ｍｉｘｉi岡林信康三宅洋平の会コミュの岡林信康の鎮魂歌

岡林信康さんの歌の中で鎮魂歌と思える歌をいくつかあげて見ました。

「君に捧げるラブソング」
http://youtu.be/WVeq9NzTzTE

岡林信康が親友の写真家川仁忍氏を病床に見舞ったときにうまれた歌と言われています。川仁さんはずうっと岡林さんの写真を撮り続けたプロのカメラマン。脳腫瘍のために川仁さんは亡くなった。男女の愛情を否定的には全く思わないのですが、この歌を聞いていると教会のゴスペル音楽を牧師の長男として生まれて育った岡林さんの背骨にキリスト教の「エロス」に対する「アガペー」の優位も感じられます。

「ジェームス・ディーンにはなれなかったけれど」http://youtu.be/QqcBOpS5ilM

この歌は、歌詞を聴かないとわかりませんが、
若くして夭逝したシンガーソングライターの尾崎豊の死を痛切に哀しんでいる心情が伝わってきます。
そして、しだいに年齢を重ねていく自分にいる子どもたちへの愛しさを強く伝わってきます。

「レクイエム～麦畑のひばり～」
http://youtu.be/f4iv6ZkxiE4
歌そのものが鎮魂歌ですよね。
美空ひばりさんと１９７５年前後に親交をあたためた岡林さんが、美空ひばりさんの死後に想い至って、ひばりさんの手紙の詩を補作して曲をつけました。
歌う岡林さんの痛切な表情の深みが伝わってきます。曲調はマイナーですが、私は好きです。