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nnnnq[指]コミュの[短編手記-モラトリアム-]発売記念インタビュー

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nnnnq[指] 初自主制作音源 のリリースインタビュー。

2010年結成のnnnnq[指]が早くも2010年内に自主制作音源のレコーディングを敢行。

今回nnnnq[指]というバンドにおいての中核的の人物とのインタビューが実現した。

個人名を伏せ、衝動のまま我が道を突き進むnnnnq[指]。初の自主制作音源を発表する彼らの現在見つめるモノに迫った。
インタビューbyしまっち


■:今回はnnnnq[指]の初音源リリースということで、おめでとうございます。

指:どうも。でもまだレコーディングはこれからなんですけど。

■そうでしたね(笑)じゃあ、今日はこれからnnnnq[指]というバンドについて、そして今回リリースする音源の事についてお話を伺っていこうと思います。まず、初めにnnnnq[指]のメンバーは名前を公表していないんですね。

指:ええ、まあ。…はい。

■では、今回インタビューに答えて頂くのは『指さん』とでもお呼びしますか。こういう名前を公開しないことっていうのはどういった意図があるんですか?

指:名乗ってもほとんどの初対面の方は興味ないかなと思って。僕らがアピールすべきって個人の名前じゃなくて、バンド1個の括りでどんなものをやっているかが重要だと思ったんです。だから敢えて名前を公表はしてなくてもnnnnq[指]というバンドが活動をしていることだけを知って頂ければいいと思っています。名前を出してるバンドが良くないとはこれっぽっちも思ってませんが、僕らは名乗らないことで逆にアピールをするという狙いもあったりして。

■おお。しっかりと意味があったんですね。

指:まあでも、知ってる人はメンバーの名前を知ってるんですけどね。nnnnq[指]のHPやmyspaceなどはこういう理由で名前を出していないんです。

■:順番が前後しますが、nnnnq[指]というバンド名っていうのは、どういった理由で名付けられたんですか?

指:僕は音楽ってどちらかといえば曲を作る方が楽しい人間なんです。もちろんライブでの演奏も好きですけど。バンド名に『作る』って事を想起するような名前にしたいっていうのをずっと前から考えていたんです。音楽って楽器と自分自身を繋ぐのって指で、指で触れて音を出してそれを曲として形にするなと気づいて。そしてnnnnq[指]という名前を考えたんです。『ゆび』っていう言葉の響きも気に入ってこの名前にしました。

■:自身らで語っていないだけで結構ちゃんと深い意味があったんですね(笑)前についているnnnnqにも深い意味はあるんですか?

指:指をバンド名にしようと思ったときに、指って名前は絶対に他のバンドで使われていると思ったんです。なので被らないようにする為に『nnnnq』を付けたんです。これは手の指をイメージした文字なんですよ。

■:被り回避を意識していたなんて(笑) ああ、確かにnnnnqで指に見えなくもないですね。英語と漢字の混合してるバンド名って珍しいですね。

指:そういう狙いもあります。目にとまりやすい名前って大事だと思うんですよ。でも音源を出すって時期になって気づいたんですけど、nnnnq[指]だとアルファベット上の分類ではYじゃなくてNに分類されるんですよ。

■:ああ、nnnnqを前に付けちゃったからですね(笑)

指:なのでipodとかで聴かれる方はその辺りにご理解をしていただかないと……

■:あれ?Yの欄にnnnnq[指]が無い!?ってなっちゃいますね(笑)今回リリースする音源は6曲入りの音源なんですね。

指:6曲なら2011年に出せると思って。

■:と言うと?

