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Billy Cobhamコミュの知ったかヒストリー7(’74番外編)

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今回の番外編は、「スペクトラム」で参加した
ギタリスト、トミー・ボーリンについて
自己満足的読み物始めます。

トミー・ボーリン、本名トーマス・リチャード・ボーリン。
アメリカアイオワ州で1951年8月1日に生まれる。
一時期日本で「彼はインディアンの血を・・・」なんて
くだらない噂も流れましたが、
父はスカンジナヴィア人で母はシリア人でした。
兄弟はジョンとリックという2人の弟がいます。
(現在この弟のジョンが未発表のトミーの音源を
CDで公式発表しているのです。)

さて、彼が楽器を始めたのは12歳頃と言われています。
最初はドラムを考えたようですが、フルセットは高嶺の花
結局、65ドルでアンプとギターのセットを買ったようです。
その後すぐにグレッチの「カントリー・ジェントルメン」を
手に入れたとされています。

ギターはほぼ独学、レコードを聴いて勉強。しかし
学校で音楽の授業だけはまじめにやったようです。

13歳頃からバンド結成 2バンド目の「A Patch of Blue」
の時、通っていた高校から「髪の毛を切れ・・・」などを言われ
学校と激しく対立。
家族とともにコロラド州デンヴァーへ移ったのです。

1967年、まだ15歳のトミー少年はデンヴァーの
ラリマー・ストリート(いわゆる歓楽街)で多くの
ミュージシャンと出会い「American Standard」という
バンドでギターを弾く事となるのです。
およそ1年して1968年、我がBilly師匠と出会うこととなる
あの「Zephyr」(ゼファー)を結成した時トミーは17歳でした。
このデンヴァー時代に一つ上のジャズやブルースを勉強したと
言われています。

「Zephyr」(ゼファー)がメジャーデビューしたのは1970年
すぐにメジャー・レーベル ワーナー・ブラザースが手を挙げ
セカンドをリリース
バンドはブルース・ロックを主体としていました。
しかし、1971年にトミーは脱退 最後の演奏はサンタモニカでの
「マウンテン」の前座でした。

その後当時のドラマーと「Energy」を結成します。
(この結成に関しての年代は結構あやふやです)

このバンドはジャズフュージョンを目指したとされています。
それはその時トミーがマハヴィシュヌ・オーケストラの
ジョン・マクラフリンに強く影響されていたからなのです。

バンドはメジャーデビューしなかったのですが、
バンドメンバーでフルートのジェレミー・スティグの
ソロアルバムのためにニューヨークへ行った際
そのスタジオで出会ったのが、
まだマハヴィシュヌにいたBilly師匠だったのです。

その時のメンバー
ジェレミー・スティグ フルート
トミー・ボーリン ギター
ヤン・ハマー キーボード
ビリー・コブハム ドラム
ジーン・パーラ ベース

この時ヤン・ハマーが持ってきた曲の一つが
「シスター・アンドレア」だったといいます。

(もしこのアルバムの詳細がわかる方いらっしゃいましたら
書き込んでください。)

この時の出会いであの名作が創られる事となったのです。
「スペクトラム」はジャズファンならずロックファンにも
話題を呼びトミー・ボーリンの名前は世界中に
鳴り響いたのです。
(「スペクトラム」に関しては前回書いたので省きます)

1973年トミー・ボーリン21歳の出来事でした。

その後は皆さんご存知のように
「ジェイムス・ギャング」の脱退を決めていた
ジョー・ウォルシュは
「スペクトラム」を聴いてトミー・ボーリンをバンドに紹介
まる1年間で2枚のアルバム「Bang」(写真1)と「Miami」を
残しトミーは1974年に脱退

すぐさまアルフォンソ・ムウゾンの
「マインド・トランスプラント」にジェイ・グレイドンや
リー・リトナーと肩を並べて参加
ベーシストは「Energy」のときのスタンリー・シェルダン

1975年カナダのバンド「MOXY」でギターソロで参加
「Dr.John」の「The night tripper」でセッション参加
(ちょっと不確実な情報です)

5月からソロアルバム「ティーザー」(写真2)の制作を開始
トミーは多くのベースに盟友スタンリー・シェルダンを起用し
ヤン・ハマー、デイヴィッド・サンボーン、ジェフ・ポーカロ
ナラダ・マイケル・ウォルデン、フィル・コリンズなど
素晴らしいメンバーがサポートしたのでした。

