THE 読書会コミュの村上春樹が質問するバトン

ちょっと面白いもの見つけたのでご紹介。

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━━━━ 　ひとつ質問していいですか？

　　　　　そういうのって素敵だろ？　━━━━

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村上春樹の小説に出てくる文章が質問になったバトン。
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だそうです。
面白かったので私の友人が書いた回答例と共に。
お楽しみ下さい。。。

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「ねえ、女って一体何を食って生きてるんだと思う？」

―パスタとワイン。そういうものよ、女って。


「君ならどうした？」

―私なら、焼き鳥を頼むわね。
　あと、軟骨のから揚げと、ナスの浅漬けと、サラダ。
　それだけあれば、十分にお酒を楽しめるわ。
　白木屋なら、ゆっくり飲んでも3000円はいかないんじゃないかしら。


「子供に遺伝する可能性があるとしても？」

―そういう趣味の子供も、いいものよ。


「でも、そうじゃない人生もいっぱいあるんじゃないですかね？」

―ポテトチップスとコーラで生きる人生なんて、
　あったとしても味気ないものよ。


「それで、仕事は？ 」

―黒板に書いてあることを、ノートに写して、
　それを試験のとき答案用紙に写す仕事。
　単調すぎて、私ときどき泣きたくなるの。


「何か集めてるものある？」

―缶コーヒーのおまけについてるミニカー。
　いろんな色のミニカーの中から、
　赤いのを当てるのが好きなんだけど、
　最近は赤いミニカーしか入ってないキャンペーンとかやるの。
　ねぇ、馬鹿けてると思わない？　そういうのって。　


「趣味のようなものなのかしら？」

―ピース


「ところで、納屋のことはどうなったの？」

―君たちの使う言葉はよくわからないな。
　納屋なんて、集めたことないから。


「でも君はそういうことについてあまり喋りたくないんだね？」

―そうとも言えるけど。


「影はひきはがされたあとどのくらい生きるものなのですか？」

―ナカタは頭が悪いのでよくわかりませんが。


「ひとつ質問をしていいですか？　話の腰を折るようで申し訳ないんですが、さっきから気になっていることがあるんです。 」

―かまわないよ。


「そんな具合にいつも踊っているのかい？」

―そうね。
　よさこいよりは、ソーラン節が好きだわ。
　漁師が網を引き上げるように、ひっぱる格好をするところが、
　わりと好きなの。
　

「それは比喩的な意味で？あるいは、メタファーとして？」

―比喩でしょうね。明らかに。
　メタファーにしては、わかりやすすぎるわ。


「だって、さっきあなたはねじを巻く鳥の話をしたでしょう？」

―してないよ。


「まだ時間はある？」

―金融の宿題のことを忘れればね。
　ようやく手をつけ始めたところだから。


「私はあなたの邪魔をしてるんだと思う？ 」

―そうだろうね、あらゆる意味で。


「フィジカルな領域もそこには含まれているのかな？」

―脳も肉体のうちかもしれない。


「あなた一人でここに来たの？ 」

―ここがどこか、正直なところよくわからないんだ。


「逃げ出すのかい？」

―まぁとりあえず、失礼するわ。


「ありがとう。何かおごらせて。」

―よろこんで。