指:nnnnq[指]は今年の初めに結成してライブした時はベースとドラムの2ピースで、ハードコアみたいなことをしていたんです。で、3月に友人にギターで参加してもらって3ピースでライブをしたんです。その時には割と今みたいなスタイルにシフトしてました。その時に、ギターが居ると全然違うなと思って。ギターもドラムもサポートだったので3月のライブでメンバーとはそこでお終いになってしまったのですが、3月の終わり頃には現在のドラムが加入して、ギターを探しながら1度2ピースでライブをして、5月に現在のサポートのギターが見つかって今に至るという感じで、実は現在の体制になってまだ半年くらいなんです。

■:メンバーチェンジでバタバタしてたとは……。↑をよく読むと指さんのパートが分かりますね(笑)

指:夏くらいには現在の体制から作り始めた曲も出来てきて、この今のnnnnq[指]の体制で積み上げてきたことを昨年中に形にしたいと思ったんですよ。結果的に年を跨いだんですけど。

■:じゃあ昨年5月の頃からのバンドの成果が今回の音源に詰まっていると。

指:そうです。音源は活動初期から作りたいと思っていたのですが、現在の素晴らしいメンバーが集まったからこそ実現に至れたという感じです。

■:タイトルが[短編手記 ‐モラトリアム‐]ということで、このタイトルにはどういった意味が込められているんですか?

指:バンドの初音源のタイトルってそのバンドの名前だったり、初めてだから1とかstartとかってよくあるじゃないですか。そういうありきたりな表現にはしたくなかったんです。なので今作はバンドの初めての音源というよりも、今のバンドの現状を形にした音源という方にイメージの比重が傾いていったんです。だからタイトルにもそのイメージを反映させようと考えて。バンドでは僕が曲の原型というか素材を作っているのですが、nnnnq[指]の曲って悩んだり葛藤したり自暴自棄になったり、陰気なメロディだったりの暗い雰囲気の曲が多いんです。そういうネガティブに物事を考える現在ってどういう時期なんだ?って考えたときに、僕は現在学生でモラトリアムの真っ最中だなという考えに至ったんです。

■:ほうほう。モラトリアムってどういう意味ですか?

指: モラトリアムは、学生など社会に出て一人前の人間となる事を猶予されている状態を指していて。心理学者エリク・H・エリクソンによって心理学に導入された概念で、本来は、大人になるために必要で、社会的にも認められた猶予期間を指すらしいんですよ。そういう期間だからこそ、僕は曲作りや日常生活で悩んだりしながらもこうしてバンド活動が出来てる現在があるんだと思って、サブタイトルをモラトリアムにしたんです。

■:本当に考え込んで決めてるんですね。モラトリアムの前に付いている短編手記というのは?

指:僕は小説とか本が好きで、曲名もその影響で文章みたいな長いタイトルをつけてしまうんです。で、収録曲のタイトルを並べてみたときにその羅列が、なんだか短編小説みたいだなって思ったんです。でもこの曲達の歌詞は小説みたいなフィクションというよりも手記のような普段抱え込んだ考えや本音を描いていたので、短編手記という造語を作りました。そして生まれたのが[短編手記 ‐モラトリアム‐]というタイトルです。

■:なるほど。タイトルにもしっかりこだわりが詰め込まれていますね。確かに聴かせて頂いたスタジオ音源はどの曲もどこか暗さというかネガティブな印象を受ける曲が多いと感じたんですけど、この話を聞いてなんか納得するものが見えた気がします。では、音源の1曲目から順番にお話を伺いたいと思います。まず1曲目の『緩やかに始まる崩壊の胎動』ですが、

指:この曲は実は作るのに1カ月くらい掛っているんです。

■:1曲でですか?

指:ええ。メロディ全てにこだわりまくってしっかりとし作品にしたくて。すごく悩んでいた時期だったんですよ。言ったらもう生活の全てにおいて悩んでたような時期で。何度も形として纏まらないんじゃないかとすら思いました。それを乗り越えてやっと自信を持ってメンバーに発表できる作品になるまでに1カ月掛ってます。

■:一線を越えて完成した感じですね。それにしてもかなり複雑な構成ですね。

指:最初はメンバーも構成がややこしくて困ってました。でも、今の体制のnnnnq[指]になって初めて作った曲でもあって、今のnnnnq[指]というバンドを現す曲にしたかったので、構成はほぼ変えず僕が最初に作った曲のスタイルでメンバーには頑張ってもらいました。

■:そんなミドルテンポの1曲目が終わった後に、2曲目の『優しさは他人を傷付ける凶器』ですね。この曲のタイトルは他の曲のタイトルと比べると分かり易いタイトルですね。曲のメロディも分かりやすいという印象を受けます。

指:歌詞には普段僕の抱えている考えの良くない部分が出ていますね。

■:確かに歌詞は病んでますね。この曲の聴かせどころはどこでしょう?

