認知症対応型施設：グループホーム(ＧＨ)に勤めています看護師です。
先日シンポジウムに参加した際、会田薫子先生のお話を聴くことが出来ました。
認知症末期の方の終末期医療に関するお話でとても興味深く、また考えさせられました。
私の職場では実際に看取りをしていますので、人工的な水分・栄養補給をどうするかといった問題に直面します。難しいと感じるのは、ご本人の意思を聞くことが出来ないまま終末期を迎えることが多く、ご本人が望む医療を選択・提供できているのか解らない点です。
胃瘻造設した方や訪問看護を使っての末梢点滴の方、そういった医療介入はほとんど中止し、出来る限り経口からの水分・栄養摂取のみで過ごしておられる方もいらっしゃいました。
いろんな場面でいつも悩みます。
「これでいいのかな、大丈夫かな」と。
悩みの一つに、ご家族や介護職員を含めた周りの人間の心理的負担軽減のために末梢点滴を施している現実が見える時や、【何かやっていることに安心感を抱く】感覚がある時などです。
しかし、そういった医療介入がご家族の心の痛みに対するケアに繋がることも事実です。
そこで皆さんにお尋ねしたいことは、認知症を患っておられる方への終末期医療についてどのような考えをお持ちですか？
病院と施設で考え方やあり方が違うことや、介護施設における医療介入の限界があることも承知しておりますが、どのような例で人工的な水分・栄養補給法が必要と考えられているか、差し控えや中止について、また認知症の方の終末期医療における理想と現実・課題など、医療・介護従事者のみならずご家族の立場としてご意見を伺えたらと思います。
大変長くなってしまい申し訳ありません。
宜しくお願い致します。
*************
「認知症末期患者に対する人工的な栄養・水分補給法の導入・差し控え・中止に関するガイドライン作成へ向けた検討」
http://
食べられなくなったらどうしますか？認知症のターミナルケアを考える医師対象調査報告
会田薫子
http://
*************
「認知症終末期の人工的な水分・栄養補給法−臨床死生学の立場から」
http://
会田 薫子
東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター
臨床死生学は、死生学（Death and Life Studies）の諸研究成果を背景にしながら、現場における実践的な知を探る。死に直面しつつ生きる人たちや、親しい人との死別の悲しみを抱きながら生きる人たちに寄り添って活動する際の、活きて働く知――死をどう理解し、どういう姿勢で向かいつつ生きるか――を探求する（清水、2009)。
高齢者が経口摂取できなくなる場合、その原因と摂食不可能な状態は様々である。経口摂取の再開を目指すことが可能な場合は、介入が必要であることは自明である。
経口摂取の再開は見込めず、意思疎通困難で寝たきりなどの場合に、人工的な水分・栄養補給法(AHN: artificial hydrationand nutrition)によって生存期間の延長が可能なときは、本人や家族の意向を尊重し、本人の物語り、すなわち、本人らしい人生の完結のために、AHNを行うか否か、行うとすればどの方法を選択するのか、家族と医療者が繰り返しよく話し合い、本人にとって最善で、家族も医療者も納得できるような合意を形成することが望ましい。生存期間の延長可能性のみで介入の是非を決定することは不適切である。
患者の視点からみたQOLは、生命予後と並んで、あるいは生命予後以上に重要である。本人の最善をめぐって関係者が迷い、何度も考え、話し合いを繰り返しながら合意に至れば、そのプロセスは医療行為の差し控えや中止に関する法的懸念を払拭するだけでなく、やがて患者家族のグリーフワークにもつながると思われる。
一方、認知症の終末期であれば、本人の最善のために必要なのはAHNなどの医的介入ではなく、看取りである。しかし、救命・延命を目指してきた医学の伝統のなかでは、看取りに向かう判断もその実践もなかなか容易ではない。個人差が大きく、病状の不可逆性の確定診断が難しいことに加え、患者自身の意思を確認することが困難なため、AHNやその他の医的介入を行うべきか否か、判断に苦慮している医師が多い。
AHN施行の意思決定は、終末期医療に関わる判断のなかでも特に難しいといわれている。それは、AHNが食事の代替であり、その提供はケアの象徴と認識されることが多いからである。AHNの差し控えや中止は「餓死させること」に相当する非倫理的なことと認識している医療者も少なくない。医療者がこのような認識を有しているとき、家族に対し、AHNを差し控えて看取ることは選択肢として提示されず、胃ろう造設等が行われる。何らかの医療行為が行われるとき、その効果よりも医療行為を実施したという事実に重きが置かれることも少なくない。自然な経過の先にある死を受け入れることに対する心の抵抗が、医療行為の継続を呼び、患者の不利益に帰することが少なくないのが現代医療の特徴の１つである。
しかし、医学生理学的にいえば、老衰や認知症の終末期にはAHNを行わずに看取るのが本人にとって最も苦痛の少ない最期につながるといわれている。その理由として、余分な輸液を行わないことによる気道内分泌物の減少と、吸引回数の減少、気道閉塞リスクの低下や、脳内麻薬と呼ばれるβエンドルフィンやケトン体の増加による鎮痛鎮静作用が挙げられる。つまり、AHNの差し控えは「餓死させること」ではなく、緩和ケアなのである。
日本では、AHNを施行しないことに関する社会的コンセンサスが欠如しており、そのためにAHNの差し控えや中止は選択肢ではないと考えている医療者も少なくない。何らかの社会的コンセンサスを形成するために、一般市民を含めた議論を広く興すことが肝要であるが、ここで目指すべきは、一律の方針を探ることではなく、本人の最善を実現するために選択の幅を許容するという意味でのコンセンサスの形成であろう。こうした議論のなかで、慢性疾患分野においても緩和ケアの重要性が認識され、推進されていくことが期待される。
先日シンポジウムに参加した際、会田薫子先生のお話を聴くことが出来ました。
認知症末期の方の終末期医療に関するお話でとても興味深く、また考えさせられました。
私の職場では実際に看取りをしていますので、人工的な水分・栄養補給をどうするかといった問題に直面します。難しいと感じるのは、ご本人の意思を聞くことが出来ないまま終末期を迎えることが多く、ご本人が望む医療を選択・提供できているのか解らない点です。
胃瘻造設した方や訪問看護を使っての末梢点滴の方、そういった医療介入はほとんど中止し、出来る限り経口からの水分・栄養摂取のみで過ごしておられる方もいらっしゃいました。
いろんな場面でいつも悩みます。
「これでいいのかな、大丈夫かな」と。
悩みの一つに、ご家族や介護職員を含めた周りの人間の心理的負担軽減のために末梢点滴を施している現実が見える時や、【何かやっていることに安心感を抱く】感覚がある時などです。
しかし、そういった医療介入がご家族の心の痛みに対するケアに繋がることも事実です。
そこで皆さんにお尋ねしたいことは、認知症を患っておられる方への終末期医療についてどのような考えをお持ちですか？
病院と施設で考え方やあり方が違うことや、介護施設における医療介入の限界があることも承知しておりますが、どのような例で人工的な水分・栄養補給法が必要と考えられているか、差し控えや中止について、また認知症の方の終末期医療における理想と現実・課題など、医療・介護従事者のみならずご家族の立場としてご意見を伺えたらと思います。
大変長くなってしまい申し訳ありません。
宜しくお願い致します。
*************
「認知症末期患者に対する人工的な栄養・水分補給法の導入・差し控え・中止に関するガイドライン作成へ向けた検討」
http://
食べられなくなったらどうしますか？認知症のターミナルケアを考える医師対象調査報告
会田薫子
http://
*************
「認知症終末期の人工的な水分・栄養補給法−臨床死生学の立場から」
http://
会田 薫子
東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター
臨床死生学は、死生学（Death and Life Studies）の諸研究成果を背景にしながら、現場における実践的な知を探る。死に直面しつつ生きる人たちや、親しい人との死別の悲しみを抱きながら生きる人たちに寄り添って活動する際の、活きて働く知――死をどう理解し、どういう姿勢で向かいつつ生きるか――を探求する（清水、2009)。
高齢者が経口摂取できなくなる場合、その原因と摂食不可能な状態は様々である。経口摂取の再開を目指すことが可能な場合は、介入が必要であることは自明である。
経口摂取の再開は見込めず、意思疎通困難で寝たきりなどの場合に、人工的な水分・栄養補給法(AHN: artificial hydrationand nutrition)によって生存期間の延長が可能なときは、本人や家族の意向を尊重し、本人の物語り、すなわち、本人らしい人生の完結のために、AHNを行うか否か、行うとすればどの方法を選択するのか、家族と医療者が繰り返しよく話し合い、本人にとって最善で、家族も医療者も納得できるような合意を形成することが望ましい。生存期間の延長可能性のみで介入の是非を決定することは不適切である。
患者の視点からみたQOLは、生命予後と並んで、あるいは生命予後以上に重要である。本人の最善をめぐって関係者が迷い、何度も考え、話し合いを繰り返しながら合意に至れば、そのプロセスは医療行為の差し控えや中止に関する法的懸念を払拭するだけでなく、やがて患者家族のグリーフワークにもつながると思われる。
一方、認知症の終末期であれば、本人の最善のために必要なのはAHNなどの医的介入ではなく、看取りである。しかし、救命・延命を目指してきた医学の伝統のなかでは、看取りに向かう判断もその実践もなかなか容易ではない。個人差が大きく、病状の不可逆性の確定診断が難しいことに加え、患者自身の意思を確認することが困難なため、AHNやその他の医的介入を行うべきか否か、判断に苦慮している医師が多い。
