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名古屋 座禅会コミュの多母さんのお話

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○タモの夏物語

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夏の風物を楽しんで元気になる
〜夏の体験が体を元気に!〜

 暑中お見舞い申し上げます。お元気ですか?
子どもたちはもう夏休み。海や川やプールなど、
水の中でワーワー、キャッキャッと、
暑さを忘れて遊んでいるでしょうか?それとも、
クーラーの中でファミコンですか?いずれにしても、
夏の間に上手に太陽と暮らすコツを覚えると、
体力と気力が充実して、元気で一生を過ごせるそうです。
きれいに日焼けできると、寒さに強くなって
風邪をひかないよ、なンてよくいわれますね。ご存知ですか?
 
 そうなンです。四季のうちで、夏は生きるものにとって、
とても大変な時期なのですが、この「大変」を、
乗り越えると「大切」なことが分かるンだそうです。
つまり、体験からたくさんの「学び」があって、
「知恵」を生むことができるのです。さあみなさん、
この夏に、ひとつふたつ、大変から大切な知恵をいただいて、
益々元気になりませんか?
子どもたちとともに、一家そろって、楽しい夏にしてみましょう。
  ということで、今回は暑い夏を楽しく過ごし、
大変を大切な知恵に変身できるようなお話。題して「タモの夏物語」です。
ちと長いですが、一挙掲載です。


●ご先祖さまと一緒に安心

 夏は一年の中でとっても大切な行事のある季節です。
そう、お盆。お正月と同じくらい大切にされています。
どんなに忙しい人でも「盆と正月」はお休みをしますね。
それほど大切なことなンです。

  子どものころ、私は、この暑いときにどうして
お墓参りなンかがあるのか、不思議でした。
お彼岸にもお参りするのに、なンでこんな暑い時にわざわざ・・・と、
とっても不愉快でイヤダと思っていました。
毎年、毎年、盆棚を飾り、お墓参りして、
どうなっているンダロウ・・・。そんな思いで、
飾りつけを手伝っているときに、おばあちゃんが、
ボソッとこんな話をしてくれました。
「毎日暑くて大変だろな。こっちもいろいろなンだから、
あっちもいろいろあるだろうな・・・。
お互い助けあっていこうか。そンなンで、ご先祖さまに、
こっち来てもらってな、相談したり、
ゆっくりしたりしてみるかって、
昔のエライ人たちが決めてくれたことなンさね。
この世でも大変なことがあるが、あの世でも大変なことがあって、
どっちにしても、やすことがあるってことさね。
ご先祖さまが苦しむとな、ずーっと、こちらにつながっとるで、
こっちが理由もなく苦しいということにもなるで、
ご先祖さまに安心してもらえば、こっちも安心できるわけさね。
親戚一同集まって、いい顔見合うと、心がなごむ、
そンナこともあるベエ。だからな、お盆というのは、
大切なことだ。めんどうがらずに、昔の人がやっとったことを、
習ってやってみると、案外エライことがわかるンさアね。
気イつけて、よく見て、よく聞いとくこった。
徳になって、お前が、孫子を助けてやれる、
エライご先祖さまになれンダからの」

  子供のときには、フーン?ということでしたが、
大人になった今はなんとなく分かります。



●「お蔭さま」を取り戻す

 お盆は、「盂蘭盆」というのが正式で、これは、
梵語「ullambana」の音訳。倒懸という「さかさまにつるす」
という意味があって、先祖の冥土での苦しみを救うため、
仏に供え物をしてお坊さんにお布施をする仏事だそうです。
陰暦の七月十五日、中元のときに行われるということです。

 日本にはたくさんの風習があり、やり方もいろいろ。
もしかしたらそれはすべて、昔の人々の「生活の知恵」
なのかもしれません。訳もわからず「何となくそうする」
とか「昔からこうして来た」ことのなかに、
伝えられていない「日本人の心」があるように、
私は思います。今は核家族が増え、お年寄りたちの
「昔からの・・・」がなくなってしまっているところも
多いのでしょう。何となく淋しい気がしますね。

 よく「夏の風物」なンて言うことがありますが、
どのくらいあるのでしょうか?ちょっと想い出してみてください。
風鈴、扇、すいか、金魚、浴衣、かき氷、すだれ、
行水、麦わら帽子・・・etc。これらは、
みんな、夏の大変を、大切に変身させてくれるもの
なのではないでしょうか?その季節ごとの風物は、
日本人の情緒という大切な心を育てる生活の知恵
なのではないかと思うンです。この情緒という心が、
「どうにもならない」と思える何かを、
「何となく」に和らげてくれるエッセンスだったと思うンです。
暑い中でのお盆も、ご先祖さまに孝行するという日本人ならではの
「お蔭さま」の心が育っていく、そンなことではないでしょうか?
「お蔭さまで元気にやっております。
あなたの元気でお暮らしください。みんな元気に暮らしましょう」
どこからともなく、こんなひと言、聞こえてきませんか?ネ!


●夕涼みでみんなニコニコ

 さあみなさん、夏の風物を上手に活用して、
暑い夏を楽しんでみましょう。そう、都会のビルの谷間も、
見ようによっては山々の谷間に見えることもありますよ。
ホッと一息つけるように、夕暮れ時にさっぱりと、
お父さんは甚平を着て、お母さんは浴衣姿。縁台なンかを
歩道に出して、ぶたさん蚊遣のカトリセンコウと扇、
夕陽をながめながらビールでカンパイ。街路樹に風鈴さげて、
子どもたちの線香花火。お隣さんも誘って、将棋でも指してみませんか。

 何となく、どことなく、そこはかとなく、
漂ってくる「イイ気分」がありませんか?
「そンな余裕はないわい、わしゃ忙しい」てな声も聞こえそうですが、
そこを変心させて、子供のころの思い出話を語り合って、
笑顔で笑ってみましょうよ。明日の元気が溢れ、
ある日「お蔭さま」の効力が表れてくるかもしれません。
隣り近所と和ができ、「イヤ、ドウモ」のあいさつが増え、
和が輪を広げていって、ワイワイ楽しく過ごせるでしょう。
そうすればきっと、ご先祖さまがニコニコ顔になって、
こっちもニコニコ顔になりますよ。

 夏にこそできる「この世の上手な暮らし方」
をどうぞやってみてください。汗ふきながら福の神が、
いっしょにワッハハハと笑って幸福をふりまいてくれるでしょう。

キット・・・。

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