この「ティーザー」にBilly師匠が出ていたらと思うのですが、
この頃トミーの拠点はロサンゼルス、師匠はニューヨーク中心に活動していてスケジュールが合わないのは仕方のない事
だったかも知れません。

「ティーザー」の制作途中でオファーが有ったのが
「ディープ・パープル」でした。
ギターのリッチー・ブラックモアが抜けて
その後がまを捜していた「ディープ・パープル」は
あの「スペクトラム」を聴いていた
デイヴィッド・カヴァーディルが
トミーを推薦したのでした。

しかし、「ディープ・パープル」のトミー・ボーリン起用は
それがあまりにもアメリカ市場を意識しすぎたため
失敗に終わり、1976年3月
バンド解散という憂き目に遭ってしまうのでした。
(公式には7月ですが実際トミーは4月には自分のバンドで
活動を再開しているので)

「ディープ・パープル」での悪評を一掃しようと
5月には2枚目のソロアルバム「プライヴェート・アイズ」の
(写真3)制作を開始し7月に発表
これからという矢先の出来事でした。

ジェフ・ベックのツアーの前座をしていた12月4日(3日?)
マイアミのホテルで二度と帰らぬ人となってしまったのです。

享年25歳

死因はヘロインの過剰摂取。

あまりにも急ぎすぎた人生だったのです。

コメント(5)

このシリーズたいへん興味深く読ませていただいてます。

トミー・ボーリンは、師匠のスペクトラムを入手してクレジットを見たとき、もしやリッチ・ブラックモアの後がまの人と思ったのですが、やはりそうだったのですね。

つづきに期待してます。
>>(もしこのアルバムの詳細がわかる方いらっしゃいましたら書き込んでください。)

すみません。先にあやまっときますが、結論から言えばわかりませんでした。
ちょこっと調べてみましたが、ジェレミー・スタイグのオフィシャルサイトのディスコグラフィー(http://www.jeremysteig.info/index.html)にはそのようなアルバムの記録はありませんでした。
ただ、Tommy Bolin From The Archives, Vol.1&2 に収録されてる2曲は、まさしくそのメンバーによるものです。同アルバムには「Demo Jeremy Steig」と書いてあるので、未発表アルバムになったのかもしれませんね。なお、ジーン・パーラはエルビン・ジョーンズなどとの共演で知られるベーシストで、ヤン・ハマーとも交流があるようです(エルビンの「On The Mountain」で共演してますね)。

あと、同時期のもので残されている録音としては、TOMMY BOLIN FEVERという15枚組みの海賊盤のVol.2&3 があります。
http://www.thehighwaystar.com/rosas/bolin/bolinli.htm
http://www.venco.com.pl/~piotrus/boots/tb/fever.htm
但し、音質ムチャクチャ悪くてドラムの音とか細かい部分が全然聞き取れません。曲名のクレジットは無く、メンバーは「Bolin/Steig/Hamer/Cobham/Gomez」としか記述されていません。たぶん時期的に見てベースはエディ・ゴメスなんでしょうね。
>どおく
いろいろありがとうございます。
近いうち「The Archives・・・」のほうは手に入れようと思ってます。
ゼファーの『Going Back To Corolado』は、発売が遅れ1971年に発表されたが、ジェレミー・スタイグをはじめとするジャズ畑の面々とニューヨークでセッションを重ねていた(『Fever Vol.2 & 3』の音源)トミー・ボーリンは、ゼファーに飽き足らなくなり、ドラムのボビー・バージとともに1971年初頭には脱退し、コロラド州デンバーにジェレミー・スタイグのソロ・アルバム『Energy』の制作のために参集。
しかし、アルバム制作は暗礁に乗り上げ、ジェレミー・スタイグは制作を断念しニューヨークへ戻ってしまい『Energy』は現時点で未発表のまま。
「シスター・アンドレア」はその時に残された音源ですね。
トミー・ボーリン他の残されたメンバーはグループ名として「Energy」を名乗り活動するが、レコード契約が取れず自然消滅してしまう。
トミー・ボーリンはゼファーの再結成などを模索しつつ1972年12月の『Spectrum』のレコーディングに参加。
翌1973年には同じくデンバーを拠点にソロ活動をしていたジョー・ウォルシュの紹介で、『Spectrum』のデモ・テープを持ってジェームス・ギャングのオーディションに参加し、2代目ドミニク・トロイアーノの後釜として3代目ギタリストの座を射止る。
以上推測を含みますが、こんな流れではないでしょうか♪
>こねあな
なるほど!バンド「Energy」の開始年がいろいろあるのはこのためなんですね?

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