AHN施行の意思決定は、終末期医療に関わる判断のなかでも特に難しいといわれている。それは、AHNが食事の代替であり、その提供はケアの象徴と認識されることが多いからである。AHNの差し控えや中止は「餓死させること」に相当する非倫理的なことと認識している医療者も少なくない。医療者がこのような認識を有しているとき、家族に対し、AHNを差し控えて看取ることは選択肢として提示されず、胃ろう造設等が行われる。何らかの医療行為が行われるとき、その効果よりも医療行為を実施したという事実に重きが置かれることも少なくない。自然な経過の先にある死を受け入れることに対する心の抵抗が、医療行為の継続を呼び、患者の不利益に帰することが少なくないのが現代医療の特徴の１つである。
しかし、医学生理学的にいえば、老衰や認知症の終末期にはAHNを行わずに看取るのが本人にとって最も苦痛の少ない最期につながるといわれている。その理由として、余分な輸液を行わないことによる気道内分泌物の減少と、吸引回数の減少、気道閉塞リスクの低下や、脳内麻薬と呼ばれるβエンドルフィンやケトン体の増加による鎮痛鎮静作用が挙げられる。つまり、AHNの差し控えは「餓死させること」ではなく、緩和ケアなのである。
日本では、AHNを施行しないことに関する社会的コンセンサスが欠如しており、そのためにAHNの差し控えや中止は選択肢ではないと考えている医療者も少なくない。何らかの社会的コンセンサスを形成するために、一般市民を含めた議論を広く興すことが肝要であるが、ここで目指すべきは、一律の方針を探ることではなく、本人の最善を実現するために選択の幅を許容するという意味でのコンセンサスの形成であろう。こうした議論のなかで、慢性疾患分野においても緩和ケアの重要性が認識され、推進されていくことが期待される。
|
|
|
|
コメント(45)
元気な時、
実際に｢延命治療｣を受ける人を見たことがない時に、
｢あなた、または家族が将来、医療措置なしでは死んでしまう状態になったとしたら、
延命治療を拒否しますか？｣
と言われて、
yesであれnoであれ署名捺印したとしても、
何年か後に、新たに発病したり、ADLも家族環境も変わったり、医学的に常識が変わったりした時に、
同意書通りに処理されて、
それって、本当に｢本人と家族の意向を汲んだ｣と云えるのか…
でも、少なくとも、
・現代の医療現場ではどのような延命措置が実用化されているか
・一旦気道切開をしてしまうと、後から家族が希望しても、抜管できない(殺人罪になる恐れがある)
・気道切開、挿管をすると、食べたり話したりできない
といった｢常識｣は、｢縁起でもない｣などと言わずに元気な時から、情報提供するべきですよね。
｢人の命は限りがある｣ということと併せて、小中学校からでも段階を追って、学校教育にも取り入れるべきじゃないかとすら思います。
実際に｢延命治療｣を受ける人を見たことがない時に、
｢あなた、または家族が将来、医療措置なしでは死んでしまう状態になったとしたら、
延命治療を拒否しますか？｣
と言われて、
yesであれnoであれ署名捺印したとしても、
何年か後に、新たに発病したり、ADLも家族環境も変わったり、医学的に常識が変わったりした時に、
同意書通りに処理されて、
それって、本当に｢本人と家族の意向を汲んだ｣と云えるのか…
でも、少なくとも、
・現代の医療現場ではどのような延命措置が実用化されているか
・一旦気道切開をしてしまうと、後から家族が希望しても、抜管できない(殺人罪になる恐れがある)
・気道切開、挿管をすると、食べたり話したりできない
といった｢常識｣は、｢縁起でもない｣などと言わずに元気な時から、情報提供するべきですよね。
｢人の命は限りがある｣ということと併せて、小中学校からでも段階を追って、学校教育にも取り入れるべきじゃないかとすら思います。
> ひびき 様
気切も胃瘻も、回復すれば勿論抜管します。
気切が抜管できないのは、自発呼吸が回復せず、外せば死ぬ状態の場合です。
脳死状態における気切を含めた治療の中止については、臓器移植の需要の高まりもあって、判定基準が定められましたが、
脳死以外の状態については、高齢者に限らず回復の見込みが事実上ない場合でも、治療中止(安楽死、ということになる？)の判定基準はないのではないのではないでしょうか。
意識も殆どなく、食べることも話すこともできないまま、人工呼吸機をつけられ、褥創を作りながら、何ヵ月も何年も生きる…
抜管すれば終わりになると判っていても、できない…
初めからこうなるとわかっていれば、本人含め誰も延命治療など望みません。
でも、やってみなくちゃわからないケースが殆どです。
やはり、最善を尽くしても、万が一不幸な結果になったら抜管できるように、
脳死判定のようなガイドラインが制定されるべきなんでしょうね。
気切も胃瘻も、回復すれば勿論抜管します。
気切が抜管できないのは、自発呼吸が回復せず、外せば死ぬ状態の場合です。
脳死状態における気切を含めた治療の中止については、臓器移植の需要の高まりもあって、判定基準が定められましたが、
脳死以外の状態については、高齢者に限らず回復の見込みが事実上ない場合でも、治療中止(安楽死、ということになる？)の判定基準はないのではないのではないでしょうか。
意識も殆どなく、食べることも話すこともできないまま、人工呼吸機をつけられ、褥創を作りながら、何ヵ月も何年も生きる…
抜管すれば終わりになると判っていても、できない…
初めからこうなるとわかっていれば、本人含め誰も延命治療など望みません。
でも、やってみなくちゃわからないケースが殆どです。
やはり、最善を尽くしても、万が一不幸な結果になったら抜管できるように、
脳死判定のようなガイドラインが制定されるべきなんでしょうね。
かずまさん
コメントありがとうございました。
御夫婦で話し合われているなんて、素敵な関係ですね。
我が家も老後について話したことはありますが、食べられなくなったらどうするか・どうしたいかという話はしてなかったなと今更気付きました。
話し合ってみようと思います。
≫意志疎通が難しく高齢で家族に負担をかけるなら 痛み止めぐらいで他はしません。
ご家族によって何を【負担に感じるか】違うと思うんですよね。
生きていることを負担に感じるより、中には【生きてもらうことの何かを自分は与えることが出来なかった】という心理的負担が大きい方もいらっしゃるように思います。
しかしこれはまた逆に、生きてもらうための【何か】をしたけれども、結果として【苦痛を与えてしまったのではないか】という、亡くなった後に後悔を抱く方もいらっしゃいます。
どちらにしても
【本当にこれで良かったのだろうか】という気持ちはついてくるものかもしれませんね。
大切なのは、亡くなるに至るまでの過程が大事だと思っています。
しかし・・・
その過程で主になるのがどうしてもご本人ではなく、ご家族になりがちです。
それを「仕方ないこと」と済ませていいのか、もっとご本人さんを中心とした、本人を置き去りにしない考え方をしないといけないなと悩むところでもあります。
【意思疎通が難しくなっておられる】から本当に難しく思いますね。
コメントありがとうございました。
御夫婦で話し合われているなんて、素敵な関係ですね。
我が家も老後について話したことはありますが、食べられなくなったらどうするか・どうしたいかという話はしてなかったなと今更気付きました。
話し合ってみようと思います。
≫意志疎通が難しく高齢で家族に負担をかけるなら 痛み止めぐらいで他はしません。
ご家族によって何を【負担に感じるか】違うと思うんですよね。
生きていることを負担に感じるより、中には【生きてもらうことの何かを自分は与えることが出来なかった】という心理的負担が大きい方もいらっしゃるように思います。
しかしこれはまた逆に、生きてもらうための【何か】をしたけれども、結果として【苦痛を与えてしまったのではないか】という、亡くなった後に後悔を抱く方もいらっしゃいます。
どちらにしても
【本当にこれで良かったのだろうか】という気持ちはついてくるものかもしれませんね。
大切なのは、亡くなるに至るまでの過程が大事だと思っています。
しかし・・・
その過程で主になるのがどうしてもご本人ではなく、ご家族になりがちです。
それを「仕方ないこと」と済ませていいのか、もっとご本人さんを中心とした、本人を置き去りにしない考え方をしないといけないなと悩むところでもあります。
【意思疎通が難しくなっておられる】から本当に難しく思いますね。
ひみつのアッコちゃんさん
参考になるご意見、ありがとうございます。
≫意思疏通が取れなくなった場合、殆どがご家族の意向になってしまいますが、ドクター、看護師、介護職員と、当事者のヒストリーからどうするのが一番良いのかを話し合うのも良いかと思います。
そうですね。私もそう思います。
意思疎通が取れる間に確認しておくことも大事ですね。
≫認知症がある場合、私の経験から、無理に延命をするよりも、その人らしくさせてあげて、ご家族と過ごす時間を増やされた方が良いように思えました。
私の経験でも、入院しての延命より出来るだけ苦痛のない今までと同じような生活を選ばれたご家族がおられました。
その選択はとても辛かったことだと思いますし、医療従事者がずっと付いているわけではない介護施設での看取りは不安だったことでしょう。
その方はNT-proBNPが15000超えていたと記憶します。
主治医からは「今月末まで命がもつかどうか…」と、週単位での余命を受けられましたが、結局ターミナル宣告を受けて９か月間頑張って過ごしておられました。
ご家族も交代で泊まられ、少しの量ではありますが食事介助をしていただきました。
その９か月を振り返り、ご家族は
『親孝行のまねごとが出来て良かったです』
と言ってくださいましたね。私たちもその言葉で救われました。
ひみつのアッコちゃんさんが仰った看取りそのままのケースです。
私もいろいろと考えさせられ大きな学びとなりました。
