JCPと国民統一戦線の建設コミュの前回都知事選時資料：宇都宮健児氏に集まる期待のこえそのⅡ

池田香代子さん（ドイツ文学翻訳家、口承文芸研究家）

宇都宮さんが先頭に立つ東京を見たい

　映画「弁護士布施辰治」を見て布施の言葉「生きべくんば民衆と共に、死すべくんば民衆のために」を引用し、涙で絶句した宇都宮さん。
　貧困も原発も、福祉も教育も、そんなあなたに任せてみたい。
　あなたが私たちの先頭に立つ東京を見てみたいのです。

堤未果さん（ジャーナリスト）

「出馬してくれてありがとう！」心からそう思える都知事候補です。

　宇都宮さんの、弱者に寄り添い本気で闘ってこられた実績をみるだけで、本当に胸が熱くなります。
　子どもたちが夢を持て、学校には笑い声が響き、お年寄りが安心して暮らせ、労働者が誇りを持って働ける、持続可能な優しい社会。
今までの都政の下、手の届かない夢であるかのように思わされてきた当たり前の暮らしが、やっと選択肢に出てきました。
　震災と人類史最大の原発事故で沢山のものを失った私たちを、いま、世界中がじっと見ています。
　ここで生きる子供たちに、綺麗な水や土、安全な空気と食のある、いのちに優しい街を手渡したい。
　ああ、諦めなくてよかったと、いつか自分自身を誇れるように。
　東京、そして日本の歴史に、希望に満ちた章を加えるチャンスをくれた、宇都宮さんを応援します。

辻井喬さん（日本文藝家協会副理事長）

宇都宮さんなら心強く安心です。

　東京都の知事は、日本の首都の責任者という点で特別の意味を持っています。宇都宮さんは法律家として憲法をしっかりと受け止めておられるばかりでなく、市民として平和を愛する優れた生活者です。このような指導者が、東京都の知事になられますことは、私ども東京に住む者にとって、とても心強く安心なことであると思います。

竹信三恵子さん（和光大教授・ジャーナリスト）

暮らしのための政治取り戻す出発点に

　石原都政下では、福祉切り捨て、「ババア発言」に代表される男女平等への蔑視、日の丸君が代問題での言論の自由の弾圧と、息を殺して暴力夫をやりすごすような日々が続きました。オリンピック誘致や新銀行東京など、結果の出ない無駄遣いも相次ぎ、最後のひと蹴りが、尖閣諸島の購入宣言でした。この結果、政府は同諸島の国有化に追い込まれ、対中関係は極端に悪化して、欧州危機と大震災で危うくなった雇用の首つりの足を、決定的に引っ張る結果を招いてしまいました。対中貿易の縮小などで多大な経済的な被害をこうむった大量の人たちが、石原氏に損害賠償請求の集団訴訟を起こしてもおかしくない事態が起きたのに、今回の都知事選では、そんな石原都政を継承するような候補者ばかりが浮上していました。だから、宇都宮さんが立候補すると聞いたときは、目の前の霧が晴れたようでした。消費者金融の暴利に苦しんでいた人たちの支援や反貧困ネットワークの結成と、一貫して格差の縮小と暮らしの向上に取り組んできた宇都宮さんなら、日本一豊かといわれる都の財政を、私たちの生活の向上に使ってくれるはずです。東京都だけではありません。「オレは偉いんだ」と見せびらかすためだけに、苦しい中からみなが捻出した税金を濫費する政治家がもてはやされる今の日本ですが、これを機に、民生の向上を目指す本来の政治を取り戻しましょう。
　そんな大きな転換へ向けた出発点としても、宇都宮さんを心から応援します。

