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U-DO!コミュのDAY7「R25のつくりかた」レビュー

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みなさん、今日はありがとうございました。

下記、レビューです。

【ペルソナの手法が活かされている部分】

■ランキン&レビューの字数や内容、表紙に対する考え方(アイドルでなく賢く見えるようなもの)、
配布場所としてのM1のケモノミチなど、「帰りの電車で読む」という具体的シーンを想定していないと、
これらの内容は違ったものになっていた。

■やってはいけない事を、内容だけでなく文章レベルまで落とし込んでいる。

・『知ったかぶりをしない』
→「R&R」では識者のコメントを元に、
「○○みたいです」「○○なようだ」という等身大な語り方。
→「25歳の理科学ドリル」
→まさにテーマそのものが『「知ってる」から「分かる」』

・『遊び心を忘れない』
→表紙や広告への取組方、疲れないし飽きない内容で実感。

・『無責任に頑張れと言わない』、『上から目線に立たない』
→兄貴分としての『つきぬけた瞬間』は、内容も上記視点に留意
→「緊張」「失敗談」「等身大」という視点の内容

■webサイトもあるが、本でパラパラっと読みたい内容
→全体像の把握、自分の興味ある所だけをピックアップできる

■ポータルしか見ない世代に対して、紙のポータルを提供
→自分の知らないことで興味を持ったことにアクセスできる

■100万部刷ってもぶれない内容
→M1のイタコ化までしてのペルソナ掘り下げの成果

【その他、「R25」について】

■内容として成功した理由

・「今のままじゃ目標に届かない」突き抜けた高い目標の存在
→今までの手法の否定
→「止めておいた方がいい」と言うドリームキラーに流されず決断
→ブレイクスルー
→雑誌分野のプロダクトアウト発想から、マーケットイン発想へ

・お客様の欲しいものを売る為に、まずお客様に聞く
→「R25」の場合は、M1の抱くコンプレックスの除去
→お客様も気付いていないニーズに対してを提案するのが
ビジネスの差別化(M1は一見クール、でも一皮向けばアツイ)


■なぜビジネスで成功していないのか?

・ビジネスのブレイクスルーが無かった
→収益上の突き抜けた目標の欠如
→フロントエンド(=難易度の高い1回目の取引の
ハードルを下げる商品…やずやの無料配布)で引き付けた顧客を
バックエンド(利益を取っていく商品)に結びつける視点の欠如

・有料なら買うか→買わない
・バリューチェーンが描けていないのでは?
→提供した情報・集めた情報に対する収益への転換策が見えない
→営業力の不足?
→ナショナルクライアント獲得の為の広告代理店に頼らざるを得ない


【自社のサービス・商品でペルソナが出来ている所、出来ていない所】

■岩木さんの「キッズパス」について詳細な説明と議論。

・キッズパス運営の難しさ
→部門横断でキーワードをぶらさない事の難しさ
(ex:飲食サービスが単なる割引で終わってしまっている)
→本来なら「子供が主役」というキーワードを元に
一貫した施策があるべき)

→最前線は顧客視点なのに、運営サイドは上司を見てしまっている

■誤解の生み出す損失と埋没する価値

・USJのリピーター数はディズニー以上
→認知されていない


以下、ご参考までに。

最後に、大西が会の途中で20代と30代の違いについて話をしましたが、
参考文献を一応載せておきます。
それぞれ定量的アプローチと定性的アプローチ、
両極端の視点からそれぞれ迫っており、
定性側からアプローチしている後者の本が、
行動特性までスタディするにあたっては非常に参考になりました。
今後10年は、いわゆる20代以下の若者の行動特性は
30代とは一線を画したものになる、というのが非常に興味あるところです。

■欲しがらない若者たち 山岡 拓著. 日本経済新聞出版社
社会の非成長、モノあまり社会から来る
大量消費社会から共感・共振型消費社会へのシフトを論じています。

■近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」
原田曜平 光文社新書
幼い頃からの携帯の所持がもたらす、
村社会化と既視感による閉塞感、ネットワーク拡大を論じています。

あと、「R25のつくりかた」を読んでいて、ふと思い出したのが、
心理学としての買物行動のアプローチを説明した以下の本です。

■なぜこの店で買ってしまうのか パコ アンダーヒル 早川書房

入社時の課題図書だったのですが、
小売りをする以上、来店頻度の高いお客様の事を良く知らないといけない、
というのを入社時の感想文で書いたのを思い出しました。

以上です!

今回も盛り上がりましたね!

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