指:僕この曲の間奏が気に入ってます。4拍子と5拍子を交互に繰り返す場面があったりして、そういう曲って今まで作ったことが無かったので面白かったです。メンバーもいろいろ意見を出してくれてスタジオでドンドン面白い方向に積み上げていった曲ですね。

■:ほほう。この曲はいつ頃作った曲なんですか?

指:実は夏に作ったばかりの曲で、まだライブでは演っていない新曲なんですよ。

■:おお。音源先行ですね。

指:今後ライブで演奏するのが楽しみな1曲でもありますね。

■:そして3曲目の『一握りの憧れを日々携えて』ですが、ここでもガラリと雰囲気を変えてきましたね。

指:ジャズっぽいというか、跳ねた感じで。ギターもドラムもカッコ良くて。この曲は原曲をスタジオに持って行った時はほぼ今の形に纏まっていなくて、もっと面白くない暗いだけの曲だったんですよ。スタジオでメンバーに色んな意見を出して貰って形に出来た曲なんです。

■:一体感が出てるなと思ったんですよ。曲全体を通して。

指:他の曲に比べると転調がほぼ無いんですけど、メンバーの個性が出ていて、これはこれでnnnnq[指]らしさが表れた曲になったのかなと思います。

■:お洒落なナンバーの後に、これは……また……個性的な曲が来ましたね。『歪め歪め歪め歪歪歪歪歪歪歪』(1月7日現在、この曲のタイトルは『敗者』『革命』『情念』の夜 というタイトルになりました)というタイトルからすでに異形さを感じさせますが、この曲はどういう曲なんですか?

指:僕が作曲で遊んじゃった曲ですね。

■:誰もきっと先の展開を予想出来ないでしょうね。進めば超展開。進めば超展開(笑)

指:でも僕この曲の独特の雰囲気を気に入っていて。この曲は聴く時々で感じ方が変わると思っているんですよ。

■:ほうほう。

指:nnnnq[指]って実はこういう超展開な曲こそバンドの持ち味であると思っていて、こういう曲こそnnnnq[指]らしい曲だと思うんです。ライブで初めてこの曲を聴いた方は間違いなく鳩が豆鉄砲食らったような顔をすると思うんですけど、僕らはそれを見て、してやったり的にほくそ笑むという。好きになるまでに時間は掛るかもしれないんですけど、好きになってくれたら長く付き合っていける曲なんじゃないかと思います。

■:また歌詞もすごいですね。

指:新しいnnnnq[指]の一面を提示していますよね。

■そして最期の曲です。『指し示す様に創と奏を紡ぐ指』ですね。

指:nnnnq[指]で一番新しい曲なんですよ。もちろんまだライブでのお披露目もまだで。

■:激しいところは乗らせて、静かなところは聴かせる感じですね。それで最期の展開で一気にガツンとカマすという印象を受けました。

指:この曲はnnnnq[指]の曲の中でもかなり乗りやすい曲だと思います。

■:3拍子のリズムとメロディがこの曲のアクセントになっていて世界観を醸し出しているというか。

指:邪道のくせにすっごい王道的な終わり方しますからね。

■:確かに(笑)いやぁ、nnnnq[指]ってバンドは何でもアリなんですね(笑)

指:そうでもないんですけどね。

■:5曲とボーナストラックを含めてそれぞれの色が在って、この6曲を1つの括りにまとめると本当にカラフルな作品ですね。

指:レコーディングがこれからなんで頑張ってきます。

■:今後のnnnnq[指]はライブにウェイトを置いた活動になっていくんですか?

指:ライブよりかはスキルアップと曲作りですね。まだ持ち曲が少ないので頻繁にライブってなるとセットリストが被っちゃって面白くないと思うんですよ。やるからにはもちろん面白いことがしたいので曲数はもっと増やします。技術アップも欠かせませんし、やりたい事とやらないといけない事だらけです。

■:楽しみにしています。よし、では今回のインタビューはこの辺で終わりにしたいと思いますが、最期に一言。

指: [短編手記 ‐モラトリアム‐]をよろしくお願いします。ライブハウスでお待ちしています。

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