私自身の考えは、ご本人にとって苦痛や不快感がない、もしくはその苦痛を最小限に抑えることが出来る…というものを基盤にして、その上に豊かな生活が築かれていくと思っています。
よく胃ろうは延命のためのツールであるとか、栄養チューブ入れられて生かされている姿に…なんて言葉を耳にします。
以前の私の中にもありました。「ここまでして生かされないといけないのか…？」と。
しかし病院から介護施設へ異動になり、病院とは違った関わり方を見たときに
『あぁそうか、延命処置であるのは事実だけれども、胃瘻自体が人を生かされた姿にするのではないんだな。胃瘻を造設した方にどう関わるか、介護・看護するスタッフによって生かされた姿になるか・豊かな生活へ繋ぐためのツールになるか変わるんだな。』
と考えさせられました。
ただ注意していることは、私自身の死生観がご本人さんの今後に影響を与えてはいけない、ご家族の揺れ動く気持ちを利用するように【どういった最期を迎えて欲しいか】言葉で誘導してはいけないと思っています。
当たり前のことかもしれませんけどね。
参考になるご意見、ありがとうございます。
≫意思疏通が取れなくなった場合、殆どがご家族の意向になってしまいますが、ドクター、看護師、介護職員と、当事者のヒストリーからどうするのが一番良いのかを話し合うのも良いかと思います。
そうですね。私もそう思います。
意思疎通が取れる間に確認しておくことも大事ですね。
≫認知症がある場合、私の経験から、無理に延命をするよりも、その人らしくさせてあげて、ご家族と過ごす時間を増やされた方が良いように思えました。
私の経験でも、入院しての延命より出来るだけ苦痛のない今までと同じような生活を選ばれたご家族がおられました。
その選択はとても辛かったことだと思いますし、医療従事者がずっと付いているわけではない介護施設での看取りは不安だったことでしょう。
その方はNT-proBNPが15000超えていたと記憶します。
主治医からは「今月末まで命がもつかどうか…」と、週単位での余命を受けられましたが、結局ターミナル宣告を受けて９か月間頑張って過ごしておられました。
ご家族も交代で泊まられ、少しの量ではありますが食事介助をしていただきました。
その９か月を振り返り、ご家族は
『親孝行のまねごとが出来て良かったです』
と言ってくださいましたね。私たちもその言葉で救われました。
ひみつのアッコちゃんさんが仰った看取りそのままのケースです。
私もいろいろと考えさせられ大きな学びとなりました。
私自身の考えは、ご本人にとって苦痛や不快感がない、もしくはその苦痛を最小限に抑えることが出来る…というものを基盤にして、その上に豊かな生活が築かれていくと思っています。
よく胃ろうは延命のためのツールであるとか、栄養チューブ入れられて生かされている姿に…なんて言葉を耳にします。
以前の私の中にもありました。「ここまでして生かされないといけないのか…？」と。
しかし病院から介護施設へ異動になり、病院とは違った関わり方を見たときに
『あぁそうか、延命処置であるのは事実だけれども、胃瘻自体が人を生かされた姿にするのではないんだな。胃瘻を造設した方にどう関わるか、介護・看護するスタッフによって生かされた姿になるか・豊かな生活へ繋ぐためのツールになるか変わるんだな。』
と考えさせられました。
ただ注意していることは、私自身の死生観がご本人さんの今後に影響を与えてはいけない、ご家族の揺れ動く気持ちを利用するように【どういった最期を迎えて欲しいか】言葉で誘導してはいけないと思っています。
当たり前のことかもしれませんけどね。
珊瑚さん
コメントありがとうございます。
≫本人の意思疎通可能な時に、どのような対応を望むのか、家族含めて事前に確認しておいて、文書にしておく、というのがベター
そうですね。
うちの施設でも看取り確認書というものがあります。
入居時に聴取、看取り段階に入った時に何回か話し合いを行い記録しておきます。
聞いていても、その時になれば揺れ動くのが当然のことですからね。
呼吸が苦しそうな姿をみれば、病院で酸素投与をしてもらえれば楽になるんじゃないかとか(私の施設では今は酸素投与までは行えます)、いろんな状況を迎えてみて「やっぱり病院の方が安心」「薬や点滴で楽になるのでは…」といった気持ちが芽生えてくるのも理解出来ます。
しかし多くの病院では良いとこ取り出来ないのが難点ですね。
【治療目的】でないと受け入れてくれないとか、ゆっくりとした最期の時間を過ごせないとか。。。病院なんだから当たり前ですけど。
そんな中でＧＨとして出来るだけ医療介入の選択肢を幅広く持っていれば、その方そのご家族が望まれる最期の時間をお手伝いできるのではないか…と夢見ることがあるんですよね。
ちょっとトピずれしましたね、失礼しました。
≫経口摂取が難しくなった時に、身内に対して、とにかく生きていて欲しいと願うのか、苦痛を感じて欲しくないと願うのか。
難しいですよね。
生きていて欲しいと願うだろうし、苦痛は避けたいですし。
また苦痛を避ける、というところがどの程度なのかにもよりますかね？
胃瘻・・・本人にとってはその手術というものは大変苦痛なものかもしれません。ただ、２０分程度の時間で局所麻酔で出来るＰＥＧ＜percutaneous endoscopic gastrostomy：経皮内視鏡的胃ろう造設術＞は、摂食障害・嚥下障害などで食べられなくなった方にとって大変便利なものですね。
この時に選択する基準を【苦痛】の有無に絞ってしまうとすごく迷いますよね。
苦痛にも、一時の苦痛と長期間続く苦痛とあり、また何を苦痛に思うかという視点も必要になってきますしね。
何が言いたいのかって、ＰＥＧをする際の一時の苦痛は生きて欲しいと願うことを多少なり叶えてくれます。
もし、食べたくないのに食べさせられていることがあるとしたら、毎食時に感じていた食べることの苦痛からも逃れることが出来るかもしれませんね。
逆に、胃瘻により生きることは可能になったけれども、食事介助に関わっていた時間も短くなり、ただただクレンメで滴下調節されて放っておかれたとするなら…。
長期間の精神的苦痛が生じているかもしれない、なんて想像してみたりします。
【苦痛はないがいい】と私も思います。
考えるときに【苦痛の視点】と【ＱＯＬの視点】を大事にしています。
そして
≫「両方」を望むのが当たり前でしょうが、どちらの気持ちが勝るか...。
と仰るように、どちらを取るかという選択よりそのバランスなんでしょうね。
【ＳＯＬ (Sanctity of Life) 】と【ＱＯＬ（Quality of life）】のバランスみたいな。。。
そこで本人不在にならない考え方をしていきたいと思っていますね。
コメントありがとうございます。
≫本人の意思疎通可能な時に、どのような対応を望むのか、家族含めて事前に確認しておいて、文書にしておく、というのがベター
そうですね。
うちの施設でも看取り確認書というものがあります。
入居時に聴取、看取り段階に入った時に何回か話し合いを行い記録しておきます。
聞いていても、その時になれば揺れ動くのが当然のことですからね。
呼吸が苦しそうな姿をみれば、病院で酸素投与をしてもらえれば楽になるんじゃないかとか(私の施設では今は酸素投与までは行えます)、いろんな状況を迎えてみて「やっぱり病院の方が安心」「薬や点滴で楽になるのでは…」といった気持ちが芽生えてくるのも理解出来ます。
しかし多くの病院では良いとこ取り出来ないのが難点ですね。
【治療目的】でないと受け入れてくれないとか、ゆっくりとした最期の時間を過ごせないとか。。。病院なんだから当たり前ですけど。
そんな中でＧＨとして出来るだけ医療介入の選択肢を幅広く持っていれば、その方そのご家族が望まれる最期の時間をお手伝いできるのではないか…と夢見ることがあるんですよね。
ちょっとトピずれしましたね、失礼しました。
≫経口摂取が難しくなった時に、身内に対して、とにかく生きていて欲しいと願うのか、苦痛を感じて欲しくないと願うのか。
難しいですよね。
生きていて欲しいと願うだろうし、苦痛は避けたいですし。
また苦痛を避ける、というところがどの程度なのかにもよりますかね？
胃瘻・・・本人にとってはその手術というものは大変苦痛なものかもしれません。ただ、２０分程度の時間で局所麻酔で出来るＰＥＧ＜percutaneous endoscopic gastrostomy：経皮内視鏡的胃ろう造設術＞は、摂食障害・嚥下障害などで食べられなくなった方にとって大変便利なものですね。
この時に選択する基準を【苦痛】の有無に絞ってしまうとすごく迷いますよね。
苦痛にも、一時の苦痛と長期間続く苦痛とあり、また何を苦痛に思うかという視点も必要になってきますしね。
何が言いたいのかって、ＰＥＧをする際の一時の苦痛は生きて欲しいと願うことを多少なり叶えてくれます。
もし、食べたくないのに食べさせられていることがあるとしたら、毎食時に感じていた食べることの苦痛からも逃れることが出来るかもしれませんね。
逆に、胃瘻により生きることは可能になったけれども、食事介助に関わっていた時間も短くなり、ただただクレンメで滴下調節されて放っておかれたとするなら…。
長期間の精神的苦痛が生じているかもしれない、なんて想像してみたりします。
【苦痛はないがいい】と私も思います。
考えるときに【苦痛の視点】と【ＱＯＬの視点】を大事にしています。
そして
≫「両方」を望むのが当たり前でしょうが、どちらの気持ちが勝るか...。
と仰るように、どちらを取るかという選択よりそのバランスなんでしょうね。
【ＳＯＬ (Sanctity of Life) 】と【ＱＯＬ（Quality of life）】のバランスみたいな。。。
そこで本人不在にならない考え方をしていきたいと思っていますね。
返信が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
セバスちゃん
＞９
≫対応をあれこれ試行錯誤してみたら食べるようになることもあるんで・・・
横レスすみません。
実際そういう例って少なくないですよね。
あれこれ試行錯誤しながら関わっていったら、少しずつご自分のペースで食べられるようになったこと…。
