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ツイッター俳句(twitter-haiku)コミュのツイッター俳句集 33 (8001〜8250 編集中)

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これより前は ツイッター俳句集 32 【7751〜8000】
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&id=80922933

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   [ツイッター俳句 2016冬〜2017夏] p19 (コメント939〜950) 2017.5.30
   https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&page=19&id=80922944

8001●新芽積むうしろ姿に茶の香り  翠硯

8002●花びらを精一杯に拡げてみせる初舞台  翠硯

8003●おおらかに無邪気に咲くかアマリリス  ふうこ

8004●青芝に寝ぼけ眼の仔猫かな  想予

8005●あじさいの言霊ふれる君のほほ  翠硯


   [ツイッター俳句 2016冬〜2017夏] p20 (コメント951〜1000) 2017.6.4
   https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&page=20&id=80922944
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(8004〜8034)

幼子は裸で走る日盛りに  ヨセフ

空に舞う花びらを追うかの如く腕を振る  翠硯

炭酸の弾ける如き童子の夏  想予

からんころん喉を潤す太陽へ  翠硯

からんころん光追掛く初蛍  想予

舞台袖つぎに備える蛍光  翠硯

光る空おどる雲と遊ぶ風  翠硯

草を分け風に舞い空の彼方へ飛んで行く明日への希望を載せて  翠硯

希望を載せて伸びる茎明日への夢を咲かすため  翠硯

咲かすため必死にもだえる根のこころ  翠硯

根のこころ時を越えゆき夏に咲く  想予

時を超え野山を超えて煌る花  翠硯

二人に灯る初蛍  翠硯

竹ぼうき夜空に遊ぶ初蛍  翠硯

やがて星となる初蛍  想予

紫陽花や撮る人詠む人描く人  雨流瑠

静寂と夏木を映す鏡池  雨流瑠

梅雨晴れ間きらり輝く蝶の羽  雨流瑠

梅雨休み蝶もまどろむ昼下がり  雨流瑠

紫陽花やトコトコ長靴おさげ髪  雨流瑠

梅雨晴れ間カメラと歩く散歩道  雨流瑠

雨上がり木々に触れ飛ぶ夏の蝶  雨流瑠

紫陽花寺スケッチブック夏帽子  雨流瑠

紫陽花や小路で揺れるおさげ髪  雨流瑠

「痛いの痛いの飛んで行け」呪文唱えて梅雨夜更け  ふうこ

オーデコロン母の匂いを慈しむ  小夜風

かたつむりゆっくりゆっくり時刻む  小夜風

心にもヒマワリ咲かせるように夢語る扉はいつでも持っていたい  小夜風

萌える木々水面乗り越えしゃべる鯉  翠硯

深緑の木の葉と話す鏡池  翠硯

長雨のあとのひと時ティータイム  翠硯

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   [ツイッター俳句 2017冬〜2018冬] p1 (コメント1〜50) 2017.7.3
   https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&page=1&id=82972738

(8035〜8064)

空暗がりに台風後の庭木の雫  ふうこ

無視という大人の世界にもある仕打ちカフェの窓に朝顔蔓巻く  ふうこ

七夕の歌聞こえ来る幼稚園  ヨセフ

低みには 幼き文字も 学習塾の七夕飾り  ふうこ

迷いつつ選ぶ一鉢朝顔の市  ふうこ

短冊の願いに賭ける若き日々  翠硯

触れられて雫をおろす朝顔に  翠硯

朝顔の羽根に包まれ朝寝坊  翠硯

花しずく鏡と共に笑む少女  翠硯

あどけない顔でバラ喰う外敵よ  桜音

丹精して咲かせたバラを一晩で骨にしてしまう憎い敵  桜音

ツンとした素顔の側にたむろう虫達よ
我が身を洗い出直す糧になってくれると
信じるよ薔薇のつぶやき  翠硯

深緑にドラム叩いて笛吹いて  桜音

木陰なら暑さなんぞもなんのその若者達と張り合うドラム  桜音

夜すすぎや指の湿布の剥がれやすさよ  ふうこ

夕日町祭囃子の風通る  想予

開け放つ窓辺に咲きぬ迎陽花  想予

日焼けした楽譜の欠けし音探す  想予

ドンジャララ〜草葉も揺れて虫もゆれ  翠硯

今はただ桜の音の余韻だけ  翠硯

深緑に流れる音と香る風すべてを包んで持ち帰る  翠硯

朝顔も鬼灯も行って見たいな市の村  翠硯

指包帯適度な締め付け悲鳴あげトマトの皮でも巻きたいな  翠硯

古箱の時の渦に吸い込まれ指の先まで汗流る  翠硯

古箱を開け甦るガリ版楽譜  想予

傘さしたトトロに見える緑つた  桜音

貪欲な鹿に喰われしバラの花負けず蕾を蘇らせる  桜音

少しだけ冒険した日ほろ苦き鬼灯の種  ふうこ

簾の上げ下げにさえ庇う指  ふうこ

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   [ツイッター俳句 2017冬〜2018冬] p2 (コメント51〜100) 2017.7.12
   https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&page=2&id=82972738

