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JCPと国民統一戦線の建設コミュの政治的策略に失墜させられる民権政治家山尾志桜里代議士

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                     櫻井 智志


週刊誌のスクープ記事で、民進党山尾志桜里代議士と民進党とが窮地に陥れられている。この意図された週刊誌スキャンダル報道は、結果としては10月22日の衆院三補選を自公候補を圧倒的に有利にするだろう。
 山尾議員も、離党や辞職が取りざたされている。民進党は辞職するとなると、衆院補選が四つになることを懸念しているが、ご本人は議員辞職を決意しているようだ。この間の山尾氏本人が味わった容赦ないマスコミや政界から追撃は、本人の名誉心をずたずたに引き裂いたことは想像するに難くない。週刊誌報道を受け、憔悴しきった本人は親しい周囲に辞職の意向を漏らしている。
 これらの補選は、週刊誌スキャンダルスクープによって、民進候補単独でも野党共闘でも自公有利となるだろう。政治力学から見ると、山尾議員を槍玉にして、低迷する安倍政権を浮揚させる野望が浮かびあがる。かなり前から継続的にウオッチングされてきた疑いをおぼえる。


 男女交際の被害はいつも女性の側が一方的に負わされてきた。既婚者同士が恋愛すると、社会規範が崩壊するという世間の規範もある。
人間の本能は常識で推し量れない。瀬戸内寂聴の『夏の終わりに』などの一連の小説。「元祖女性は太陽であった」で明治時代に女性解放を訴えた民権活動家平塚雷鳥。古在由直東京帝大総長の妻であり、哲学者古在由重の母親である清水紫琴も女性解放運動に取り組み、別の男性との恋愛にやぶれ、古在由直と結婚した。古在は、結婚前の妻のことには一言も言わなかった。幼子の古在由重は、ずっと母の辛さを実感として直感しながら育った。
 大人の男女の恋愛が既婚者同士だと「不倫」とよばれる。倫理的とは思わないが、「倫理に反する」と呼ぶのが適切か。フランスにわたった往年の名女優として一世を風靡した岸惠子はここ数年前に小説『わりなき恋』を出版した。恋愛は倫理とは別の次元の人間的欲望のひとつである。「フリン」も同性愛も、本能的な人間的欲望であり、人間性がHuman natureの訳語であるように、人間的自然である。そこに理性や常識や倫理とやや異なる範疇がある。個々の恋愛は、個々の個別の背景をかかえており、一概に論評は差し控える。
 相手の男性は不問に付され女性は、母親なのにとか、代議士なのにとか非難される。当選以来国会で弱者のために健闘してきた山尾議員の今日までの公的活躍に、エールを送りたい。

 本質は、「W不倫」でも「週刊誌スキャンダル」でもない。権力と繋がる一部マスコミを使って、野党指導者が失墜させられたという政治的謀略である。

コメント(2)


不幸なchampignonさん

白い船☆斐川町万歳!!さん

「イイネ」に深く感謝申し上げます。
その会社は半年もしないうちに潰れた。
「その気持ちが良かったこと!」https://blogs.yahoo.co.jp/kazusanosukekazusa/55950104.html

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