あれ、ハンガーストライキだったのかなーなんて思うこともあります。
また、食べられなくなったことが諦めなどからくる【拒食】なのか、認知症の進行による【失認・失行】なのかを見極める必要がありますし、時に身体症状を(口腔内の異常も含め)言語的に訴えることが出来ないなどの【食べたいけど食べられない】状況なども合わせて考えないといけないなと思いますね。
コメントありがとうございました。
セバスちゃん
＞９
≫対応をあれこれ試行錯誤してみたら食べるようになることもあるんで・・・
横レスすみません。
実際そういう例って少なくないですよね。
あれこれ試行錯誤しながら関わっていったら、少しずつご自分のペースで食べられるようになったこと…。
あれ、ハンガーストライキだったのかなーなんて思うこともあります。
また、食べられなくなったことが諦めなどからくる【拒食】なのか、認知症の進行による【失認・失行】なのかを見極める必要がありますし、時に身体症状を(口腔内の異常も含め)言語的に訴えることが出来ないなどの【食べたいけど食べられない】状況なども合わせて考えないといけないなと思いますね。
コメントありがとうございました。
きみさん
大変参考になるご意見、ありがとうございました。
返信が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
≫何年か後に、新たに発病したり、ADLも家族環境も変わったり、医学的に常識が変わったりした時に、同意書通りに処理されて、
それって、本当に｢本人と家族の意向を汲んだ｣と云えるのか…
いえないでしょうね。
と、私は思います。
看取り段階になった時に確認書を交わしますが、その時に必ず申し上げることは
「現時点でこのような内容で希望されているとしても、これが最終決定でなくても構いません。状況は変わっていきます。その状況を見てご家族のお気持ちが揺らぐこと迷うことは当たり前にあると思っています。迷われた時・揺れるときはどうぞ仰ってください。私たちも一緒に考えます。」
状況(見た目含めて)が少しずつ変わっていくので、ご家族の気持ちが揺れ動くことは当たり前にあると思います。そういった考えの元、出来る限り気持ちを出せる機会や確認していく機会を多く持つようにしています。
施設ですので医療介入には限界があります。
人工呼吸器もそのひとつで、今のところ希望されれば「病院へ…」という運びになります。ですから急変で救急車にて病院搬入でない限り、【どこまで医療介入を望むか】といった大まかなことは、ある程度時間をかけて考えてもらうことは出来ているかと思っています。
とは言っても、人工呼吸器を望むか否かくらいのものですけどね。
病院ではそういった時間を取るのは難しいんでしょうね。
延命や治療を望まないのであれば退院を迫られるかもしれない状況の中で、ご家族は素早く判断しなければいけないでしょうし、大切な家族に長く生きて欲しいと思うのは理解できますし私もそう思うでしょう。
長く生きて欲しい…けれども、それに伴って苦痛が生じるかもしれないことは、長く生きて欲しいと思った後に出来る発想ですね。
長く生きて欲しい…けれども苦痛が生じるかもしれない…ならばどうするか。
そこに葛藤が生まれますし、難しいなと感じます。
≫｢人の命は限りがある｣ということと併せて、小中学校からでも段階を追って、学校教育にも取り入れるべきじゃないかとすら思います。
私も同感です。
昔はおじいちゃんおばあちゃんと暮らし、家庭の中に看取りがあり、今よりもっと身近に【死】があったのかなと想像します。
核家族で終末期の実際を目にすることがなく育った私は、病院で働くようになり実際の死に当たるまでよく解っていませんでしたし、恐怖が一番でしたね。
学校でも家庭でも【死生観】についてみんなで考えないといけないと思っています。
コメントありがとうございました。
大変参考になるご意見、ありがとうございました。
返信が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
≫何年か後に、新たに発病したり、ADLも家族環境も変わったり、医学的に常識が変わったりした時に、同意書通りに処理されて、
それって、本当に｢本人と家族の意向を汲んだ｣と云えるのか…
いえないでしょうね。
と、私は思います。
看取り段階になった時に確認書を交わしますが、その時に必ず申し上げることは
「現時点でこのような内容で希望されているとしても、これが最終決定でなくても構いません。状況は変わっていきます。その状況を見てご家族のお気持ちが揺らぐこと迷うことは当たり前にあると思っています。迷われた時・揺れるときはどうぞ仰ってください。私たちも一緒に考えます。」
状況(見た目含めて)が少しずつ変わっていくので、ご家族の気持ちが揺れ動くことは当たり前にあると思います。そういった考えの元、出来る限り気持ちを出せる機会や確認していく機会を多く持つようにしています。
施設ですので医療介入には限界があります。
人工呼吸器もそのひとつで、今のところ希望されれば「病院へ…」という運びになります。ですから急変で救急車にて病院搬入でない限り、【どこまで医療介入を望むか】といった大まかなことは、ある程度時間をかけて考えてもらうことは出来ているかと思っています。
とは言っても、人工呼吸器を望むか否かくらいのものですけどね。
病院ではそういった時間を取るのは難しいんでしょうね。
延命や治療を望まないのであれば退院を迫られるかもしれない状況の中で、ご家族は素早く判断しなければいけないでしょうし、大切な家族に長く生きて欲しいと思うのは理解できますし私もそう思うでしょう。
長く生きて欲しい…けれども、それに伴って苦痛が生じるかもしれないことは、長く生きて欲しいと思った後に出来る発想ですね。
長く生きて欲しい…けれども苦痛が生じるかもしれない…ならばどうするか。
そこに葛藤が生まれますし、難しいなと感じます。
≫｢人の命は限りがある｣ということと併せて、小中学校からでも段階を追って、学校教育にも取り入れるべきじゃないかとすら思います。
私も同感です。
昔はおじいちゃんおばあちゃんと暮らし、家庭の中に看取りがあり、今よりもっと身近に【死】があったのかなと想像します。
核家族で終末期の実際を目にすることがなく育った私は、病院で働くようになり実際の死に当たるまでよく解っていませんでしたし、恐怖が一番でしたね。
学校でも家庭でも【死生観】についてみんなで考えないといけないと思っています。
コメントありがとうございました。
こうゆうトピックを作る時点で ああちゃんと考えている人だなぁと思ったけど
一部疑問があったので突っ込まさせて頂きます。
>>15 私の経験でも、入院しての延命より出来るだけ苦痛のない今までと同じような生活を選ばれたご家族がおられました。
その選択はとても「辛かったことだと思います」し、医療従事者がずっと付いているわけではない介護施設での看取りは「不安だったことでしょう。」
これはちょっとした医療者の驕りじゃないですかね
医療従事者がついていないと不安になるか不安ではないかは 本人が決めることであって
外野が口をだすことじゃないよね
死ぬような年になって「側に医療従事者がついてないといけない」って考えが
間違ってるんじゃないってことを>>0で書いてありますよね
入院して延命することを是としてる時点で
あなたが貼った>>０と 矛盾していると思うのですが それについてどう思いますか？
一部疑問があったので突っ込まさせて頂きます。
>>15 私の経験でも、入院しての延命より出来るだけ苦痛のない今までと同じような生活を選ばれたご家族がおられました。
その選択はとても「辛かったことだと思います」し、医療従事者がずっと付いているわけではない介護施設での看取りは「不安だったことでしょう。」
これはちょっとした医療者の驕りじゃないですかね
医療従事者がついていないと不安になるか不安ではないかは 本人が決めることであって
外野が口をだすことじゃないよね
死ぬような年になって「側に医療従事者がついてないといけない」って考えが
間違ってるんじゃないってことを>>0で書いてありますよね
入院して延命することを是としてる時点で
あなたが貼った>>０と 矛盾していると思うのですが それについてどう思いますか？
syakaさん
コメントありがとうございます。
このトピックを作った時にはどんな反応があるか緊張していたんですが、思っていたよりあまり書き込みが伸びず、自分の長々とした書き方が悪かったのか、また認知症や終末期医療・介護に関心がない方が多いのかな…とちょっとがっかりしていました。
ご指摘、感謝します。
＞20：これはちょっとした医療者の驕りじゃないですかね
そうかもしれないですね。
私自身、施設での看取りでは介護職員の心強さになりたいと思っています。その時点で傲慢な考えかもしれないですね。でも直接関わっている介護職員が怖がらずにケア出来るための支えになりたいと思っています。
≫15に関して
私の言葉足らずでしたが、入院しての延命より…という選択になる前から、このご家族は【医療】を求めておられました。何かあれば受診・検査・薬。
おばあちゃんに長く生きて欲しい、元気でいて欲しいと強く望まれていました。
入院の経験もおありです。
医師からそう長くはない、と告げられた時に即答できる選択ではありませんよね。ご家族は職員に相談しながら悩まれました。
【入院しての延命】か【このまま施設】か。。。
長く生きて欲しいという思いを持ちつつ、今まで求めていた医療を捨てて(実際捨てるわけではないんですが)、何かあってもすぐに対応できる場所ではないところで最期まで過ごすことを選ぶことは、大変辛いという話をご家族が泣きながら話されたことがあります。
さすがに「不安です」は言われませんでしたよ。
「不安だったことでしょう」というのは、
こういう場合はどう対応するのか、おばあちゃんの顔色がこうだけど大丈夫か、どれだけ食べられてるか？他に栄養法はないだろうか、鼻からチューブを入れたほうがいいだろうか…。
いろんな不安や疑問をぶつけられました。