(8065〜8080)

蛍火や逢えない人の句に灯る  雨流瑠

蛍火や戻らぬ時の川へ飛ぶ  雨流瑠

紫も艶を増すよな雷雨あと  桜音

いかずちに触れたか風の嘲弄か裂けた生木も痛々し  桜音

風集めまた解き放つ夏野原  宇流瑠

白南風に光の澪を描く舟  想予

目を閉じて甘くかほるはくちなしの人  宇流瑠

くちなしの小路にふわり夏香る  宇流瑠

ふわふわりハグロトンボの夢の舞  雨流瑠

短夜や母と娘ととりとめのなき会話  ふうこ

親子三代口ずさむ曲合歓の道  ふうこ

蝉の声「一所懸命」の四文字書いてみる  小夜風

合歓の道語らい歩く人も無し  宇流瑠

石段をパイナツプルと上る子は行きつ止まりつ大人になりぬ  想予

昼の木立ハグロトンボアゲハ蝶見て見てと舞う  夢 春輝

打ち水や風立つ庭に安らぎの時  ふうこ

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   [ツイッター俳句 2017冬〜2018冬] p3 (コメント101〜150) 2017.7.23
   https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&page=3&id=82972738

(8081〜8103)

詠み人の心を照らす蛍かな話さぬ君ゆえに多くを語るや  雨流輝

ずんちゃっちゃずんちゃっちゃトンボも蝶も手をにぎり空に舞う  翠硯

今に見てろと力の限りを尽くす蝉の声  翠硯

先を見て力を尽くす蝉の声  翠硯

水ホース追いかけまわる裸の子  翠硯

幼少のトトロも踊る傘の中  翠硯

雨にのり風に乗ってはしゃぐ足  翠硯

うねうねと庭を横断水巻のホースの長さよ  ふうこ

午前六時タイマーみたいにせみ時雨  ふうこ

夢海月光の中へ解けてゆく  翠硯

青い空白球追いしユニホーム  翠硯

熱帯びし白球空へ放つ夏  想予

手をひろげ大空放つ蝉の音  翠硯

帰省子を見送りる駅舎夏木立  ふうこ

大空を渡る風になりたい  翠硯

みどり射す 廊下のセミの音(ね)の色は初夏の青さに 染まる産声  しほ

美しく沈む夕陽を愛でもせずスマホに見入る若者達よ  桜音

沈む陽と競い合うのか噴水の夏空高く噴き上げるさま  桜音

雄大に動く夕陽の我が姿あなたのために輝ける  翠硯

雲間からもれる光に手を合わせ祈っているよな大噴水  桜音

大宙の大地と遊ぶ大噴水  翠硯

短夜や「当意即妙」さる女優の言葉にうなずく  ふうこ


   [ツイッター俳句 2017冬〜2018冬] p4 (コメント151〜200) 2017.8.7
   https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&page=4&id=82972738

(8104〜8125)

軍風のあとに輝く夜空の宴  翠硯

夏銀河受け入れかねし口元の皺  ふうこ

蝉時雨平和の鐘に泣き鳴けり  想予

それぞれの過去現在未来にいざなう蝉時雨  翠硯

遠花火帰宅途中のしばらくを  ふうこ

過去現在未来繫げん祈りの輪  想予

「立秋」と暦は文字を輝かせどこかで生まれた季節を思う  小夜風

八月は祈りの道が続く日々二度とあってはならぬならぬと  小夜風

蝉啼きてまた巡り来る敗戦忌  宇流瑠

語り継ぐ言葉重たき敗戦忌  宇流瑠

片隅の平和種蒔く終戦忌  想予

バンビちゃん何で私のバラを喰う  桜音

喰われどもめげず又咲くバラ愛し  桜音

秋桜のゆれる朝風比婆の国  翠硯

遠花火帰宅途中のしばらくを肩を並べしあの日を想う  ふうこ/翠硯

喰われても喰われても喰われてもバラは咲く  翠硯

八月の祈り届けじ朝の陽に  翠硯

遥かなる先人想う蝉の声  翠硯

あなたと共に生きてゆこうと祈りし暑き日々  翠硯

夏季休暇水族館にも人あふれ  ふうこ

いつになくこぼれる汗よあの日のことを思い出す  翠硯


   [ツイッター俳句 2017冬〜2018冬] p5 (コメント201〜250) 2017.8.19
   https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&page=5&id=82972738

