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JCPと国民統一戦線の建設コミュの【「市民と野党共闘」連帯と民進党代表選】

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【「市民と野党共闘」連帯と民進党代表選】

2016/08/05


          「国民的統一戦線への探求」
                 櫻井 智志



 民進党代表選に、リベラル派の長妻昭氏、保守派の前原誠司氏、細野豪志氏の出馬が予定されている。蓮舫氏は自ら出馬を表明している。孫崎氏が挙げている山尾志桜里政調会長は、前原派に属している。蓮舫氏は党内右派の野田佳彦派だが、岡田代表の信任があり、後継を託されている。
 テレビ朝日の報道番組「Jチャンネル」で、蓮舫氏は比較的融通無碍で、仕える上司に自分をあわせる傾向が見られる、と言われていた。
 また、ニュースでは「綱領や公約が異なる他党と政権をめざすことはしない」と発言し、共産党との共闘に一定の距離をとる考えのようだ。きのうのニュースでは、細野豪志氏と野党共闘で会談をしたと伝えられた。
 民進党支持者の27%はわかるが、共産党支持者の19%が極右の小池都知事候補に投票したことは驚いた。これは二度にわたって共産党が支援した宇都宮健児候補が候補を辞退させられたかたちとなったことへの同情心や、鳥越俊太郎候補の女性記事をマスコミが大きく取り上げ続けたことへの鳥越嫌悪感が、二割に近い共産党支持者を小池百合子候補へ投票させたと推測する。
 ここに「市民と野党共闘」の課題がある。市民連合は東京都知事選の総括文書を公開している。別の文書で転載したとおりである。
野党共闘は、日本共産党単独なら宇都宮健児氏を推薦しただろう。しかし、民進党は宇都宮氏を推薦しなかった。野党共闘の中で勢力の大きな民進党の動向を、共産党や社民党、生活の党は辛抱強く待ち続けた。民進党本部と民進党東京市部それぞれが参院選後の短期間に候補を擁立するために、必死に努力した。外側から見ると、ドタバタ右往左往の連続だった。このことが、都知事選に大きく影響した。

 民進党が共産党と一定の距離を置いたり、共産党のいる野党共闘を変えたいという政策の根本的変更を出すことは、今後あり得るかも知れない。ただ、野党共闘によって、民進党自体が全国的に、過去に喫した壊滅的敗北から大幅な議席増を果たしたことは、過去二回の参院選結果との比較のしかたによっては明らかにならない。一人区で前回二人しか当選しなかった野党候補が十一人の当選者を出したことに象徴的に表れている。
 私は野党共闘派だが、民進党が単独路線や共産党外しの野党共闘路線に転換しても、それをあれこれ言うつもりはない。民進党自身が自ら選択したならその結果でわかることだ。

 なお、女性党首と一口で言っても、かつての社会党土井たか子さん、二院クラブの市川房枝さんのような女性政治家なら支持する。海外で言えば、メルケル・ドイツ首相やミャンマーのア・ウン・サン・スーチーさんなどなら支持する。しかし、サッチャー英首相やアメリカのヒラリー・クリントンさんのような政治家を私は支持しない。日本の自民党で言えば小池百合子さん、高市早苗さん、稲田朋美さん、丸川珠代さんを支持しない。自民党でも野田聖子さんなら支持できる。
 つまり女性政治家、女性党首という判断基準ではなく、政治家としての「人間力」(?)、政治家としての言動が判断基準として吟味されるべきだ。

 政治情勢は、欧米も混迷している。日本はさらに危険な情勢が続いている。楽観も悲観も過大にせず、具体的課題を具体的に持続し続けることだ。参院選の健闘も、都知事選で130万以上も「都民に都政をとりもどす会」鳥越俊太郎氏に投票してくれた都民がいる。過去に宇都宮健児候補も90万以上の票を集めた。今回は投票率が高く合計票が異なるから、宇都宮氏の90万以上の得票は、今回ならもっと高い得票となろう。

 戦後政治史に新たに出現した「市民と野党共闘」連帯はそうとうの意義を果たしている。紆余曲折はあっても、蓄積した「連帯」の経験は鮮やかに刻まれている。それをより深め広げていくことが、客観的な課題として在る。どう具体化するかが、現実の困難な問題として提起されている。
 近づく衆院選でも、反安倍政権の国民的挑戦が期待される。沖縄県と福島県の県民の闘いを全国共通の目指すべきシンボルに、全国民の現代民主主義闘争が続く。「党争」でも「逃走」でもなく、求められているのは地道な闘いである。



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【参考資料】

《孫崎享氏 日本外交と政治の正体》
【有権者が求める「清潔さ」 民進党は女性新代表を選べるか】
2016年8月5日

蓮舫代表代行(左)と山尾政調会長/(C)【日刊ゲンダイ】



 東京都知事選が終わった。あらためて選挙を振り返ると、当選した小池百合子知事の「自民党にいじめられ、反逆する」という“芝居”にメディアが乗っかり、それに都民がだまされた──というのが実相だろう。小池知事は出馬会見で、都民の信頼を取り戻すと表明。都議会の冒頭解散など、3つの公約を挙げていたが、当選後は公約実現のための具体的な発言をしていない。一体、都議会の冒頭解散はどうなったのであろうか。当選が確実となった7月31日の投開票日の夜、小池知事は「都民の方々から選ばれた都議会の方々とも、しっかりと都民のための政策の実現のために、これからも連携をとらせていただきたい」(朝日新聞)と語った。要するに自民党と断固戦う――という図式は茶番劇だったわけだ。




 他方、野党連合の支持を得た鳥越俊太郎氏は惨敗だった。出口調査によると、民進党支持者の28%、共産党支持者の19%が小池知事に投票した。当然のことだが、都知事選が示したひとつの教訓は、与野党問わず、国民の支持を得られない候補者を擁立しても、結局は勝てないということである。舛添要一前知事の辞任問題で「政治とカネ」問題がクローズアップされた今回の選挙。選挙期間中、週刊文春と週刊新潮が鳥越氏の女性問題を取り上げ、この報道が鳥越票に影響したとみられることから、有権者が新知事に対して強く「清潔さ」を求めていた様子がうかがえる。今後、都知事選と同様に女性候補が有権者の支持を集める可能性は高く、国政の場においても当てはまる。



 例えば民進党では、岡田克也代表が9月末で代表の座を退き、次期党代表選に出馬しないことだろうことを表明。早速、新代表候補に蓮舫代表代行、山尾志桜里政調会長ら女性議員の名前が挙がっている。このうち、は強い支持を得ている。ツイッター・フォロワー数を見ると、8月上旬現在で、蓮舫氏は約39万人。小池百合子知事は約22万人だ。フォロワー数が多いことは発信力が強いことを示している。民進党は果たして女性党首を選べるであろうか。


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