ご家族の話を聞いたり、またご家族の様子から≫15：その選択はとても「辛かったことだと思います」し、医療従事者がずっと付いているわけではない介護施設での看取りは「不安だったことでしょう。」
という書き込みになりました。
言葉足らずで申し訳ありません。
≫入院して延命することを是としてる時点で
私の考えは矛盾しているかもしれません。
なぜなら迷いがあって答えを出せていないからです。
入院して延命することを是・・・というか、ご本人が望まれれば【あり】だと考えています。
ただ個人的には、終末期、最期に近づけば近づくほど医療の手は不要になると考えています。
どちらが【是】かと答えを出すことは難しいですね。
グレーゾーンがあってもいいのかもしれませんし・・・。
う〜ん。難しいですね。
それこそ、本人が決めることであって外野が口をだすことじゃないのかもしれませんね。
それでも私が考えを深めたいと思っているのは、病院であれ施設であれ、終末期の関わりで【本人】を中心として考えたケアを行うってどういうことかなという点ですね。
コメントありがとうございます。
このトピックを作った時にはどんな反応があるか緊張していたんですが、思っていたよりあまり書き込みが伸びず、自分の長々とした書き方が悪かったのか、また認知症や終末期医療・介護に関心がない方が多いのかな…とちょっとがっかりしていました。
ご指摘、感謝します。
＞20：これはちょっとした医療者の驕りじゃないですかね
そうかもしれないですね。
私自身、施設での看取りでは介護職員の心強さになりたいと思っています。その時点で傲慢な考えかもしれないですね。でも直接関わっている介護職員が怖がらずにケア出来るための支えになりたいと思っています。
≫15に関して
私の言葉足らずでしたが、入院しての延命より…という選択になる前から、このご家族は【医療】を求めておられました。何かあれば受診・検査・薬。
おばあちゃんに長く生きて欲しい、元気でいて欲しいと強く望まれていました。
入院の経験もおありです。
医師からそう長くはない、と告げられた時に即答できる選択ではありませんよね。ご家族は職員に相談しながら悩まれました。
【入院しての延命】か【このまま施設】か。。。
長く生きて欲しいという思いを持ちつつ、今まで求めていた医療を捨てて(実際捨てるわけではないんですが)、何かあってもすぐに対応できる場所ではないところで最期まで過ごすことを選ぶことは、大変辛いという話をご家族が泣きながら話されたことがあります。
さすがに「不安です」は言われませんでしたよ。
「不安だったことでしょう」というのは、
こういう場合はどう対応するのか、おばあちゃんの顔色がこうだけど大丈夫か、どれだけ食べられてるか？他に栄養法はないだろうか、鼻からチューブを入れたほうがいいだろうか…。
いろんな不安や疑問をぶつけられました。
ご家族の話を聞いたり、またご家族の様子から≫15：その選択はとても「辛かったことだと思います」し、医療従事者がずっと付いているわけではない介護施設での看取りは「不安だったことでしょう。」
という書き込みになりました。
言葉足らずで申し訳ありません。
≫入院して延命することを是としてる時点で
私の考えは矛盾しているかもしれません。
なぜなら迷いがあって答えを出せていないからです。
入院して延命することを是・・・というか、ご本人が望まれれば【あり】だと考えています。
ただ個人的には、終末期、最期に近づけば近づくほど医療の手は不要になると考えています。
どちらが【是】かと答えを出すことは難しいですね。
グレーゾーンがあってもいいのかもしれませんし・・・。
う〜ん。難しいですね。
それこそ、本人が決めることであって外野が口をだすことじゃないのかもしれませんね。
それでも私が考えを深めたいと思っているのは、病院であれ施設であれ、終末期の関わりで【本人】を中心として考えたケアを行うってどういうことかなという点ですね。
その支えとやらが患者の為にならんてことを
>>０ に書いてあると思うんやけど
とりあえず病院のサービス業と年寄りのサービスに
若者や国にツケを押しつける後期高齢者医療制度がそもそもおかしいと思いませんかね
本人が一生病院の世話になりたいという奇特な人間が一生病院の世話になるのは
患者の自由だが 負担割合１割だけで あとは第三者に肩代わりさせるなんて異常という他にない。
迷いがあるのはまだ良い傾向だけどそれでも医的介入賛成派ですよね
病院の経営者に逆らってまで自宅による看取りを広めようものなら下手したらクビになりかねん
結局の所自分の職業を否定できないでいるし医的介入をするという意思が見えるから
>>0意見に反対してるようにしか見えない
>>０ に書いてあると思うんやけど
とりあえず病院のサービス業と年寄りのサービスに
若者や国にツケを押しつける後期高齢者医療制度がそもそもおかしいと思いませんかね
本人が一生病院の世話になりたいという奇特な人間が一生病院の世話になるのは
患者の自由だが 負担割合１割だけで あとは第三者に肩代わりさせるなんて異常という他にない。
迷いがあるのはまだ良い傾向だけどそれでも医的介入賛成派ですよね
病院の経営者に逆らってまで自宅による看取りを広めようものなら下手したらクビになりかねん
結局の所自分の職業を否定できないでいるし医的介入をするという意思が見えるから
>>0意見に反対してるようにしか見えない
syakaさん
≫その支えとやらが患者の為にならんてことを
>>０ に書いてあると思うんやけど
私、なんだか後付けで言い訳してるみたいで見苦しいんですけれども、毎度言葉足らずですみませんね。
施設において、私が言いたいところの【支え】というのは、例えば点滴が出来るとか医療行為が出来るということに限った事ではありません。
そもそも施設(ＧＨ)では、私のような配置されたナースは点滴などの注射は出来ないことになっています。
配置ナースが針を刺せば、手技料も薬材料も医療保険の費用算定が出来なくなるんですよね。
ですから、点滴が必要な場合(週３回以上必要と判断された場合)は訪問看護を使います。
では【支え】とは何を指しているのか。
これを明確に書いていなかったので解りづらかったですね、失礼しました。
終末期…、もう死期は近いという頃になると、次第に意識がぼんやりされてきますね。血圧が下がったり、顔色が悪くなってきたり、例えば下血されたり。
そういった状況の中で、介護職員たちはひとりで夜勤をしなければなりません。
パルスオキシメーターはあります。
ただ、測ったところでどの程度なら大丈夫かとか対応が必要とか判断が出来ませんから、介護職員の中には数値の低さに驚いて「大丈夫かな」とか「このまま私がみていていいのかな」といった不安にかられるんですよね。
そういう時に誰かと繋がっている、話を聞いてもらえるだけでも、ある程度の支えになれるのではないかと、驕りかもしれませんが、私はそう思っています。
新人職員は特に、血圧が９０以下になるだけでも蒼くなりますからね。
具体的アドバイスだけではなく、今の状況を誰かに知っていてもらいたい、という気持ちの部分ですね。
夜中のメールで状態報告とか届いてましたから。
オイオイ・・・。と、げんなりする時もありましたけどね。
≫迷いがあるのはまだ良い傾向だけどそれでも医的介入賛成派ですよね
医療介入賛成派、というのは認知症を患っておられる方の終末期に関してで宜しかったですか？
それであれば、賛成とは言えない立場です。
しかし、全てを否定もしていない、ズルイ立ち位置におります(笑)
ん〜、というか、迷っているのでズバリこっちです！とも言えないんですよね。
どちらかと言えば、医療介入否定派なのかな、、、と思っています。
≫病院のサービス業と年寄りのサービス
大変参考になるご意見ですが、申し訳ありません。。。
そのことに関して、私自身の考えはお答えするまでに達しておりません。
ｽﾞﾊﾞﾘ、勉強不足です、恥ずかしい。
私にはその件に関しての意見交換が出来ないと思いますので、トピックにありますように【認知症】【終末期医療・介護のあり方】でコメントいただけますと有難く存じます。
≫その支えとやらが患者の為にならんてことを
>>０ に書いてあると思うんやけど
私、なんだか後付けで言い訳してるみたいで見苦しいんですけれども、毎度言葉足らずですみませんね。
施設において、私が言いたいところの【支え】というのは、例えば点滴が出来るとか医療行為が出来るということに限った事ではありません。
そもそも施設(ＧＨ)では、私のような配置されたナースは点滴などの注射は出来ないことになっています。
配置ナースが針を刺せば、手技料も薬材料も医療保険の費用算定が出来なくなるんですよね。
ですから、点滴が必要な場合(週３回以上必要と判断された場合)は訪問看護を使います。
では【支え】とは何を指しているのか。
これを明確に書いていなかったので解りづらかったですね、失礼しました。
終末期…、もう死期は近いという頃になると、次第に意識がぼんやりされてきますね。血圧が下がったり、顔色が悪くなってきたり、例えば下血されたり。
そういった状況の中で、介護職員たちはひとりで夜勤をしなければなりません。
パルスオキシメーターはあります。
ただ、測ったところでどの程度なら大丈夫かとか対応が必要とか判断が出来ませんから、介護職員の中には数値の低さに驚いて「大丈夫かな」とか「このまま私がみていていいのかな」といった不安にかられるんですよね。
そういう時に誰かと繋がっている、話を聞いてもらえるだけでも、ある程度の支えになれるのではないかと、驕りかもしれませんが、私はそう思っています。
新人職員は特に、血圧が９０以下になるだけでも蒼くなりますからね。
具体的アドバイスだけではなく、今の状況を誰かに知っていてもらいたい、という気持ちの部分ですね。
夜中のメールで状態報告とか届いてましたから。
オイオイ・・・。と、げんなりする時もありましたけどね。
≫迷いがあるのはまだ良い傾向だけどそれでも医的介入賛成派ですよね
医療介入賛成派、というのは認知症を患っておられる方の終末期に関してで宜しかったですか？
それであれば、賛成とは言えない立場です。
しかし、全てを否定もしていない、ズルイ立ち位置におります(笑)
