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猪群山ストーンサークルを語る会コミュの第一回飯牟礼山縁起

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縁 記         

飯 峯 禮 山 大 明 神 《垂迹巻》

中 峯 礼 山 左 龍 王 神

小 峯 礼 山 右 龍 王 神

白和 龍 王 神

神 宮 寺 竜 子 院

 これ、豊の後州国東郡三浦の庄山幡村飯峯礼大明神の由来なり。仁賢天皇二十五代に龍宮世界の竜女が現れ霊浦に暫く泊りそれが由来で現在の泊り浦と名付ける。昔より今に至るまで言い伝えられてきた。
竜女現れた時沖辺村に「武内彦祢」という一人の老人が有り、その老人とは第八代孝元天皇の後胤として武内宿祢の末裔なり。孝元天皇の御子に彦太忍信命おり、その御子に武雄心命がいて、その御子に武内宿祢命がその人なり。
武内宿祢は武功の人として、天皇六代に仕え、第十二代景行天皇、第十三代成務天皇、第十四代仲哀天皇、第十五代神功皇后、第十六代応神天皇、第十七代仁徳天皇、この六帝王の家臣なり。
武内宿祢大臣は、第十五代神功皇后が新羅国と百済国と高麗国、三韓征伐のときに御供として仕え、海を渡り、その由来の御祭神は今の筑後国高良大明神なり。武内彦祢は武内宿祢九代の孫である。
武内彦祢ある時、荒れた浜に出て一つの不思議な体験をした。磯岸に忽然と竜女が現れ、その歳およそ七才か八才ぐらいの幼女のようであり、武内彦祢これを見て驚き「あなたは何処の国で、何処の国の人か、ただ一人で、この浦浜に居る事を覚えていないのか?」と聞けば、幼女答えるには「私はなにも覚えていません。生まれも住んでいる所も覚えていません。ただ恥ずかしいのですが。ある夜、月を手に取るのを見て懐妊してしまい、自分の身を恥じて、闇夜に紛れて、この浦磯社に来てしまいました。しかるに私が思うには、この腹内の子は普通の子とは思えません。きっと神の化身と思われ清浄な場所でこの子を産みたいと思います。」
彦祢老人は、この幼女の話を聞き幼女を連れて池のある所にその上に産屋を作りましょうと約束をしました。
有り難い事にこの里に清浄な高山があり、岩石が猛々しくそそり立ち、杉林が多く大きさ数十圏、高さ百余尺鳥さえも鳴かない深山幽谷の所があり。その場所に案内致しましょう。彦祢老人はその幼女を連れて歩き始めたが七、八才の女子の為山の中ほどで生気も失せ暫く休んでいると、その幼女が「この辺りに水がございますか」と聞くと、彦祢老人は「この辺に水は無い」と答へると、幼女が「この山の峯に大石が有り、石の上にくぼみが有り、その中に潮の満引の泊り水があります。急いでその水を汲んで来て下さい。」と言ったので、彦祢老人は「分かりました、汲んで来ましょう」と言い急いでその山に登ったが巨石の為に石の上には簡単には上る事ができません。考えあぐねて居る処に不思議な事に急に猿が一匹藤の木を持ってきて、その猿が藤の木を石の辺の古木にからませその藤の木を巨石の上に投げつけその藤の木をたぐり石の上に上り潮水を草葉に汲み取りそれを彦祢老人に与えました。


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