていて痛かったのですがテーピングを巻いて食事を食べまくりました。お腹がすいても食べまくれることが出来て胃薬が必要の無いくらい胃の調子が良くお腹は最後まで調子が良かったです。一緒に走ってきた人に疲れていたので先に行っててほしいと言いましたが一緒にエイドを出ようと言ってくれて力を振り絞りました。

第5エイドステーションを出るとすぐに山の入り口に入り登りが続いたすでに120km以上の距離を踏んでいるのできつかったが足の裏の痛さのことを考えると下りより登りのほうが楽だった。しかし一緒に進んでいた人はペースが一定でついていくのがきつくなってきた。
おまけに寝ていないので少し気温が上がってきたら眠気が襲ってきて幻覚みたいなものもたまに見えてきた。崖みたいなところも通過しないといけない地点があったので慎重に通過したが疲労が溜まっているのが目に見えたように出てきてやばい状況だった。
最後の第6エイドステーション(136km地点)までフラフラだった。
エイドに着くとパスタなど食べるものはしっかり食べラストの区間に備えて出ようと思いましたが左足の裏があまりにも痛いので救急の人に診てもらうことにした時間が掛かりそうだったので70km地点辺りから今まで一緒にきたヨルゴスには先に行ってもらうことにした。
足の裏を診せると500円玉ぐらいのマメみたいな水ぶくれ状態になっていて消毒と綿を入れてもらいテープをグルグル巻きにしてもらいましたそれとあまりにも眠かったので10分ぐらい救急用の担架の上で寝かせてもらうことにした。
10分経ったら起こしてもらうように頼んでおいたので起こしてもらいました。
エイドの人にお礼を言ってエイドを出ました。すでにヨルゴスがエイドを出てから30分近く経っていました。

次の4キロ先のチェックポイントでヨルゴスの事を聞くと30分前に通過したとの事でした。
エイドでゆっくり休んだのが良かったのか残り20kmを切るあたりから体が突然復活して足の痛みもなくなり眠気もなくなったので走ることが出来るようになった。
日も暮れてきて軽快にとばしていると30分差あったヨルゴスの姿も残り13km地点辺りで追いつくことが出来た。そしたら今度はヨルゴスが苦しそうに上り坂を上っていた。そのままとばせば40時間は切れるペースでしたが今回は完走目標だったのでここからヨルゴスと一緒にゴールすることにした。二人でまた暗闇の中を話ししたりお菓子とか食べながら最後の区間を楽しんで歩を進めた。
ヘッドライトを消し、ふと空を見上げると今にも降ってきそうな星だらけの空が印象的でした。
最後のチェックポイント(ゴールから7k手前)を過ぎてから2時間くらい誰にも会わなくここに来て道を間違えたかなと思い電話をしようと思いましたが電波が届かない所でした。ゴール手前約1kmぐらいの地点でようやく後ろからランナーが来たのと前から人が来たので道は合っていて完走を確信。
最後は二人で手をつないで一緒にゴールしました!!

もうすでに夜の11時。夕方にゴールして宿をさがそうと思っていたがこの状態では無理なので主催者に言うとロッジを無料で貸してもらえた。
ゴール後に同じ時間帯にゴールした人達と夕食を食べてビールを飲みましたが授業中に落ちる(眠ってしまう)生徒のように夕食中に何回か落ちてしまった。

その後解散してシャワーを浴びようとロッジに行きソファーに座ったがそのまま気がついたら朝8時になっていた。
シャワーを浴び朝食を食べれる食堂に行くと第3エイドでギリシャのスープを作ってくれたおじさんがいて今度は豆のスープや色んな物を無料でご馳走してくれた。
来年もまた会おうとおじさんは言ってくれて握手して別れ表彰式に向かいました。

11時から表彰式でした。
100マイルは50人中34人完走で一番早い人でも27時間くらいでした。

ヨルゴスとその家族とも会い連絡先を交換してまたどこかで会う事を誓い別れました。

色々あり色んな経験を積むことができたこの大会は忘れることが出来ない思い出になりました。

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