ん〜、というか、迷っているのでズバリこっちです！とも言えないんですよね。
どちらかと言えば、医療介入否定派なのかな、、、と思っています。
≫病院のサービス業と年寄りのサービス
大変参考になるご意見ですが、申し訳ありません。。。
そのことに関して、私自身の考えはお答えするまでに達しておりません。
ｽﾞﾊﾞﾘ、勉強不足です、恥ずかしい。
私にはその件に関しての意見交換が出来ないと思いますので、トピックにありますように【認知症】【終末期医療・介護のあり方】でコメントいただけますと有難く存じます。
珊瑚さん
(癶_癶)ありがとうございます。
>23：結局の所自分の職業を否定できないでいるし医的介入をするという意思が見えるから
に関して、私も最初は「何故私の職業を否定しなくてはいけないんだろう？」と、頭の中がハテナ？だらけになりました。
ただ、ちょっと考えてみました。
自分の職業を否定することと 、このトピックで挙げた事を繋いで考えた時、私が書いた【支え】が、もしかすると医療行為=点滴をすることなどによって与える安心感=【支え】と思われたのではないか。
医療行為出来る職業の自分がいること、支えになりたいと思うこと(=自分が要ると思っていること)、終末期への関わりにおいて医療介入は必要ないのではと思っていることとの矛盾を仰りたかったのかな、と考えるに至りました。
そういった私の勝手な理解から、私は28に返信した次第です。
私の間違った理解かもしれませんが…。
珊瑚さん、ありがとう。
(癶_癶)ありがとうございます。
>23：結局の所自分の職業を否定できないでいるし医的介入をするという意思が見えるから
に関して、私も最初は「何故私の職業を否定しなくてはいけないんだろう？」と、頭の中がハテナ？だらけになりました。
ただ、ちょっと考えてみました。
自分の職業を否定することと 、このトピックで挙げた事を繋いで考えた時、私が書いた【支え】が、もしかすると医療行為=点滴をすることなどによって与える安心感=【支え】と思われたのではないか。
医療行為出来る職業の自分がいること、支えになりたいと思うこと(=自分が要ると思っていること)、終末期への関わりにおいて医療介入は必要ないのではと思っていることとの矛盾を仰りたかったのかな、と考えるに至りました。
そういった私の勝手な理解から、私は28に返信した次第です。
私の間違った理解かもしれませんが…。
珊瑚さん、ありがとう。
＞31
そうですね。直接的にはそうなりますよね。
でも一番の根っこ、というか核となる大事な部分は【患者さん・入居者さんのために】というところです。
介護している者(ご家族・介護職員も含め)の手助け、という表現が適切かどうかわかりませんが、直接的に入居者さんと関わっている職員の支えになることで、回りまわって【入居者さんのため】になる。私の目標が介護職員によって達成される部分は大きいと思っています。
現在、私はＧＨの他にも受け持っている施設があり、直接関わりに入りたくても時間的に難しいんですよね。ひとつのユニットに１日中入る時間がありません。
それでも時間を作って出来るだけ現場に入りたいと思っていますし、時間を空けて入浴介助や食事介助や清潔面でのケアに入ることはあります。でもやっぱり単発的にしか関われません。
病院から施設に異動になってすぐは、直接的に自分が入居者さんをケアしたい、自分の達成目標である【入居者さんのために】を自分自身でクリアしたいと思っていました。
でも難しいんですよね。なにより介護職員と衝突することもあり、お互いが【入居者さんのために】を思っているのにうまくいきませんでした。
自分のやり方を変えてみたところ、なんとなくうまく回り出したような気がします。
マンパワー：プラス１
よりも、介護職員の気持ちを聞いたり話し合ったりという、気持ちの上で多少なり【支え】になることの方が(私の場合は)うまく目標を達成できるなと実感しています。
私の身体はひとつですからね。でも聞くことは話すことは電話でも出来ますし。
しかしそこで最初に巻き戻ると・・・。
私は介護職員やご家族の支えになりたいと思っているけれども、そのもっと中心部分には【入居者さんのため】という目標がある、ここで葛藤がうまれてくるんですね。
多分sayakaさんも疑問に思われているところかもしれませんが、入居者さんのためと言いながら、介護職員やご家族の支えになるということは、介護する側が医療介入を望んでいる場合とご本人の意思が一致しているかどうか。。。一致しているとは言えない場合が多いかもしれませんね。
どちらを優先させるべきか…、もちろん何においても【本人主体】ということは当たり前に言われていることですけれども、実際どうなのか。
【思いあがり】というご意見もいただきましたよね。
ここが大変難しいところです。
そうですね。直接的にはそうなりますよね。
でも一番の根っこ、というか核となる大事な部分は【患者さん・入居者さんのために】というところです。
介護している者(ご家族・介護職員も含め)の手助け、という表現が適切かどうかわかりませんが、直接的に入居者さんと関わっている職員の支えになることで、回りまわって【入居者さんのため】になる。私の目標が介護職員によって達成される部分は大きいと思っています。
現在、私はＧＨの他にも受け持っている施設があり、直接関わりに入りたくても時間的に難しいんですよね。ひとつのユニットに１日中入る時間がありません。
それでも時間を作って出来るだけ現場に入りたいと思っていますし、時間を空けて入浴介助や食事介助や清潔面でのケアに入ることはあります。でもやっぱり単発的にしか関われません。
病院から施設に異動になってすぐは、直接的に自分が入居者さんをケアしたい、自分の達成目標である【入居者さんのために】を自分自身でクリアしたいと思っていました。
でも難しいんですよね。なにより介護職員と衝突することもあり、お互いが【入居者さんのために】を思っているのにうまくいきませんでした。
自分のやり方を変えてみたところ、なんとなくうまく回り出したような気がします。
マンパワー：プラス１
よりも、介護職員の気持ちを聞いたり話し合ったりという、気持ちの上で多少なり【支え】になることの方が(私の場合は)うまく目標を達成できるなと実感しています。
私の身体はひとつですからね。でも聞くことは話すことは電話でも出来ますし。
しかしそこで最初に巻き戻ると・・・。
私は介護職員やご家族の支えになりたいと思っているけれども、そのもっと中心部分には【入居者さんのため】という目標がある、ここで葛藤がうまれてくるんですね。
多分sayakaさんも疑問に思われているところかもしれませんが、入居者さんのためと言いながら、介護職員やご家族の支えになるということは、介護する側が医療介入を望んでいる場合とご本人の意思が一致しているかどうか。。。一致しているとは言えない場合が多いかもしれませんね。
どちらを優先させるべきか…、もちろん何においても【本人主体】ということは当たり前に言われていることですけれども、実際どうなのか。
【思いあがり】というご意見もいただきましたよね。
ここが大変難しいところです。
…あの…
コメント> 022をきちんと読んで頂ければ…
｢思い上がり｣かもしれない、と書いたのは、
家族や介護職員が｢本人に代わって｣下す判断もひょっとして…という意味では、
医療者の｢傲り｣と五十歩百歩の場合も有りうる、という意味なんですが…
確かに、要介護状態になる前の本人の性格や死生感については家族が理解していることが本人の真意に近い、
と考えることが普通でしょうが、
私自身、父と話していていまだに｢お父さんって、そんなこと考えてたんだ…｣ということもままありますし、
生き死にに関して、等、夫婦・親子だから言えないってこともあるでしょう。
認知症者については、以前の(自己抑制の掛かった)姿を知っていることが、
却って今のありのままのその人を見失わせる危険もあると思います。
｢自己抑制の掛かった｣のがその人の本来の姿なのか、
｢抑制の外れた｣のが本来なのか、
という話になると、哲学的または文学的なテーマになっちゃいますが、
過去はとにかく、｢今、ありのままの姿｣に寄り添う、という意味では、
特に入所から長く、家族の介入が薄い方の場合は、日常接する時間の長い介護職員の判断は、専門職としてだけでなく、｢家族｣的な視点としても重要だと思います。
…でも、どんなに疎遠でも、最終的には親族・姻族の判断に委ねられるのですよね…
コメント> 022をきちんと読んで頂ければ…
｢思い上がり｣かもしれない、と書いたのは、
家族や介護職員が｢本人に代わって｣下す判断もひょっとして…という意味では、
医療者の｢傲り｣と五十歩百歩の場合も有りうる、という意味なんですが…
確かに、要介護状態になる前の本人の性格や死生感については家族が理解していることが本人の真意に近い、
と考えることが普通でしょうが、
私自身、父と話していていまだに｢お父さんって、そんなこと考えてたんだ…｣ということもままありますし、
生き死にに関して、等、夫婦・親子だから言えないってこともあるでしょう。
認知症者については、以前の(自己抑制の掛かった)姿を知っていることが、
却って今のありのままのその人を見失わせる危険もあると思います。
｢自己抑制の掛かった｣のがその人の本来の姿なのか、
｢抑制の外れた｣のが本来なのか、
という話になると、哲学的または文学的なテーマになっちゃいますが、
過去はとにかく、｢今、ありのままの姿｣に寄り添う、という意味では、
特に入所から長く、家族の介入が薄い方の場合は、日常接する時間の長い介護職員の判断は、専門職としてだけでなく、｢家族｣的な視点としても重要だと思います。
…でも、どんなに疎遠でも、最終的には親族・姻族の判断に委ねられるのですよね…
きみさん
（きみさん様とお呼びした方が良かったでしょうか、さん付けしてないことに今更気付きました、大変失礼いたしました）
Σアラッ！！
いや、多分…＞22はちゃんと理解していたつもりでしたｗ
＞32に中途半端に出したのがいけなかったですかね
すみません。(9時から仕事なのに8時40分まで書き込みしてましたから焦っちゃってｗ)
＞33
そうですね。
