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☆桜月流☆ー日本・フランスーコミュの桜月流 夢流し☆

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宗家のパリ滞在中に、日本に帰ってすぐ次の日にある「十三夜」について
話をしていたところ、「夢流し」の話を宗家から聞きました。


一年間の悪い夢を流して、あたらしい夢を受け入れる準備をするというもの。


旧正月のあとの満月の前の夜(14番目の夜)に、ある歌と舟を書き、それを枕の下に敷いて寝て、翌日満月の日に、流れのある川や海へ流すというおまじない。

そこに書くのは、

ながきよの とおのねぶりの みなめざめ なみのりふねの おとのよきかな
(長き夜の 遠の眠りの 皆目覚め 波乗り舟の 音のよきかな)

という歌。

この歌、後ろから読んでも同じという鏡文字ならぬ鏡歌。

それを丸くつながるように鏡文字で書いて、その真中にお舟を書くのです。

宗家曰く、このお舟は一筆がきとのこと。



私にとって「夢流し」という言葉自体を聞くのが初めて。

とても興味深く、宗家がおばあさまから教え伝えられたおまじないの
ようなものとのこと。


うちには、そんなすばらしいおまじないはないけれど、小さい時から
母に言われてきた小さなおなじないを思い出した。


宗家が日本へ戻る前の日に、私が見た奇妙な夢の話をしたところ、
帰国した宗家から書が届きました。

私は、宗家に言われた通りに枕の下に敷いて布団にはいりました。


しかし、川に流すようにとは言われたもののどうやってながしたらいいのか
見当がつかなかった私は、舟に折って流すことにし、インターネットで
舟の折り方を検索し、舟に折りました。

なんともかわいらしい、紙の舟ができあがり、私はセーヌ川へ向かいました。


さて、どこから流したらよいものかと考えながら、セーヌ川に沿ってあるいて
いくと、ポンヌフを過ぎたあたりから歩道になっているところへ出ました。

川の水に触れるには困難な高さで、川を眺めてしばらく考えてみることに。。。


この日は風が強く、川下から川上に向けて風が吹いていましたので、わたしの
舟はちゃんと川を下っていけるか不安でしたが、思い切って舟に祈りを込めて
川へ託すと、しっかりと舟はセーヌ川へ浮かびました。


どんぶらこっこと、風にも負けず、川下へゆっくりと流れていく舟を眺めて
いると、親子連れがやってきて、わたしの舟を見て子供たちが大喜び。

持っていたカメラで、わたしの舟を撮ってくれたのでした。


他にも、不思議に思った人たちに眺められていましたから、パリの静かな日曜
の午後に数人の人に何かしらの楽しみを与えられたかなとちょっと幸せな気分
に。


舟は私が歩くよりもゆっくりと川を下っていたので、私はセーヌ川の遊歩道
から上の通りにあがったのでした。


あの舟に乗ったわたしの夢は、大西洋に向かって流れていったのです。

さ、今日から新しい夢をたくさん受け入れる準備はできました。


日本の桜月流のみなさんも、されたようです。

みんなでいい夢たくさん見ましょう!

いい夢がたくさんみられますように♪

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