(8126〜8153)

今の君あの日の君思いは一つ暑き日に  翠硯

同じ空の下ひとつふたつみっつの心ありて皆汗ながす  翠硯

いつの間にかペンだこ消えて節くれたちし指となり露の草挽く  ふうこ

えんぴつの影でなびく黒髪にうつろな夢見る夏休み  翠硯

おふくろの水着に抱きつく幼子の持つ手に貝殻ひいふうみい  翠硯

無性に何か描きたくて秋立つ庭にスケッチ帳と4B2Bのペンケース  ふうこ

いつもなら笑顔の親指も汗を流してフル回転  翠硯

ふる里の風になびく静花火明日を夢見る我が身に似て  翠硯

ふる里の野夜駆けめぐる花の宴虫の声もリズミカル  翠硯

おふくろの髪のすき間に花火立つ繋いだぬくもり今もなお  翠硯

しっかりとパイナップルリリーの如く地にまかせ  翠硯

柔らかに覚め行く四肢や処暑の朝  ふうこ

花びらの笑顔はじける高い陽に  翠硯

手荷物の増えてベンチに残暑かな  ふうこ

買い物帰りの木陰の一服百日紅  ふうこ

パイナップルリリーも負けじと喜ぶ夢の丘  翠硯

初秋の夢の丘より風降りて名知らぬ花のたおやかに  ふうこ

たおやかな仕草にゆれる避暑の花  翠硯

つゆ草やこの青が好きよと母の絣着姿の懐かしき  ふうこ

夏少女すらり伸びたる手足かな  宇流瑠

ちらちらと木の葉の動き地面の秋暑の消えてゆくかに  ふうこ

八月尽ほっと優しき時間あり自分のための珈琲香る  小夜風

夏の果て淋しさ安堵入り混じる  宇流瑠

手を振れば手を振り返す葉月尽  宇流瑠

濃密の時を過ごして休暇果つ孫手作りのブレスレットよ  ふうこ

廊下に忍ぶ秋の風足踏みミシンのオブジェとなりて  ふうこ

輝きを胸に刻みし夏の川  宇流瑠

石峰寺空蝉もまた風を聴く  宇流瑠


   [ツイッター俳句 2017冬〜2018冬] p6 (コメント251〜300) 2017.9.2
   https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&page=6&id=82972738

(8154〜8180)

キラキラの笑顔集いし夏の川  宇流瑠

炎天や角を曲がれば百日紅  宇流瑠

淋しさも安堵もありて夏送る  宇流瑠

夏送る笑顔と涙ギュとハグ  宇流瑠

小さき手と指切りげんまん女郎花  ふうこ

秋風やいつもの二人の部屋となり  ふうこ

ああ夏休み思い出残し帰路に立つ  翠硯

空高く華やぐ笑顔残る部屋  翠硯

ゆっくりと見上げる余裕の戻り来て空高々と深呼吸  ふうこ

いつの間に秋風馴染む我が家かな  宇流瑠

深呼吸手足伸ばして秋空へ  宇流瑠

しゃぼん玉燥ぎし夏も風になる  宇流瑠

夏空や揺らぎ消えゆくシャボン玉  宇流瑠

しゃぼん玉夏の記憶も風になる  宇流瑠

霧深き眠れぬ夜の恋いし月  想予

彼の地に望む夢幻月  翠硯

じゃんけんの手と手が飛び交う秋の空  翠硯

あの人にあいつにいつか会えるのかと砂時計の秋  夢 春輝

罪深き恋にも似たり昼の月  宇流瑠

幾千の神話紡ぐや秋の月  想予

儀神話の真相めぐるやおぼろ月  翠硯

月には月の月があり月にも月の月がくる  翠硯

逢坂の小径にひそむ秋の風  翠硯

孤独が好きか問えば逃げ腰花野行く  ふうこ

思い出の花も飛び交う青い空  翠硯

紅色の萩が好みと友は言う我の好みは白萩なりし  ふうこ

ささやかに存在知らすか水引草  ふうこ


   [ツイッター俳句 2017冬〜2018冬] p7 (コメント301〜350) 2017.9.23
   https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&page=7&id=82972738

(8181〜8218)