私も父や母、妹のことを理解しているようで、よく解ってませんものね。
≫認知症者については、以前の(自己抑制の掛かった)姿を知っていることが、
却って今のありのままのその人を見失わせる危険もあると思います。
なるほどですね。
とても参考になるご意見です。大切なことですね。
｢自己抑制の掛かった｣のがその人の本来の姿なのか、
｢抑制の外れた｣のが本来なのか、
・・・深いですね。
ちょっと話が逸れますが、
そういえば、以前職員と話したことがあります。
【自分らしさ】って何だろうねと。
私らしさ、というものを私自身が考えた時と、他人から見た【龍琥mamaらしさ】は、私が思っているものと違っていたりしますよね。
私は周りからしっかり者だとか強いとかｗ言われますけど、実際は全然しっかりしてないし、優柔不断ですし、強いどころか弱くて泣き虫で叩かれると直ぐ萎えてしまうんですよね。
そういうふうに気付けた時、「あの人らしい」って自分が思ったことと、本当のあの人の【らしさ】ってどれくらい一致してるのかな〜とかですね、考えたりしますね。
って、余談でした、すみません。
話を戻しまして・・・
≫日常接する時間の長い介護職員の判断は、専門職としてだけでなく、｢家族｣的な視点としても重要だと思います。
私もそのように思います。
ただですね、時間長く関わっているため「家族的な視点」が、視点でなくて【感情・心境】そのものが「家族的」になっていくことも多いのではないかと思うんですね。
それは良い方に向けば、その方に対して家族的な優しいケアに結び付くでしょう。しかしそういった中で気をつけないといけないと感じるのは、あまりに大事な存在になってしまい、自分たちの心がその方に対して「生き続けて欲しい」もしくは「何かしてあげたい」欲求が過剰になり過ぎてないかという点です。
入居者なんてどうでもいい、というより断然いいですよね。
そういったものは論外ですけど。
「何かしてあげたい」ことを思う気持ちは大事なことではありますが、その何かをすることで「誰のためにどうなったか」をきちんと考えて自分を見つめないといけないと思っています。
うまいこと説明できませんで申しわけないですけど。。。
＞０にあります、末梢からの点滴についてなんてのはその例だと思っています。
飲めない・食べられない状況の中で心配になってしまうのは当たり前の気持ちかもしれません。
ただ、点滴を求めることが本当にその方にとって有益なのか…と考えた時、点滴を行うことでその方に何かしてさしあげた気持ちになり安心する＝介護する側の心理的負担の軽減が一番になってはいないだろうか、と。
点滴１本打って元気になればいいですよね。
でもターミナルと言われる状況の中、点滴して元気になれる状態にあるのかどうか・・・。
血管が脆くなり、漏れやすくすぐに腫れてくる。何度も刺し直しされる状態の中、その方にとって「それでも今、点滴が必要」なんだろうかと思い悩む場面があります。
ご家族または職員の心の痛みに対して、点滴をすることで心理的負担の軽減が図れるのであれば、それはひとつの方法として考えなければならないと思っています。しかしご家族が受容されるまでの時間、ご本人の意思とは違うところで点滴をされ続けることに何とも言えない気持ちがあります。ご本人にとって有益であればいいんですけどね。
また、例えば医学的に点滴する意味はあまりありませんと断言し、点滴をしない方向でご家族の意思や判断を突っぱねてしまえば、今度はご家族との信頼関係という点で難しくなる場面も出てきそうだなと思ってしまいます。
今のところ、徐々にご本人さんの状況を理解し、受容されるのを待つしかないのかなと・・・。
（きみさん様とお呼びした方が良かったでしょうか、さん付けしてないことに今更気付きました、大変失礼いたしました）
Σアラッ！！
いや、多分…＞22はちゃんと理解していたつもりでしたｗ
＞32に中途半端に出したのがいけなかったですかね
すみません。(9時から仕事なのに8時40分まで書き込みしてましたから焦っちゃってｗ)
＞33
そうですね。
私も父や母、妹のことを理解しているようで、よく解ってませんものね。
≫認知症者については、以前の(自己抑制の掛かった)姿を知っていることが、
却って今のありのままのその人を見失わせる危険もあると思います。
なるほどですね。
とても参考になるご意見です。大切なことですね。
｢自己抑制の掛かった｣のがその人の本来の姿なのか、
｢抑制の外れた｣のが本来なのか、
・・・深いですね。
ちょっと話が逸れますが、
そういえば、以前職員と話したことがあります。
【自分らしさ】って何だろうねと。
私らしさ、というものを私自身が考えた時と、他人から見た【龍琥mamaらしさ】は、私が思っているものと違っていたりしますよね。
私は周りからしっかり者だとか強いとかｗ言われますけど、実際は全然しっかりしてないし、優柔不断ですし、強いどころか弱くて泣き虫で叩かれると直ぐ萎えてしまうんですよね。
そういうふうに気付けた時、「あの人らしい」って自分が思ったことと、本当のあの人の【らしさ】ってどれくらい一致してるのかな〜とかですね、考えたりしますね。
って、余談でした、すみません。
話を戻しまして・・・
≫日常接する時間の長い介護職員の判断は、専門職としてだけでなく、｢家族｣的な視点としても重要だと思います。
私もそのように思います。
ただですね、時間長く関わっているため「家族的な視点」が、視点でなくて【感情・心境】そのものが「家族的」になっていくことも多いのではないかと思うんですね。
それは良い方に向けば、その方に対して家族的な優しいケアに結び付くでしょう。しかしそういった中で気をつけないといけないと感じるのは、あまりに大事な存在になってしまい、自分たちの心がその方に対して「生き続けて欲しい」もしくは「何かしてあげたい」欲求が過剰になり過ぎてないかという点です。
入居者なんてどうでもいい、というより断然いいですよね。
そういったものは論外ですけど。
「何かしてあげたい」ことを思う気持ちは大事なことではありますが、その何かをすることで「誰のためにどうなったか」をきちんと考えて自分を見つめないといけないと思っています。
うまいこと説明できませんで申しわけないですけど。。。
＞０にあります、末梢からの点滴についてなんてのはその例だと思っています。
飲めない・食べられない状況の中で心配になってしまうのは当たり前の気持ちかもしれません。
ただ、点滴を求めることが本当にその方にとって有益なのか…と考えた時、点滴を行うことでその方に何かしてさしあげた気持ちになり安心する＝介護する側の心理的負担の軽減が一番になってはいないだろうか、と。
点滴１本打って元気になればいいですよね。
でもターミナルと言われる状況の中、点滴して元気になれる状態にあるのかどうか・・・。
血管が脆くなり、漏れやすくすぐに腫れてくる。何度も刺し直しされる状態の中、その方にとって「それでも今、点滴が必要」なんだろうかと思い悩む場面があります。
ご家族または職員の心の痛みに対して、点滴をすることで心理的負担の軽減が図れるのであれば、それはひとつの方法として考えなければならないと思っています。しかしご家族が受容されるまでの時間、ご本人の意思とは違うところで点滴をされ続けることに何とも言えない気持ちがあります。ご本人にとって有益であればいいんですけどね。
また、例えば医学的に点滴する意味はあまりありませんと断言し、点滴をしない方向でご家族の意思や判断を突っぱねてしまえば、今度はご家族との信頼関係という点で難しくなる場面も出てきそうだなと思ってしまいます。
今のところ、徐々にご本人さんの状況を理解し、受容されるのを待つしかないのかなと・・・。
父（59歳）の、点滴を外すかどうか悩んでいます。
血管型認知症、糖尿病です。
3月3日には一緒に歩いて、駅前の喫茶店で、コーヒーとトーストを食べられました。言葉は少ないですが会話もできました。
3月7日、左マヒを起こし食事が取れないようだと連絡があり、脳梗塞の治療のため、全身拘束で点滴治療を１週間しました。その間、ベッドに張り付けで絶食です。
脳梗塞による嚥下障害が残り、
3月14日の面会時には
スプーンを口へ持っていっても、手を振って、拒否するか、口を開きませんでした。
話すこともしませんでした。
現在父は、左マヒなので、右足に栄養点滴、右手足は拘束されています。その姿を見る私もつらいのですが、
本人は拘束なんて全く望まない性格です。
お見舞いは、土日祝日しか会いに行けず、身寄りは一人娘の私しかいません。平日の５日間、父はどんな想いで天井を見てるかと思うと、いたたまれません。
私の意志で父の命を終わらすのも辛いですが、点滴と拘束は、一刻も早く取り除いてあげたい。
最後にやってあげてよかったことや、治療を中止する決断のきっかけになったことなどを 教えてください。
血管型認知症、糖尿病です。
3月3日には一緒に歩いて、駅前の喫茶店で、コーヒーとトーストを食べられました。言葉は少ないですが会話もできました。
3月7日、左マヒを起こし食事が取れないようだと連絡があり、脳梗塞の治療のため、全身拘束で点滴治療を１週間しました。その間、ベッドに張り付けで絶食です。
脳梗塞による嚥下障害が残り、
3月14日の面会時には
スプーンを口へ持っていっても、手を振って、拒否するか、口を開きませんでした。
話すこともしませんでした。
現在父は、左マヒなので、右足に栄養点滴、右手足は拘束されています。その姿を見る私もつらいのですが、
本人は拘束なんて全く望まない性格です。
お見舞いは、土日祝日しか会いに行けず、身寄りは一人娘の私しかいません。平日の５日間、父はどんな想いで天井を見てるかと思うと、いたたまれません。
私の意志で父の命を終わらすのも辛いですが、点滴と拘束は、一刻も早く取り除いてあげたい。
最後にやってあげてよかったことや、治療を中止する決断のきっかけになったことなどを 教えてください。
第94回（午前113）
1軽度認知症のある高齢者が「隣のベットの人に腕時計を盗まれた」と訴えた。
対応で適切なのはどれか
1.再度探すように促す
2.一緒に隣の人に尋ねる
3.話を聞いて一緒に探す
4.看護師が探す 回答3
