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JCPと国民統一戦線の建設コミュの小池晃氏を福島香織さんがインタビュー

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産経ニュースから

その1
【福島香織のあれも聞きたい】小池晃氏(上) (1/3ページ)
2009.10.31 13:00


 日本共産党が来年夏の参議院選挙で、選挙区での絶対議席確保を表明した。テレビなどを通じて共産党きっての論客として広く知られる比例区当選の小池晃参議員が東京選挙区から出馬し、2001年以来選挙区議席ゼロの不名誉返上に挑戦する。“日本の貧困化”が問題視され、存在意義がにわかに問いなおされている“闘う政党”の戦略とロマンを小池氏に聞いた。(政治部 福島香織)

 【選挙区議席を奪還せよ】

 −−来年夏の参院選挙は東京選挙区から出馬されると発表されましたね。志位和夫委員長は“背水の陣”とおっしゃっていましたが、比例区から選挙区に移られる覚悟は…。

 「あまり“背水の陣”といわれると悲壮感ただようので、僕自身はそういう言い方はしないでくださいよ、と委員長には言っているんですけれど。ただ、退路を断って勝負にかける、という意味にはなると思うんですね。僕自身の思いとしても、共産党がここでやっぱり一歩、今の限界から抜け出して、存在感というのをしっかり確保するためには選挙区で勝ちぬくということが大切でしょう。今、共産党には選挙区の議席がないじゃないですか。

 そうなると東京が一番条件があうだろうし、私自身も東京でずっと活動してきましたし、自分自身は出たいと思いました。望むところですよ」

 −−万が一、落選すれば議員でいられなくなりますよね。共産党で最も発信力のある国会議員のひとりである小池先生が、勝負に出るのは共産党としてはやはり挑戦でしょう。

 「ある程度、万が一、というせっぱ詰まった戦いをやらないと。みんなそれをやっているわけですよ。地方議会もみんなそうですからね。東京の地力ということを考えれば決して定数5でとれない力関係じゃないと思っていて。だいたい、この間の参議院の東京選挙区選挙を見ていると比例票の方が多いんですよね。共産党は知名度抜群なんですけれど、候補者の名前の知名度ということではね…。そういう意味でいうと、おこがましいですけれど、僕はテレビなんかにも出ているので、一定の方は小池という名前を知っている方も多いだろうし、共産党に投票というとためらいがあるけど、テレビで出ている小池の言うことは支持できる、と思う方もいるかもしれない。そういう形での広がりにも期待しています」

 −−共産党は知名度は高いけれど、引く方もいる。

 「でも、全国的にみると東京での得票は都議選、衆議院選挙とじわじわと伸びてきているんですよ。比例代表も今回、衆議院で東京ブロックが次の議席に近かったし。2議席まであと一歩というところまでいったし。東京の中でのわれわれ組織のがんばりというのは土台としてあります」

コメント(2)

その2

 【農協と医師会に切り込む】

 −−戦略はあるんですか。この間の志位委員長の話では、保守層の取り込みも考えているとか。

 「取り込みというか、対話の条件がすごく広がっています。志位委員長がJA(全国農協)の全国大会にいってあいさつしたところ、自民党より拍手が多かったというのが、話題になりましたが、今各地でうちの地方議員、国会議員とJAとの間で対話が広がっています。

 あと医師会なんかも、この間、いろんな働きかけあるんですよ。表面に出せるような正式なものではないですけど、いろんな話し合いをしたいという声が僕のところに来ています。従来でいうと自民党の支持基盤だったところに、がーんと乗っていた(自民党という)重しがとれて、民主党の政策と共産党の政策を比べると、どちらかというと共産党の方がいいじゃないの、という人が増えています。開業医の問題なんて、共産党の方がいい政策があるんじゃないかといわれています。

 農協でいうと、自由貿易協定(FTA)の問題がありますね。共産党の方ははっきり農産物輸入自由化はストップだと主張していますが、これは農協側の願いと一致している。自民党支持の重しがとれて自由にモノを見てみると、以外に共産党の言っていることが保守層の考え方と近いと、改めて気付いたという人がいます。

 あと医師会の人から言われたのですが、野党として自民党と共産党を比べると、たぶん共産党の方が頼りになると思う、と。新しい今までにない局面がでてきているんですよ。農協関係、医師会にはどんどん切り込んでいこうと思っています。中小企業では、商店街とか、そういうところにもね」

 −−小池先生はもともとお医者さんでいらっしゃるし、医師会との関係は強いはずです。

 「ずっと11年間、厚生労働委員会でしたしね。政策的にいうと、旧社会党というのは医療国営化論だったんですね。共産党は昔から医療国営化論は間違いだと言い続けてきました。日本の医療は開業医、民間病院中心でやってきて、そこが日本の医療の一番いいところなんだと。だから自由開業医制度を守ってやっていこうじゃないか、と。共産党だと統制的にやると思っている方が多いんだけれど、違うんです」

 【イメージチェンジも】

 −−共産党というのは、どうも固定したイメージがあって、個別の政策で結構いいこと言っていても、有権者に届かない場合が多かったですが、最近になって、見直されているところもありますね。

 「これまで、共産党に関心を向けなくてすんでいたんですよ。自民党中心の政治でイケイケでやれたところもあったんですね。ただそれが今、そうでなくなったから。あらためて全体を見渡さざるを得なくなって、見てみると、そこに共産党があった、という感じではないでしょうか」

 −−共産党自身も昔とは違ってきているんですか。

 「共産党自身も変わったところもありますよ。今までの上から決めつけるような言い方ではなくて、分かりやすい言葉でね。昔はどうしても党内用語を使うことが多かったから。しかし、この間、演説にしても、赤旗の記事にしても、テレビ出演時の話し方にしても、できるだけ国民の目線で、最初から結論を出すのではなくて、一緒に考えようと、かみ砕いて、普通の方にもすっと理解できるような表現にしようと考えるようになりましたね。政策的には変わっていなくて、表現手法を変えてきました」
その3

−−イメージチェンジしようと。

 「あと、世の中がおかしな方向にいっちゃっているんで、考えてみたら共産党の政策もまともじゃないか、と思われるようになってきた。政治が国民の心から離れたとき、共産党が昔から言ってきたことが自分たちの願いにかなっていると分かってきたんですね。どちらかというと、(イメチェン効果より)こっちの方が大きい」

 −−日本という国が貧困化しているといわれることも大きいかもしれません。

 「医師会はこの間、新政権への希望として出したのは、医療費の窓口負担を軽減してくれということです。子供の医療費を無料化して、現役世代の3割負担を2割にして高齢者は全部1割で統一、という内容です。政党の中で今、医療費の窓口負担を減らせといっているのは共産党だけなんです。

 保険料払っている上に、窓口で3割も負担なんて異常です。世界でこんな仕組みはない。だいたいどこでも無料か低額ですよ。なのに今の既成の政党の中ではほとんど議論されていない。日本では共産党と医師会しか言っていないんです。農業では輸入自由化ありきみたいな考え方が進んでくるなかで、それはダメだ、日本の農業を守って自給率を上げることが大切だと主張するのは共産党だけになっていたり」

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