桂敬一さん（マスコミ九条の会呼びかけ人・元東大新聞研究所教授）

４つの柱が東京を、日本を変える

　宇都宮さんを候補にいただく都知事選は、一都市の首長選というに止まらず、掛け値なしの天下分け目のたたかいです。図らずも、都知事選に総選挙がかぶる事態となりましたが、総選挙では大政党ほど、肝心の原発、消費税、社会保障、TPP、沖縄については政策の明確化を避け、ああでもないこうでもないと、わけのわからない理屈をこねています。その一方で、教育、アジア外交、憲法では右翼的傾向を、むき出しにしています。他方、これに対抗する政治勢力は、多くの党派に分散、そのままではたたかいにくそうです。ところが、宇都宮候補の掲げる政策は、(1)原発ゼロ、(2)消費税引き上げとTPPに反対、社会保障と貧困対策の充実、(3)沖縄のオスプレイ配備反対・米軍基地見直し、平和的なアジア外交推進、(4)教育の民主化、護憲の堅持、の4つの柱から成るものです。全国どこに暮らす市民も、どの党会派に属する政治家も、いるところは違ってもみんな一緒に宇都宮都知事候補支援に力を合わせれば、おのずからこの4つの柱の下に結集し、国政選挙でも力を合わせることになります。マスコミはどの党が勝つか負けるかで大騒ぎしますが、今度の総選挙は、日本の政治を根本から変える、この4本柱の政策実現を求める市民勢力が勝ち、それによって新しい政権の担い手を生み出すことができるか否かが、問われるものです。政治の大きな歴史的転換を迎える、重要な結節点に立つ宇都宮さんの奮闘をお祈りするとともに、私たちも宇都宮都知事候補支援の声を全国に広げ、たくさんの支持を集める所存です。都知事選・総選挙の勝利を目指して、ともに頑張りましょう。

鶴見済さん（フリーライター）

「わかっている」候補者

　宇都宮氏とは反貧困のデモで一緒に歩いたことがあるが、彼はもちろん反貧困と脱原発だけの候補ではない。マンガやアニメの表現規制にも、風営法によるダンス規制にも反対している。ここまで「わかっている」候補は、そう簡単に立てられるものではない。自分が社会的な強者でもないのに、有名だから程度の理由で、強者の味方しかしない候補に入れるのはもうやめませんか。

想田和弘さん（映画作家）

一億票投じたい

　多重債務者の救済、反貧困、そして今回の都知事選への立候補。弁護士・宇都宮健児氏は、カネにならず損だけれども、私たちの社会にどうしても必要な役目を黙々と引き受ける方だとお見受けする。これで、脱原発を望む人にも、教育や福祉の立て直しを望む人にも、表現の自由や人権を守り育てたいと願う人にも、石原前都知事の暴政にノーを突き付けたい人にも、貴重な受け皿ができた。ありがたい。選挙の候補者に対してこんなに素直な感謝の念を抱くのは珍しい。海外在住のため都知事選へ投票できないのが悔やしい。できるなら、１億票くらい投じたい。

野呂美香さん

弱者の声に耳を傾ける静かな勇者

　聖徳太子は一度に10人の話を聞くことができた‥ということを思い出しました。
それはたくさんの人の思いを聞けた、聞いてもらった人がわかってくれたと思うから、その話が伝わっている。
　第一回ヒメたちの政策勉強会、緊急参加いただいた、宇都宮けんじさん、自分のこれまでのお手柄をひけらかすことなく、真剣に会場の声に耳をかたむけていらっしゃいました。
　質問したときの、「あなたの声を聞きます」オーラの澄んだ目に引き込まれそうでした。
心の訴えを聞いてくれる弁護士さんだったんだと、すぐに分かりました。
いっぱい、聞いてほしいことがありますっ！て、独り占めにしたいぐらいでした。これからの東京で起こる大変な困難は、これまでの石原都政の思いつきではダメで、ちゃんとみんなの声を生かす、みんなが幸せになる政治とはっきりおっしゃっていました。
おおおお！の大感動。
宇都宮さんのおしが弱いという声があるけれど、みんな耳をすませてみてください。
あの方は今まで弱者の声をきいて、それを法律で解決してきてくれた静かな勇者であることをどれだけの人が知っているだろう。
「オレオレ、それ、オレがやったんだよ！」なんて言わない。
サラ金会社からどれほど恨まれているかわからないけれど、あの方が、過払いを取り戻す闘いをしてくれたから、多くの人がサラ金地獄から解放された。
芯にゆらぎがない。
私たちは、今まで自分たちの目がくさったサカナのようだった。
まずは、良いことばかり、できないことでもできるかのようにあげつらう人間を、信用してきた。見抜けなかった。
それを押しが強い、として、宇都宮さんに求めるのは間違っている。
これからの東京は、大困難が待っています。
宇都宮さんに、まるで魔法の小箱のようになんでも、だしてくれるなんて思ったら、シンデレラ症候群。
あそこは数で勝負の場所。
自分たちと共に歩いてくれ、お母さんの声に耳を傾けてくれて、都議会の連中を押さえて、声を政策にあげていける本物のサポーターが必要です。
見た目だとか、ウケだとか、表面だけをみるようなマスコミみたいなことはもう辞める。
道なき道をあなたの声を聞いてくれる、そういう気持ちで候補者をみていこう！
これが政策勉強会で自分が学んだこと！宇都宮父さん応援します！