伏見とて昼は素面の酔芙蓉  やましな

爽やかや十石船の客となり  やましな

鶏頭の衰へ知らぬ色をこそ  やましな

秋桜の丘に駆け出す明日の人  翠硯

花香る風に誘われ野に立ちて尊き光の糧を知る  翠硯

銀閣寺裏より登る秋日和  やましな

大文字の火床にすわり茸飯  やましな

秋うらら運動会を風に聞く  やましな

いつのまにやら運動会あぁ〜運動会  翠硯

故郷や母の味噌汁秋うらら  宇流瑠

しみじみとふるさとみちるよながかな  うるる

曼殊沙カフェの窓より天守閣  ふうこ

生誕の地とあり歌碑寄り添い曼殊沙華  ふうこ

ゆるゆると緊張解けて金木犀小さな幸せ家路を包む  小夜風

太刀魚の声が聞こえる赤い空  翠硯

足早にくぐる暖簾の新秋刀魚  翠硯

カーテンの奥より香る秋の風  翠硯

生誕の地の句碑に寄り添う曼殊沙華  ふうこ

噴き上げて水滴あまた秋の陽に  ふうこ

回収の古札に秋の陽の鈍し  ふうこ

里人の丹精ここに藤袴  やましな

奉納の人形あはれそぞろ寒  やましな

水に堪へ風にうべなふ秋海棠  やましな

秋海棠そのまたの名を断腸花  やましな

読むならば荷風びいきよ断腸花  やましな

水霧のカーテンくぐると花の丘あの子と誓う指切りげんまん  翠硯

何処からか私はここよ藤袴  翠硯

宿を立ちまず川霧の景色かな  ふうこ

古の空風そよぐ比婆の里  翠硯

苔にちる落葉は撫でて掃き清む  やましな

ほろ苦き思い出もあり利根の河原の月見草  ふうこ

川霧のシャワー浴びる旅の宿  翠硯

秋晴れて大津曳山祭かな  やましな

からくりを囃す音曲秋高し   やましな

美味さうな屋台のにほひ鰯雲  やましな

蒼い空響くお囃子あの日の君と  翠硯

大物を釣って自慢げ秋の湖  やましな

ニシキヘビつかんだ子供秋日濃し  やましな


   [ツイッター俳句 2017冬〜2018冬] p8 (コメント351〜400) 2017.10.9
   https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4880156&page=8&id=82972738

(8219〜8268)

釣船草昼なほ露を宿しをり  やましな

門かたく鎖す孤老や貴船菊  やましな

腕すこし芒に切られ峠越え  やましな

芙蓉さく道を辿りて白毫寺  やましな

花芙蓉奈良女子大の子に見とれ  やましな

秋めいた空にそびえる花一輪  翠硯

秋落暉ひと筋に波燃え立たせ  やましな

獅子頭脱いで幼さ残る顔  ふうこ

門灯のあかつき闇に菊の雨  ふうこ

芋掘りを終えて積まれし蔓に花  やましな

お〜い雲よつな引き共に飛んでゆけ〜  翠硯

里山の懐深き母の声  翠硯

白川の川面に枝垂れ柿たわわ  やましな

川風に吹かれて褪せて秋すだれ  やましな

秋とても曇れば寂し疎水べり  やましな

黒傘の縁より浮かぶ菊の花  翠硯

秋雨や和尚の講和に冗談も  ふうこ

秋冷や三分間の座禅体験  ふうこ

秋雨や和尚の素足畳踏む  ふうこ

暖簾だす戸に盛り塩と花石蕗と  やましな

近道は雑木紅葉の中をぬけ  やましな

枯芦の日に広沢の池しずか  やましな

大津絵の鬼の念仏ハローウィン  やましな

家路つく光の中に菊の花  翠硯

現実と夢の架け橋ハローウィン  翠硯

ひと時の光に満ちる秋の猫  翠硯

光射し落葉に眠る里の猫  翠硯

ふうわりと湯気に包まる柚子の香  想予

花の色眠りて淡き雪の朝  想予

時雨降る柿はたわわに空き家かな  ヨセフ

一番雪隠れて淡き花の精  翠硯

初雪に揉まれて揺れるいつかの君  翠硯

古民家にそそぐ明かりの吊るし柿  翠硯

ふた転げして落ち葉が駈けてゆく  ふうこ

道問えば問いかえされて落ち葉道  ふうこ

細氷や朝陽へ昇る花の精  想予

いつか会う人々の中ひとり旅北アルプスは冬の始まり  小夜風

ここは何処って問いかけてここはここよって答える落葉路  翠硯

細氷の中で笑う花の精  翠硯

ひとつかみ雪の中より太古の音  翠硯

犬も子も転げ笑いて雪晴るる  想予

山風に落葉時雨のひとしきり  やましな

大原の山粧ふて高からず  やましな

新蕎麦や水車で回す石の臼  やましな

冬凪の浦に釣り船たむろして  ふうこ

その昔砲台ありし島という冬凪の船着き場  ふうこ

叢時雨ひと文字写経に膝正す  ふうこ

つるべ落つ海の彼方に舟一艘  翠硯

説法の漏れ来る縁の冷えつのるむずかる幼子あやす父  ふうこ

かけ蕎麦の思いもはるか割りばし塔  翠硯



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