演習問題
次の文を読み問いに答えよ
Aさん（77歳、女性）は、娘夫婦と2人の孫と5人で暮らしている。Aさんは、4年前にアルツハイマー病と診断された。最近になってAさんは、通帳や印鑑の置き場所を忘れて、「娘が盗った」と近所の人に話したり、一人で外出しては家がわからなくなり、警察に保護されることが多くなった。入院後は、食事をしてしばらくすると、「まだ食事をしていない」と訴えたり、パジャマを裏返しにして着たりする行動がみられている。
・入院して1週間後、Aさんは「指輪がなくなった。さっき来た男の人が盗んだに違いない」と看護師に訴えてきた。Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1.「指輪は病院に持って来られませんでしたよ」と説明した。
2.いつ、どこに置いたのか、どのような指輪なのか詳しく聴いた。
3.「一緒に探してみましょう」といった。
4.「同質の患者さんにどんな男の人だったか聞いてみましょう」と言った。 回答3
第101回（午後）
次の文を読み103〜105の問いに答えよ。
Aさん（99歳、女性）は、特別養護老人ホームに入所している。脳卒中の後遺症で左片麻痺がある。肺炎をきっかけに寝たきりになり、食事摂量が低下した。Aさんは「私はここで最後を迎えたい。痛い思いはしたくない。死ぬときは苦しまないようにしてもらいたい」と何度も話すようになった。娘夫婦と孫とが頻回に面会に来ている。医師が家族に回復の見込みが低いことを伝え、家族は特別養護老人ホームでの看取りに同意した。
103 Aさんは「一人で死ぬのは寂しい」と看護師に話した。看護士の対応で最も適切なのはどれか。
1.「死ぬときは苦しくないようです」
2.「Aさんは十分頑張ってきましたね」
3.「できるだけAさんんのそばにいますよ」
4.「そんんなことを言うと家族が心配しますよ」 予想回答3
104 Aさんはほとんど食事を摂らなくなり、尿量も減少してきた。自発的な動きが減少し、傾眠状態となった。Aさんの家族への看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.「状態が不安定なのでケアは職員で行いますね」
2.「これからは家族が目を離さないでくださいね」
3.「刺激せず、なるべくそっとしておいてくださいね」
4.「これからの経過について説明しますね」 予想回答4
105 Aさんは深い昏民状態になり、四肢の冷汗、チアノーゼ及び下顎呼吸が出現してきた。痰は絡んでない。医師は付き添っていた家族にAさんの死が近いことを告げた。 Aさんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.見守る
2.下肢を挙上する
3.酸素吸入する
4.気管内吸引する 予想回答1
長々と申し訳ありませんが、「認知症患者の徘徊や失くし物に関する問題は、一緒に探す、一緒に徘徊するが国家試験的には正解だから、実際は違うけどね。一緒に徘徊したって眠らないものは眠らないから」と講師が言っていたのを思い出しました。その講師の言葉からも、試験と実際とでは異なることもあると予想されます。徘徊に関する問題で、講師の言っていたことに沿う問題を見つけることができませんでしたが、上記事例の様な場合、実際はどのようにしたらいいのでしょう？トピずれかもしれませんが、認知症、ターミナルに関するトピが上がっていましたので、質問したく思いました。
1軽度認知症のある高齢者が「隣のベットの人に腕時計を盗まれた」と訴えた。
対応で適切なのはどれか
1.再度探すように促す
2.一緒に隣の人に尋ねる
3.話を聞いて一緒に探す
4.看護師が探す 回答3
演習問題
次の文を読み問いに答えよ
Aさん（77歳、女性）は、娘夫婦と2人の孫と5人で暮らしている。Aさんは、4年前にアルツハイマー病と診断された。最近になってAさんは、通帳や印鑑の置き場所を忘れて、「娘が盗った」と近所の人に話したり、一人で外出しては家がわからなくなり、警察に保護されることが多くなった。入院後は、食事をしてしばらくすると、「まだ食事をしていない」と訴えたり、パジャマを裏返しにして着たりする行動がみられている。
・入院して1週間後、Aさんは「指輪がなくなった。さっき来た男の人が盗んだに違いない」と看護師に訴えてきた。Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1.「指輪は病院に持って来られませんでしたよ」と説明した。
2.いつ、どこに置いたのか、どのような指輪なのか詳しく聴いた。
3.「一緒に探してみましょう」といった。
4.「同質の患者さんにどんな男の人だったか聞いてみましょう」と言った。 回答3
第101回（午後）
次の文を読み103〜105の問いに答えよ。
Aさん（99歳、女性）は、特別養護老人ホームに入所している。脳卒中の後遺症で左片麻痺がある。肺炎をきっかけに寝たきりになり、食事摂量が低下した。Aさんは「私はここで最後を迎えたい。痛い思いはしたくない。死ぬときは苦しまないようにしてもらいたい」と何度も話すようになった。娘夫婦と孫とが頻回に面会に来ている。医師が家族に回復の見込みが低いことを伝え、家族は特別養護老人ホームでの看取りに同意した。
103 Aさんは「一人で死ぬのは寂しい」と看護師に話した。看護士の対応で最も適切なのはどれか。
1.「死ぬときは苦しくないようです」
2.「Aさんは十分頑張ってきましたね」
3.「できるだけAさんんのそばにいますよ」
4.「そんんなことを言うと家族が心配しますよ」 予想回答3
104 Aさんはほとんど食事を摂らなくなり、尿量も減少してきた。自発的な動きが減少し、傾眠状態となった。Aさんの家族への看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.「状態が不安定なのでケアは職員で行いますね」
2.「これからは家族が目を離さないでくださいね」
3.「刺激せず、なるべくそっとしておいてくださいね」
4.「これからの経過について説明しますね」 予想回答4
105 Aさんは深い昏民状態になり、四肢の冷汗、チアノーゼ及び下顎呼吸が出現してきた。痰は絡んでない。医師は付き添っていた家族にAさんの死が近いことを告げた。 Aさんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.見守る
2.下肢を挙上する
3.酸素吸入する
4.気管内吸引する 予想回答1
長々と申し訳ありませんが、「認知症患者の徘徊や失くし物に関する問題は、一緒に探す、一緒に徘徊するが国家試験的には正解だから、実際は違うけどね。一緒に徘徊したって眠らないものは眠らないから」と講師が言っていたのを思い出しました。その講師の言葉からも、試験と実際とでは異なることもあると予想されます。徘徊に関する問題で、講師の言っていたことに沿う問題を見つけることができませんでしたが、上記事例の様な場合、実際はどのようにしたらいいのでしょう？トピずれかもしれませんが、認知症、ターミナルに関するトピが上がっていましたので、質問したく思いました。
>徘徊に関する問題
ここでいう「徘徊」の意味ですが、不明なあるいは不可解な目的で、病院や施設などの屋内を歩き回ること、というほどのことでよろしいでしょうか。
>一緒に徘徊したって眠らないものは眠らないから
という講師さんの言ってることもよくわからないのですが、「眠らせる」などのように予め設定した目的を遂行しようとすると、うまくないことが多いように思います。
上記の意味の「徘徊」ですと、個人的経験からの印象ですが、その理由として「眠いから寝たい」というのはむしろあまり多くないようで、
・トイレに行きたい
・家に帰りたい
・イヤな職員がいるので逃げたい
この辺がトップ３ではないかという感じがします。
ここでいう「徘徊」の意味ですが、不明なあるいは不可解な目的で、病院や施設などの屋内を歩き回ること、というほどのことでよろしいでしょうか。
>一緒に徘徊したって眠らないものは眠らないから
という講師さんの言ってることもよくわからないのですが、「眠らせる」などのように予め設定した目的を遂行しようとすると、うまくないことが多いように思います。
上記の意味の「徘徊」ですと、個人的経験からの印象ですが、その理由として「眠いから寝たい」というのはむしろあまり多くないようで、
・トイレに行きたい
・家に帰りたい
・イヤな職員がいるので逃げたい
この辺がトップ３ではないかという感じがします。
>ここでいう「徘徊」の意味ですが、不明なあるいは不可解な目的で、病院や施設などの屋内を歩き回ること、というほどのことでよろしいでしょうか。
そんな感じだと思います。確かに徘徊するには本人なりに理由や目的があるようですね。「一緒に徘徊しても眠らないものは眠らないから」という講師の言葉から、日中ならともかくやっぱり夜は眠ってもらいたいのかな？という印象をうけたのですが、夜間だと本人と一緒に徘徊するというのは時に難しいこともあるのかな？実際は薬剤を使ったりもするのかな？と思ったりしました。なぜなら、施設に入っている高齢の方が施設のスタッフと一緒にあるいはスタッフだけが、安定剤や眠剤の処方箋をとりにきているのを見たことがあったので、講師の言葉に対し「そりゃそうだろうな」思い、実際にはどうなんだろうと思ったしだいです。
そんな感じだと思います。確かに徘徊するには本人なりに理由や目的があるようですね。「一緒に徘徊しても眠らないものは眠らないから」という講師の言葉から、日中ならともかくやっぱり夜は眠ってもらいたいのかな？という印象をうけたのですが、夜間だと本人と一緒に徘徊するというのは時に難しいこともあるのかな？実際は薬剤を使ったりもするのかな？と思ったりしました。なぜなら、施設に入っている高齢の方が施設のスタッフと一緒にあるいはスタッフだけが、安定剤や眠剤の処方箋をとりにきているのを見たことがあったので、講師の言葉に対し「そりゃそうだろうな」思い、実際にはどうなんだろうと思ったしだいです。
- mixiユーザー
- ログインしてコメントしよう！
|
|
|
|