平井玄さん（半径１キロの思想家）

グレーな世界から別の世界へ

「コレラか、ペストか」という最低の選択の時代が来ました。
というのは、近代ヨーロッパ人たちの災厄への視線です。
C型肝炎の私は、もうウイルスに占領された人間なのです。
つまり、自分自身がすでに災厄をまき散らすキャリアのようなもの──という面倒な世界に私たちは生きている。
こんなグレーな世界をぶち破るのは、縦横に走る抜け道です。
宇都宮さんにお会いしたことはありませんが、1970年代に潰された抜け穴のどこかですれ違っていたかも知れません。
今も私は議会をほとんど信じていない。
しかし「別の世界」へ続く坑道の入口にはなりうると思う。心から奮闘を祈ります。

吉永純さん（花園大学社会福祉学部教授）

東京を照らすてかてかおでこ

宇都宮さんの貧困や震災に対する情熱的な取り組みに期待しています。また、謙虚で気さくな人柄も大好きです。そして、いつも、てかてか光っているおでこは「東京の明るい未来を照らしている」と確信しております。

枝元なほみさん（料理研究家）

キッチンに脱原発を伝えて！

宇都宮けんじさんを、圧倒的に応援しています。脱原発をスルーしてしまえば明日はありません。キッチンに、きちんと、脱原発のことを考えてくれる人が必要です。一緒にやっていきたいと思えるのは、宇都宮けんじさんしかいません。心底、応援しています！

木村結さん（脱原発・東京電力株主訴訟事務局長）

宇都宮都政で生き生きと暮らせる東京を

　私は20数年間、脱原発をめざして株主運動を続けてきました。東京電力の大株主である東京都は、石原都知事のもと、これだけの事故が起きてもその責任を取ろうとはしていません。そして石原都知事は、途中で役割をほうりだしたのです。女性への差別や、弱者への差別など、13年間の東京都政は混沌とさせられてきました。石原氏の継承者であるという猪瀬氏も、同根です。
　宇都宮さんには女性も男性も生き生きと暮らせるような東京にしてほしい。東京から脱原発を訴えてほしい。女性が安心して子育てができる東京にしてほしい。宇都宮さんはサラ金や多重債務にあえぐ人たちの声を聞き、金利を抑制したりサラ金で肥え太った人たちを一掃するのに尽力した弁護士さんです。私たちも一緒に手をたずさえてやっていけば、住みやすい、新たな東京が実現すると確信しています。

丹羽雅代さん（アジア女性資料センター理事）

東京都民でよかったと思える日が

私は石原都政下の12年間、東京ウィメンズプラザで働いてきました。それまで東京都には、女性行政にしても福祉行政にしても、誇りに思える政策がありました。でも石原都政の十数年間で、次から次へと変えられ、「石原」という真っ黒な雲が、頭の上に乗っかっているような重苦しい気分でしたし、その気持ちがどうやったら晴れるのか、ずっと考えてきました。このたび宇都宮けんじさんが都知事選への立候補を決心してくださって、大変うれしく思っています。弱い立場、社会の底辺にいる人たちへのまなざしをいつも大事にしている方、とてもまじめで勉強家の方です。宇都宮さんと出会えたことで「東京都民でよかった」と思える日がきっと来ると信じています。