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mixii岡林信康三宅洋平の会コミュの岡林信康「手紙」と差別問題

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岡林信康の「手紙」は部落差別をテーマとしたフォークである。
民衆運動でも部落差別についてはいくつかの路線があって、いまその違いや内容には触れまい。
ただ、戦前の水平社宣言は人権運動における意義のある宣言である。

岡林信康「手紙」
https://www.youtube.com/watch?v=wH4F6lWZb-4
http://youtu.be/wH4F6lWZb-4

水平社宣言



部落解放同盟の前身である全国水平社は、1922年3月3日京都市の岡崎公­会堂で結成されました。このとき採択されたのが、下記の宣言(普通「水平社宣言」と呼­びます)です。日本の歴史上初めて被差別者自身が自主的な運動で解放を勝ち取ることを­宣言した歴史的文書です。執筆者は西光万吉(さいこうまんきち)という奈良県の被差別­部落の青年でした。


宣言

全國に散在する吾が特殊部落民よ團結せよ。
長い間虐められて來た兄弟よ、過去半世紀間に種々なる方法と、多くの人々によってなさ­れた吾らの爲の運動が、何等の有難い効果を齎らさなかった事實は、夫等のすべてが吾々­によって、又他の人々によって毎に人間を冒涜されてゐた罰であったのだ。そしてこれ等­の人間を勦るかの如き運動は、かえって多くの兄弟を堕落させた事を想へば、此際吾等の­中より人間を尊敬する事によって自ら解放せんとする者の集團運動を起せるは、寧ろ必然­である。
兄弟よ、吾々の祖先は自由、平等の渇迎者であり、實行者であった。陋劣なる階級政策の­犠牲者であり、男らしき産業的殉教者であったのだ。ケモノの皮を剥ぐ報酬として、生々­しき人間の皮を剥ぎ取られ、ケモノの心臓を裂く代價として、暖かい人間の心臓を引裂か­れ、そこへ下らない嘲笑の唾まで吐きかけられた呪はれの夜の惡夢のうちにも、なほ誇り­得る人間の血は、涸れずにあった。そうだ、そして吾々は、この血を享けて人間が神にか­わらうとする時代にあうたのだ。犠牲者がその烙印を投げ返す時が來たのだ。殉教者が、­その荊冠を祝福される時が來たのだ。吾々がエタである事を誇り得る時が來たのだ。吾々­は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行爲によって、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはな­らなぬ。そうして人の世の冷たさが、何んなに冷たいか、人間を勦る事が何であるかをよ­く知ってゐる吾々は、心から人生の熱と光を願求禮讃するものである。水平社は、かくし­て生れた。人の世に熱あれ、人間に光りあれ。

綱領
一、特殊部落民は部落民自身の行動によって絶対の解放を期す
一、吾々特殊部落民は絶対に経済の自由と職業の自由を社会に要求し以て獲得を期す
一、吾等は人間性の原理に覚醒し人類最高の完成に向って突進す

大正十一年三月三日
全國水平社創立大會

コメント(3)

「ヤング720」で加藤和彦さんとデュエットで歌ってる、そんな貴重な音源持ってます。私が初めて「手紙」を聴いたのはこの時でした。

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